グレゴリーの人気リュック、ジャーニーマン。V2モデルも登場し、旧モデルのジャーニーマンのレビューや、新しいV2のレビューを探している方も多いのではないでしょうか。また、具体的に両者の違いを比較したいという声もよく聞きます。
さらに、大容量モデルだからこそ、登山で使えるのか、小柄な女性が使うにはどうなのか、そして普段使いでの具体的な使用感など、気になる点は多岐にわたりますよね。この記事では、そんな疑問を解決するために、ジャーニーマンとジャーニーマンV2の情報を網羅的に解説します。
この記事でわかること
①ジャーニーマンとV2の基本的な特徴
②両モデルの具体的な違いを比較解説
③登山や普段使いなどシーン別の使用感
④女性が選ぶ際のポイントと注意点
グレゴリーのジャーニーマンとv2の違いとレビュー:概要

✅そもそもジャーニーマンとは?
✅ジャーニーマンのレビュー
✅V2のレビュー
✅マイナーチェンジ?2つの違いを比較
そもそもジャーニーマンとは?
グレゴリーのジャーニーマンは、「背負うスーツケース」とも言えるコンセプトを持つ、大容量のバックパックです。その最大の魅力は、メインコンパートメントが二枚貝のように180度大きく開く構造にあります。これにより、旅行時のパッキングが非常にしやすく、荷物の整理や出し入れがスムーズに行えるのです。
容量は約30Lと、2〜3泊程度の旅行や出張にも十分対応できるサイズ感を持っています。スクエア型のすっきりとしたフォルムは、大容量でありながらもスマートな印象を与え、タウンユースからビジネスシーン、アウトドアまで幅広く活用できるデザイン性が人気の理由です。
グレゴリーは1977年にアメリカで設立されたバックパックブランドで、人体構造に基づいた最高の背負い心地を追求し続けています。ジャーニーマンにも、その哲学は息づいており、長時間の使用でも疲れにくいショルダーハーネスなど、品質と機能性においても高い信頼を得ています。
まさに、旅や日常の頼れる相棒となるバックパックと言えるでしょう。
ジャーニーマンの基本コンセプト
- スーツケースのように大きく開くメイン収納
- 2〜3泊の旅行に対応する約30Lの大容量
- スマートな印象を与えるスクエア型デザイン
- グレゴリーならではの高い品質と背負い心地
ジャーニーマンのレビュー
ここでは、V2が登場する前の「ジャーニーマン」のレビューについて、良い点と気になる点をまとめて解説します。
良い点:多機能性と堅牢な作り
旧モデルのジャーニーマンは、多くのユーザーからその使い勝手の良さが高く評価されていました。特に、リュックとして背負うだけでなく、サイドハンドルを使って手提げバッグのように持てる2way仕様は、ビジネスシーンや電車内などで非常に便利です。
また、グレゴリー製品の多くに採用されているYKK製の10番ジッパーは、非常に頑丈で開閉がスムーズ。大きめのジッパープルは掴みやすく、ストレスなく荷物にアクセスできます。スーツケースのように大きく開くメインポケットの利便性は言うまでもなく、旅行好きから絶大な支持を得ていました。
サイドにあるコンプレッションベルトも地味ながら便利な機能です。荷物が少ない時はリュックを薄く見せ、多い時は容量を確保できる上に、防犯性を高める効果もあります。
気になる点:自立しにくい構造
一方で、多くのレビューで見られた注意点が、リュックが自立しにくいという点です。床に置くと倒れてしまうことが多く、中に入れているPCなどの精密機器への衝撃や、飲み物の漏れなどを心配する声がありました。カフェや出先でリュックを床に置く際には、壁に立てかけるなどの工夫が必要になる場面もあるようです。
自立しないことによるデメリット
床に置いた際に倒れると、リュックの底面が汚れたり、中身に衝撃が加わる可能性があります。特に精密機器を持ち運ぶ際は、インナーケースに入れるなどの対策をすると、より安心して使用できます。
V2のレビュー
シフレの【折りたたみボストンバッグ】ガバっとモノが入るので便利で大荷物の日のマストアイテムではあったのですが。
— マギー/菊由 (@kikuyosi_maggie) July 25, 2024
今回連れ出したのは
パイセン@twelve38tattoに譲ってもらったグレゴリーのジャーニーマン
驚異の収納力、細かなポケットが本当に便利
ありがとうございます😍 pic.twitter.com/X2qDm7yvnU
次に、現行モデルである「ジャーニーマンV2」のレビューについて、進化したポイントや注意点を掘り下げていきます。
良い点:収納力と細部の使いやすさが向上
ジャーニーマンV2は、旧モデルの良さを引き継ぎつつ、さらに収納力が強化されています。特にポケットの数が増え、PC専用コンパートメントが外部から直接アクセスできるようになるなど、現代のニーズに合わせたアップデートが施されました。
ユーザーからは、「ドローンやカメラ機材、着替えまで全て一つにまとまる」「ポケットが多いので、荷物の定位置を決められて忘れ物が減った」といった声が上がっています。生地の頑丈さも健在で、多少ラフに扱っても安心感があり、キャンプやアウトドアシーンでも活躍します。
また、シンプルなデザインの中に、グレゴリーのアイコンでもあるレザージッパープルが良いアクセントになっており、見た目のカッコよさを評価する声も多いです。
気になる点:重量とポケットの深さ
多機能で頑丈な作りである一方、V2モデルの気になる点としては、まずリュック自体の重さが挙げられます。本体だけで約1.3kgあり、荷物を入れるとさらに重くなるため、初めて背負った際には少し重いと感じるかもしれません。
ただ、グレゴリー特有の優れたショルダーハーネスのおかげで、背負ってしまえば重さは分散されやすいです。もう一つの注意点は、メイン収納のポケットが深く、仕切りが少ない点です。
大容量であるがゆえに、小物をそのまま入れると底の方で迷子になってしまう可能性があります。このため、多くのユーザーはバッグインバッグやポーチなどを活用して、リュックの中を整理整頓しているようです。
V2は完全防水ではありません。小雨程度であれば問題ありませんが、大雨の中ではジッパーの隙間などから水が浸入する可能性があります。防水性を過信せず、雨の強い日にはレインカバーを使用するのがおすすめです。
マイナーチェンジ?2つの違いを比較
ジャーニーマンとジャーニーマンV2は、一見すると非常に似ていますが、細かな点でアップデートが加えられています。「V1」という公式モデルはなく、マイナーチェンジを繰り返してV2へと進化しました。ここでは、両者の主な違いを表で比較してみましょう。
項目 | ジャーニーマン(旧モデル) | ジャーニーマンV2 |
---|---|---|
サイズ | タテ50cm x ヨコ34cm x マチ19cm (約) | タテ50cm x ヨコ28.5cm x マチ18.5cm |
重量 | 約1145g | 約1270g〜1370g |
ポケットの数 | 8 (外側4/内側4) | 11 (外側4/内側7) |
PCコンパートメント | 内部にスリーブあり | 外部から直接アクセス可能な専用コンパートメント |
その他の特徴 | – | 内部のジッパー付きメッシュポケット増設 |
最も大きな違いは、ポケットの数とPCコンパートメントの仕様です。V2では内部のオーガナイザーが充実し、小物の仕分けがしやすくなりました。特に、PCを素早く取り出せる独立したコンパートメントは、ビジネスユーザーや学生にとって非常に大きなメリットと言えます。
一方で、機能性が向上した分、若干重量が増加しています。デザイン面では大きな変更はありませんが、より現代のライフスタイルに合わせて最適化されたのがV2モデルであると理解すると良いでしょう。
グレゴリーのジャーニーマンとv2の違いとレビュー:深掘り

✅普段使いのメリット
✅登山で使えるか?
✅ジ女性が使う場合の注意点
✅総括!グレゴリーのジャーニーマンとv2の違いとレビュー
普段使いのメリット
ジャーニーマンは旅行用のイメージが強いですが、普段使いにも多くのメリットがあります。最大の利点は、その優れた収納力と整理のしやすさです。
例えば、V2モデルに搭載されたPC専用コンパートメントは、通勤・通学で毎日ノートPCを持ち運ぶ人にとって非常に便利です。クッション性が高く、他の荷物と干渉しないため安心して収納できます。さらに、書類なども分けて収納できるため、折れ曲がる心配がありません。
また、スクエア型のデザインは、カジュアルな服装だけでなく、ジャケットスタイルなど少しきれいめなコーディネートにも合わせやすいです。
大容量でありながらも、コンプレッションストラップを締めれば荷物が少ない日でもスッキリとした見た目を保てるため、毎日の通勤バッグとしても違和感なく活用できます。頑丈な作りなので、重い荷物を日常的に運ぶ方にもおすすめです。
ジャーニーマンは登山で使えるのか?

「アウトドアでも活躍」と評されるジャーニーマンですが、登山での使用を考えている初心者の方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、日帰りのハイキングや軽登山、キャンプといったシーンには十分使えますが、数日間にわたる本格的な登山や、岩場のあるような専門的な登山には不向きな面があるため注意が必要です。
ここでは、登山で「使える点」と「注意すべき点」を初心者の方にも分かりやすく解説します。
登山で活躍するポイント
まず、ジャーニーマンが日帰りハイキングなどで活躍する理由を見ていきましょう。
- 抜群の頑丈さ
グレゴリー製品ならではの厚手で丈夫な生地は、登山道での木の枝や岩との擦れにも強く、簡単には破れません。タフな作りなので、多少ラフに扱っても安心感があります。 - 十分な容量と収納力
約30Lという容量は、日帰り登山で必要となるレインウェア、防寒着、水分、食料、救急セットなどを収納するのに十分な大きさです。スーツケースのように大きく開くため、荷物の準備や取り出しがしやすいのも嬉しいポイントです。 - 便利なコンプレッションストラップ
リュックの側面にある4本のストラップは、中の荷物をしっかり固定し、歩行中の揺れを軽減してくれます。また、上着やタオルなどを一時的に挟んでおくこともでき、便利に活用できます。
こんなシーンでおすすめ!
ジャーニーマンは、以下のような比較的軽度なアウトドア活動でその真価を発揮します。
- 高尾山や筑波山など、整備された登山道での日帰りハイキング
- キャンプやバーベキュー、音楽フェスなどの野外イベント
- 旅行先での散策や軽いトレッキング
本格的な登山で使う際の注意点
一方で、ジャーニーマンが「本格的な登山には不向き」とされる理由も理解しておくことが重要です。これは安全性や快適性に関わる大切なポイントです。
最大の理由は、荷物の重さを腰で支えるための「ウエストベルト」が本格的なものではない点です。
登山用のバックパックは、分厚くしっかりしたウエストベルト(ヒップハーネスとも言います)が付いています。これは、荷物の重さの6〜7割を肩ではなく、体で最も頑丈な骨盤で支えるための非常に重要なパーツなんです。これにより、肩への負担が劇的に減り、長時間でも疲れにくくなります。
ジャーニーマンにも位置調節可能なストラップ(スターナムストラップ)は付いていますが、これは胸の前で留めてリュックの揺れを防ぐためのもので、重さを分散させる機能は限定的です。そのため、重い荷物を背負って長時間歩く本格的な登山では、全ての重さが肩に集中し、ひどい肩こりや疲労の原因となってしまいます。
また、背面システムもシンプルな構造のため、登山専用パックのように背中の蒸れを効率的に逃がす機能や、背中のカーブにフィットさせるような調整機能はありません。
本格登山での注意点まとめ
- 肩への負担が大きい:荷物の重さを腰で支える機能がないため、すべて肩にかかる。
- 背中が蒸れやすい:通気性を重視した背面構造ではない。
- 専門機能の不足:ハイドレーションシステムのチューブを通す穴や、トレッキングポールを固定する専用ホルダーなどがない。
これらの理由から、ジャーニーマンはあくまで「アウトドアテイストのトラベル・デイパック」と考えるのが適切です。もしこれから本格的に登山を始めたいと考えているのであれば、最初はレンタルなどを活用し、いずれは登山専用のバックパックを検討することをおすすめします。
女性が使う場合の注意点
シンプルで性別を問わないデザインのジャーニーマンは、もちろん女性にも人気があります。しかし、購入を検討する際には、いくつかの注意点を考慮することをおすすめします。
最も重要なのはサイズ感と重量です。タテ50cmというサイズは、小柄な女性が背負うと少し大きく感じられるかもしれません。また、リュック本体だけで1kgを超える重量があるため、非力な方にとっては荷物を入れる前から負担に感じてしまう可能性があります。
可能であれば、実際に店舗で試着し、背負った時のバランスや肩へのフィット感を確認するのが理想です。もし試着が難しい場合は、現在使っているリュックのサイズや重量と比較検討してみてください。
女性が選ぶ際のチェックポイント
- 背面の長さ: 自分の背中の長さに合っているか。長すぎるとお尻に当たって歩きにくい場合があります。
- 重量: 荷物を入れていない状態で背負い、重すぎないかを確認しましょう。
- 全体のバランス: 鏡で全身を見て、大きすぎると感じないかチェックすることが大切です。
これらの点をクリアできれば、収納力が高くデザインもおしゃれなジャーニーマンは、旅行や荷物の多い日の心強い味方になってくれます。
総括!グレゴリーのジャーニーマンとv2の違いとレビュー
- ジャーニーマンはスーツケースのように大きく開く旅行向けバックパック
- 容量は約30Lで2泊3日程度の旅行や出張に対応
- スクエア型でスマートなデザインが特徴
- V2は旧モデルのマイナーチェンジ版にあたる
- V2ではポケット数が8個から11個に増加
- V2は外部アクセス可能なPC専用コンパートメントを搭載
- 機能性が向上した分、V2は旧モデルより少し重い
- レビューでは頑丈さや収納力が高く評価されている
- 注意点としてリュックが自立しにくいという声がある
- V2の気になる点として本体重量とポケットの深さが挙げられる
- 普段使いではPCや書類の持ち運びに便利
- 軽登山やハイキングには使えるが本格登山には不向き
- 本格的なウエストベルトがないため長時間の歩行では肩に負担がかかる
- 女性が使う場合はサイズ感と重量を事前に確認することが重要
- 購入前に店舗で試着するのが最もおすすめ