モンベルの定番ザック「ガレナパック」の購入を検討しているものの、どのサイズを選べば良いか迷っていませんか?本記事では、そもそもガレナパックとはどのような製品なのかという基本情報から、気になる20ℓの評判、25ℓの評判、そして30ℓの評判まで、各サイズのリアルな声を集めて詳しく解説します。
さらに、それぞれの登山レビューを基にした実用性や、普段使いでの評価にも焦点を当てます。3つを比較し、その違いを明確にすることで、あなたに最適なモデルが見つかるはずです。もちろん、メリットだけでなく購入前に知っておきたい残念なところまで、包み隠さずお伝えします。
この記事でわかること
①ガレナパックのサイズごとの特徴と最適な用途
②登山や普段使いなどシーン別のリアルな使用感
③購入前に知っておくべきメリットと注意点
④あなたにぴったりのガレナパックの選び方
モンベルのガレナパック20・25・30の評判をサイズ別に解説

✅そもそもガレナパックとはどんな製品?
✅20ℓの評判と特徴
✅25ℓの評判とサイズ感
✅30ℓの評判と収納力
そもそもガレナパックとはどんな製品?
mont-bellで新しいザック買ってしまった…ガレナパック30。20は何年か使ってたけどちっちゃくてあんまり入らなくて不満だったからついに買っちゃった。次の登山楽しみ🥰 pic.twitter.com/vDvNSwhqjA
— erinngorou2 (@erinngorou2) May 16, 2025
モンベルの「ガレナパック」は、登山初心者から経験者まで、幅広い層に支持されている人気のバックパックシリーズです。日本の大手アウトドアブランドであるモンベルが、「Light & Fast(軽量と迅速)」と「Function is Beauty(機能美)」というコンセプトを基に開発しました。
その最大の特徴は、軽量性、機能性、耐久性、そしてコストパフォーマンスの4つの要素が見事に調和している点にあります。日帰り登山から山小屋泊、さらには日常のタウンユースまで、様々なシーンに対応できる汎用性の高さが魅力と言えるでしょう。
ガレナパックの主な特徴
ガレナパックは、ユーザーの利便性を追求した多彩な機能を備えています。特に、脱いだ上着や地図などを素早く収納できるフロントの大型ポケットと本体の間の「コンプレッションポケット」は、多くのユーザーから高く評価されています。
また、標準でレインカバーが付属している点も、コストパフォーマンスの高さを感じさせるポイントです。素材には、軽量でありながら引き裂き強度に優れた「バリスティックナイロン」を採用。
これにより、アウトドアでのハードな使用にも耐えうる頑丈さと、長時間の行動でも負担になりにくい軽さを両立させています。これらの理由から、最初の一つとしてはもちろん、用途に応じたセカンドザックとしても選ばれ続けているのです。
20ℓの評判と特徴
ボロボロになった普段使い&軽ハイク用ザックを新調した。
— まあも (@mamochansw1911) September 18, 2025
購入したのはモンベルのガレナパック20!
メイン気室の他にも、フロントポケットやサイドポケット、小物入れ等も充実していて使い勝手良さそう。
レインカバーもついてるし👍
また長く使っていきたいな😄 pic.twitter.com/jiN5h6zwmK
ガレナパックシリーズの中で最もコンパクトな20Lモデルは、主に日帰りの低山ハイキングや、荷物が少ないタウンユースでその真価を発揮します。
評判を見てみると、「最低限の装備で軽快に歩きたい」という登山者に特に人気です。例えば、水、食料、レインウェア、防寒着といった日帰り登山の必需品を過不足なく収納できる絶妙なサイズ感が高く評価されています。また、そのコンパクトさから日常使いでも邪魔にならず、通勤や通学、ちょっとしたお出かけにもフィットします。
一方で、「思ったより荷物が入らなかった」という声も一部で見られます。特に、調理器具や多めの着替えなど、プラスアルファの装備を持ち運びたい場合には、容量不足を感じる可能性があります。購入を検討する際は、ご自身の登山スタイルや荷物の量を具体的にイメージすることが重要です。
20Lモデルのポイント
重量は約759gと非常に軽量です。ウエストベルトにはポケットが装備されており、小型ザックにありがちな「ベルトは紐だけ」という仕様ではない点も嬉しいポイント。小ぶりながらも、上位モデルの便利な機能をしっかりと受け継いでいます。
このように、ガレナパック20Lは軽さと機動性を重視する方に最適なモデルと言えます。用途を明確にすることで、非常に満足度の高い選択となるでしょう。
25ℓの評判とサイズ感
モンベルでガレナパックの25ℓを試着して良さそうなので買ってきました。
— 山深 (@Ambitious_Eve) September 20, 2021
というわけで12年間愛用してきたドイターのザックは無事役割を果たしてくれました。今までありがとう😭😭😭😭😭 pic.twitter.com/rVOMm67qNX
シリーズの中で最もバランスが取れたモデルとして人気なのが、この25Lモデルです。日帰り登山には十分な容量を持ちながら、大きすぎないサイズ感で、多くのユーザーから「ちょうどいい」と評価されています。
25Lの容量があれば、日帰り登山で必要となる基本的な装備に加えて、コーヒーセットなどの調理器具や、季節に応じた厚手の防寒着なども余裕を持ってパッキングできます。このため、少し荷物が多くなりがちな方や、山頂でゆっくり過ごしたい方に特におすすめです。
汎用性が非常に高く、一つのザックで登山から普段使いまで幅広くカバーしたい場合に最適な選択肢となります。また、このサイズには女性の体型に合わせて設計されたウィメンズモデルが用意されている点も大きな特徴です。
ウィメンズモデルとの違い
女性用モデルは、標準モデルに比べて背面長が短く(46cm)、ショルダーハーネスの形状も女性の骨格にフィットするように工夫されています。これにより、小柄な方でもザックが体にしっかりとフィットし、長時間の使用でも疲れにくいというメリットがあります。カラーバリエーションも専用色が用意されており、デザイン性を重視する方にも好評です。
20Lでは少し心許ないけれど、30Lは大きすぎると感じる方にとって、ガレナパック25Lはまさに理想的なサイズと言えるでしょう。
30ℓの評判と収納力
新しいリュックを入手したぞ!
— やくも2022 (@youkanman2022) August 4, 2024
モンベルのガレナパック30!登山仕様だからポッケたくさんあって旅行でも使えそうやな!! pic.twitter.com/RBiBtsZ91O
シリーズ最大の容量を誇る30Lモデルは、山小屋を利用した1泊2日の登山や、荷物が多くなる冬の日帰り登山などで活躍します。着替えや洗面用具など、宿泊に必要な荷物もしっかりと収納できる頼もしいサイズです。
ユーザーの評判を見ると、「余裕のあるパッキングができるので安心」という声が多く聞かれます。特に、天候の急変に備えてエマージェンシーキットを充実させたい方や、防寒対策でダウンジャケットなどを複数枚持ち歩きたい場合に、この容量が活きてきます。
容量が大きい分、ヒップベルトによる荷重分散効果もより重要になり、ガレナパックの優れたフィット感が疲労軽減に貢献します。レビューの中には、「マチが思ったより狭く感じる」という意見もありました。これはガレナパックが全体的にスリムな形状をしているためかもしれません。
しかし、その分、狭い登山道などでの取り回しがしやすいというメリットにも繋がっています。ただし、容量が大きいからといって、日帰り登山で安易に選ぶのは注意が必要です。ザックが大きいと、つい不要な荷物まで詰めてしまいがちになり、結果として体力を消耗する原因にもなります。
ご自身の主な登山スタイルが山小屋泊を含むかどうかが、30Lモデルを選ぶ一つの基準となるでしょう。もちろん、旅行用のバックパックとしても非常に使いやすく、汎用性の高いモデルです。
用途で比較!モンベルのガレナパック20・25・30の評判

✅3つを比較してわかる容量ごとの違い
✅それぞれの登山レビューから見る実力
✅登山だけじゃない!普段使いでの評価
✅購入前に知りたい残念なところとは?
✅まとめ:モンベルのガレナパック20・25・30の評判
3つを比較してわかる容量ごとの違い
ガレナパックの20L・25L・30Lは、基本的なデザインや機能は共通していますが、容量の違いによって最適な用途が異なります。どのサイズを選ぶべきか判断するために、まずはスペックを比較して、それぞれの違いを具体的に把握しましょう。
以下の表は、各モデルの主なスペックと推奨される用途をまとめたものです。ご自身の活動スタイルと照らし合わせながらご確認ください。
項目 | ガレナパック20 | ガレナパック25 | ガレナパック30 |
---|---|---|---|
容量 | 20 L | 25 L | 30 L |
重量 | 759 g | 818 g | 832 g |
背面寸法 | 53 cm | 53 cm | 53 cm |
最適な用途 | 日帰り低山ハイク、タウンユース | 日帰り登山全般、荷物が多めの方 | 山小屋泊(1泊)、冬期日帰り登山 |
選び方のポイント
表を見ると、重量は容量に比例して若干増加しますが、大きな差はありません。最も重要な選択基準はやはり「容量」と「最適な用途」です。「大は小を兼ねる」と考えがちですが、大きすぎるザックはパッキングがしにくく、重心が安定しない原因にもなります。
まずはご自身のメインとなる活動を基準に、最適な容量を見極めることが大切です。迷った場合は、日帰り登山で汎用性の高い25Lモデルがおすすめです。
ガレナパック25
— C・ウッソ (@C4306) August 15, 2017
装着感の良さ、機能性が半端ない。
リュックの普段使いは無いと考えていたが別物。
作業用で購入したけど普段使いも有り。
フィット感えぐい。 pic.twitter.com/fLayGYIb4S
それぞれの登山レビューから見る実力
ガレナパックが多くの登山者から支持される背景には、カタログスペックだけでは分からない、実際の登山シーンで「あって良かった」と感じられる数々の実用的な機能が備わっているからです。ここでは、多くのレビューで共通して高く評価されているポイントを深掘りし、なぜそれらの機能が登山を快適にするのか、具体的な理由と共に解説していきます。
①「肩が楽」と評判の、荷重を分散するヒップベルト
登山ザックで最も重要な機能の一つが、荷物の重さを効果的に分散させる仕組みです。多くのレビューで「長距離を歩いた後の肩の疲労感が全く違う」と絶賛されているのが、ガレナパックのしっかりとしたヒップベルトの存在です。
これは単なる飾りや固定用の細いストラップではありません。適度な厚みとクッション性を備えたパッドが内蔵されており、腰骨を包み込むように装着することで、ザックの全重量の多くを肩から腰へと移す役割を果たします。
特に、荷物が多くなりがちな25Lや30Lモデルで下山する際、このヒップベルトが重心を安定させ、体への負担を大きく軽減してくれるのです。また、不要な際には背面のポケットに収納できる設計も、普段使いでの利便性を高めています。
② 立ち止まらずに水分補給できる、秀逸なポケット配置
登山の快適性は、行動を中断する回数をいかに減らせるかに大きく左右されます。ガレナパックは、ザックを背負ったまま必要なものにアクセスできる、考え抜かれたポケット配置が特徴です。
ワンドポケット(サイドポケット)
両サイドに配置された伸縮性の高いメッシュポケットは、500mlから600mlのペットボトルや水筒がすっぽりと収まる絶妙なサイズ感です。レビューでは「きつ過ぎず、緩すぎない適度なフィット感で、歩行中にボトルが落下する心配がない」と評価されています。
これにより、水分補給のたびにザックを下ろす手間が省け、行動のリズムを維持できます。
ヒップベルトポケットとショルダーポケット
ヒップベルトの左右両方に備えられたポケットは、行動食や日焼け止め、スマートフォンのGPSで消費したバッテリーを補うためのモバイルバッテリーなど、頻繁に出し入れする小物の収納に最適です。
前述の通り、近年の大型スマートフォンは収納が難しいという点はありますが、すぐにエネルギー補給ができる利便性は、特に疲労時に大きなメリットとなります。
③ 変化する天候に即応する、コンプレッションポケット
ガレナパックの最も象徴的な機能と言えるのが、本体とフロントポケットの間に設けられた、この「コンプレッションポケット」です。山の天気は変わりやすく、体温調節のために上着を脱ぎ着する場面は頻繁に訪れます。
通常であればメインの収納スペースを開閉する必要がありますが、このポケットを使えば、脱いだレインウェアやウィンドブレーカーを文字通り「挟み込む」だけで、素早く一時的に収納できます。濡れたウェアをメインの荷室と分けておきたい場合にも非常に便利です。
多くのレビューで「この機能があるからガレナパックを選んだ」と言われるほど、一度使うと手放せなくなる利便性を誇ります。
④ コストパフォーマンスを高める、標準装備のザックカバー
登山用ザックの中には、ザックカバーが別売りとなっているモデルも少なくありません。その点、ガレナパックは全サイズに専用のザックカバーが標準で付属しており、購入後すぐにあらゆる天候に対応できる安心感があります。
ザックの底にある専用ポケットに収納されており、急な雨にも迅速に対応可能です。さらに、ただ付属しているだけでなく、カバーと本体をバックルで連結できるため、稜線などでの強風でカバーが飛ばされてしまうリスクを最小限に抑えます。取り外して洗濯や乾燥ができる点も、衛生的に使い続ける上で嬉しい配慮です。
ただし、一部のレビューでは付属カバーの耐水性に言及し、長時間の豪雨では浸水する可能性を指摘する声もあります。そのため、悪天候が予想される山行では、より耐水性の高い市販のカバーを別途用意するか、荷物を個別に防水スタッフバッグに入れるなどの対策を併用すると、さらに安心でしょう。
登山だけじゃない!普段使いでの評価

ガレナパックの魅力は、登山の機能性だけに留まりません。そのシンプルで洗練されたデザインは、街中にも自然に溶け込み、普段使いのリュックとしても非常に高い評価を得ています。
多くの登山用ザックは、機能性を重視するあまりデザインが過度にスポーティーになりがちですが、ガレナパックは落ち着いたカラー展開とスッキリとしたシルエットで、カジュアルな服装からオフィスカジュアルまで幅広く合わせやすいのが特徴です。特にブラックなどの定番色は、通勤・通学用として愛用しているユーザーも少なくありません。
また、登山で培われた収納力は日常生活でも役立ちます。サイドポケットには折りたたみ傘や水筒、フロントポケットにはすぐに取り出したいスマートフォンや定期入れを収納するなど、多彩なポケットが荷物の整理を容易にします。
ライブ遠征や普段使い用にリュックを購入。カリマーのtribute40、モンベルのレラパック30、ヌプリパック30が候補だったが店頭で見て決めたのはmont-bellガレナパック30!実際に手に取ってみないと判らないもんだ。決め手は雷鳥の里ポケットがあったから♪mont-bell解ってるじゃないか✨😉 pic.twitter.com/MlEQXXsx6B
— シィーレガ bh (@k6k6bh) June 23, 2024
内部にはハイドレーションパック用のスリーブがありますが、ここにノートパソコンやタブレットを収納しているという声も多く聞かれます(ただし専用の保護パッドはないため注意が必要です)。
軽量性と丈夫な素材、そして背負い心地の良さは、毎日使うデイパックとしても重要な要素です。登山と普段使い、両方のシーンで高いパフォーマンスを発揮するこの汎用性の高さこそ、ガレナパックが長く愛され続ける理由の一つなのです。
購入前に知りたい残念なところとは?
通勤用にガレナパック20買ったけど、多機能過ぎて持て余しそうだ! pic.twitter.com/OvrbaZLe28
— つめ (@t_u_m_a_4ji) March 9, 2024
多くのメリットがあるガレナパックですが、完璧な製品というわけではありません。購入後に「思っていたのと違った」とならないよう、レビューで指摘されているいくつかの注意点やデメリットについても正直にお伝えします。
ガレナパックの主な注意点
- 背面の通気性:背面パネルはクッション性がありフィット感は高いものの、他社製品に見られるような空間を設けた「背面メッシュ(トランポリン)システム」ではありません。そのため、真夏の長時間の行動などでは背中が蒸れやすいと感じるユーザーもいます。汗をかきやすい方は、この点を考慮する必要があります。
- ポケットのサイズ:ヒップベルトやショルダーハーネスのポケットは、行動食や鍵といった小物には便利ですが、近年の大型化したスマートフォンを収納するには小さいという指摘が多く見られます。スマホをすぐに取り出したい方は、別途ポーチなどが必要になるかもしれません。
- サイドポケットの深さ:サイドのワンドポケットは便利ですが、「もう少し深さが欲しい」という声もあります。背の高いボトルなどを入れた際に、屈んだ拍子に落とさないか少し不安に感じる場合があるようです。
- メイン気室の開閉:コンプレッションポケットのサイドストラップを留めたままだと、メイン気室のファスナーが全開にしにくい、という意見があります。奥の荷物を取り出す際には、一手間増えることを少し面倒に感じるかもしれません。
これらの点は、ガレナパックが持つ軽量性やシンプルな構造、コストパフォーマンスとのトレードオフとも言えます。ご自身の使い方や優先順位と照らし合わせて、許容できる範囲かどうかを判断することが大切です。
まとめ:モンベルのガレナパック20・25・30の評判
最後に、この記事の要点をまとめます。モンベルのガレナパックは、様々な側面から高い評価を得ているバランスの取れたバックパックです。サイズ選びや購入を検討する際の最終チェックとしてご活用ください。
- ガレナパックはモンベルを代表する人気バックパックシリーズ
- 軽量性、機能性、耐久性、価格のバランスが非常に優れている
- 20Lは日帰り低山ハイクやタウンユースに最適
- 25Lは最も汎用性が高く日帰り登山全般におすすめ
- 30Lは山小屋泊や冬期登山など荷物が多いシーンで活躍
- 女性の体型に合わせたウィメンズモデルも展開されている
- 荷重を分散するしっかりとしたヒップベルトが疲労を軽減
- 便利なコンプレッションポケットが一時的な収納に役立つ
- ザックカバーが標準で付属しコストパフォーマンスが高い
- シンプルなデザインで普段使いにも自然に馴染む
- 注意点として背面は蒸れやすいとの指摘がある
- スマホ収納にはポケットサイズが小さい場合がある
- 総じて登山初心者から経験者まで幅広くおすすめできる
- 自分の登山スタイルに合ったサイズ選びが最も重要
- 一つのザックで多様なシーンに対応したい人に最適