「そろそろちゃんとしたカメラバッグが欲しいな」と思い立ち、ピークデザイン(Peak Design)のエブリデイスリングに辿り着いたものの、最後の最後で壁にぶつかっている方は多いのではないでしょうか。
そう、「6Lにするべきか、10Lにするべきか」というサイズ選びの悩みです。
決して安い買い物ではありませんし、サイズ選びに失敗して「レンズが入らなかった!」とか「大きすぎて普段使いしにくい…」なんて後悔は絶対にしたくないですよね。
ネット上のレビューを見ても、自分と全く同じ機材構成の人はなかなかいませんし、カタログスペックの数字だけ眺めていても、実際の使い勝手まではイメージしきれないのが正直なところでしょう。

実はこの2つのモデル、単なる「SサイズとMサイズ」といった容量の違いだけではありません。そこには、70-200mmのような望遠レンズの運用方法や、iPad ProやMacBookといったデジタルデバイスとの親和性において、決定的な「性格の違い」が存在します。
初級者から中級者くらいまでの登山コースでカメラを持っていく方もいると思います。
今回は、実際に両方のサイズを徹底的に比較検討し、それぞれのメリット・デメリット、そして「あなたの撮影スタイルにはどちらが真の正解なのか」を導き出すための完全ガイドをお届けします。
この記事でわかること
①6Lと10Lの決定的な違いと収納限界
②機材(特に望遠レンズとPC)による選び方の基準
③長時間背負った時の疲労感や服へのダメージ
④撮影スタイルに合致する「最適解」の断定
ピークデザインのエブリデイスリング 6L・10L:徹底比較

まずは、誰もが一番気になる「大きさ」と「収納力」について、スペック表の数字だけでは見えてこないリアルな視点から徹底比較していきます。「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、スリングバッグの世界においてその常識は必ずしも通用しません。
6Lと10L、それぞれのモデルが持つ「物理的な特性」と「限界」を知ることから始めましょう。
✅6Lと10Lの大きさと容量の違いを比較
✅70-200mmレンズの収納可否を検証
✅iPadやMacBookが入るか収納力を検証
✅ドローンも入る収納力はどちらにあるか
6Lと10Lの大きさと容量の違いを比較

カタログ上の数値を見ると、6Lと10Lの間には「たった4リットル」の差しかありません。しかし、実物を目の前にし、実際に背負ってみると、この2つは「全く別の用途を持ったバッグ」であることに気づかされます。
6L:日常に溶け込む「EDC(Everyday Carry)」の延長
6Lモデルの最大の魅力は、その「圧倒的な収まりの良さ」にあります。サイズ感としては、一般的なメッセンジャーバッグよりも一回り小さく、少し大きめのボディバッグといった印象です。
このサイズの利点は、カメラを持ち出さない日でも「普段使いのバッグ」として違和感なく機能する点です。財布、スマートフォン、キーケース、ワイヤレスイヤホン、そして500mlのペットボトルや折りたたみ傘を入れても、まだ少し余裕があります。背負った時のシルエットも非常にスマートで、背中の幅からはみ出すことがありません。
例えば、満員電車に乗るシーンを想像してみてください。10Lやバックパックだと、背負ったままでは周囲の邪魔になりますし、体の前に回してもかなりの圧迫感があります。しかし、6Lであればクルッと体の前に回して抱えるだけで、驚くほどコンパクトに収まります。
街中のカフェに入って椅子に置く際も、隣の席を占領することなく、足元や膝の上にちょこんと置けるサイズ感。これが6Lの持つ「日常性」です。
10L:明確な「機材運搬」のための存在感
対して10Lモデルは、明確に「今日は撮影に行くぞ」という意思を感じさせるサイズ感です。横幅は約42cmあり、背負うと男性の背中でも大部分が覆われます。特に小柄な方や女性が背負うと、背中全体がバッグになってしまい、いわゆる「亀の甲羅」のような見た目になりやすいのが正直なところです。
このサイズになると、中身が空っぽの状態でもバッグ自体にある程度の剛性と厚みがあるため、ペシャンコに潰れることがなく、常に一定の「嵩張り」が生じます。日常の買い物や散歩で気軽に持ち出すには、少々オーバースペックに感じる場面も多いでしょう。
しかし、その「大きさ」こそが最大の武器でもあります。10Lの内部空間は、単に広いだけでなく「深い」のが特徴です。
この深さがあるおかげで、後述する望遠レンズの縦収納や、上着(ウインドブレーカーなど)を丸めて押し込むといった芸当が可能になります。日常の軽快さを犠牲にする代わりに、プロフェッショナルな現場対応力を手に入れたモデル、それが10Lです。
| 比較項目 | エブリデイスリング 6L (V2) | エブリデイスリング 10L (V2) |
|---|---|---|
| 容量 | 6リットル | 10リットル |
| 外寸 | 約34 x 24 x 13cm | 約42 x 25 x 14cm |
| 内寸 | 約23 x 21 x 9cm | 約31.5 x 25.5 x 10.2cm |
| 重量(中仕切り込) | 約0.78kg | 約0.88kg |
| 日常使い適性 | ◎ (カフェや電車でも快適) | △ (あくまで撮影用バッグ) |
リュウセイのメモ:
重量差はわずか100g程度に見えますが、10Lはその容量ゆえに荷物を詰め込みがちになり、結果として総重量は3〜4kg以上の差になることがザラにあります。「入るから入れる」人間の心理って怖いですね。
70-200mmレンズの収納可否を検証
ハイアマチュアからプロのフォトグラファーにとって、バッグ選びの最大の分水嶺となるのが「70-200mm F2.8クラスの望遠レンズが入るかどうか」です。このレンズは、ポートレート、イベント、風景撮影において「三種の神器」の一つとされる重要なレンズですが、その長さと太さがバッグ選びを難しくさせています。
6L:70-200mm運用は「事実上の不可能」
結論から申し上げますと、6Lで70-200mm F2.8レンズを運用するのは諦めた方が賢明です。
「物理的に入るか?」と問われれば、答えは「YES」です。レンズ単体を横向きに寝かせれば、なんとかジッパーを閉めることはできます。
しかし、それだけでメイン気室の9割を占拠してしまいます。カメラボディを装着したまま収納することは不可能ですし、仮にレンズ単体を入れたとしても、カメラボディを入れるスペースは残りわずかです。
無理やり詰め込むと、バッグの形状が歪み、機材への圧迫も懸念されます。また、取り出す際も他の機材をかき分ける必要があり、シャッターチャンスを逃す原因になります。「緊急避難的に持ち運ぶ」ことはできても、「撮影フローの一部として運用する」ことは不可能なのが6Lの現実です。
10L:縦収納による「真の運用」が可能

一方で10Lは、この問題を鮮やかに解決してくれます。最大のポイントは、バッグの「深さ」です。10Lモデルは、70-200mm F2.8レンズを「縦(垂直)」に立てて収納することができます。
これは革命的な違いです。レンズを立てて収納できるということは、横幅を占有しないことを意味します。
例えば、バッグの左端に「70-200mm」を立てて入れ、中央に「24-70mm標準ズームを付けたカメラボディ」をレンズ下向きで収納し、右端に「16-35mm広角レンズ」や「ストロボ」を入れる…といった、いわゆる「大三元」に近い構成が、一つのスリングバッグの中に整然と収まるのです。
さらに、ピークデザイン独自の中仕切り「FlexFold(フレックスフォールド)」を活用すれば、短い単焦点レンズの上に棚を作り、その上に別のレンズを置くといった「二階建て収納」も可能です。この空間効率の良さこそが、10Lがプロに選ばれる理由です。
10L収納のポイント:
70-200mmを縦に入れる際、リバース収納できない大きなレンズフードの場合は多少干渉することがあります。その場合はフードを外して別の隙間に入れるか、薄型のフードに交換するなどの工夫でさらに快適になります。
iPadやMacBookが入るか収納力を検証

現代のフォトグラファーやクリエイターにとって、撮影現場での画像確認や編集作業、あるいはカフェでのノマドワークは日常茶飯事です。そのため、「どのサイズのタブレットやPCが入るか」は、カメラが入るかどうかと同じくらい重要な判断基準になります。
6L:iPad Pro 11インチは「条件付き」で収納可能
公式サイトでは「11インチまでのタブレットに対応」と記載されています。これを見て「よし、iPad Pro 11インチが入るな!」と即決するのは危険です。
確かに、裸のiPad Pro 11インチや、薄型のスマートフォリオケースを装着した状態であれば、専用のスリーブにすんなりと収まります。しかし、Magic Keyboardや、Logicool Combo Touchのような「キーボード付きケース」や「耐衝撃ケース」を装着している場合、状況は一変します。
これらの厚みのあるケースを付けると、収納スペースは限界ギリギリになります。ジッパーを閉める際に角が引っかかりそうになったり、取り出す際に指を入れる隙間がなくて苦労したりと、かなりのストレスを感じることになります。特にバッグのメイン気室にカメラ機材がパンパンに入っている状態だと、タブレットへの圧迫も心配です。
「入るか入らないか」で言えば入りますが、「頻繁に出し入れして快適に使えるか」と問われると、キーボードユーザーには6Lは推奨しづらいのが本音です。
10L:MacBook Pro 13/14インチユーザーの安住の地
PCを持ち歩きたいなら、迷わず10Lを選んでください。10Lには、6Lにはないしっかりとした「ノートPC用スリーブ」が装備されています。
ここには、MacBook AirやMacBook Pro 13インチはもちろん、iPad Pro 12.9インチ(キーボード付き)も余裕を持って収納できます。そして最も重要なのが、近年のクリエイター標準機とも言えるMacBook Pro 14インチ(M1/M2/M3モデル)も収納可能であるという点です。
公式スペックの推奨サイズをわずかに超えているため、フィット感は「スナッグ(ぴったり)」ですが、多くのユーザー検証により問題なく使用できることが確認されています。PCスリーブはメイン気室とは別の層になっているため、カメラ機材とPCが直接ぶつかる心配もありません。
「撮影の合間にカフェで現像作業をする」「クライアントにその場で画面を見せる」といったワークフローを持っている方にとって、このPC収納能力は10Lを選ぶ決定的な理由になります。
ドローンも入る収納力はどちらにあるか

登山や旅先での撮影において、ドローンはもはや特別な機材ではなくなりました。DJI Mavicシリーズなどの折りたたみ式ドローンをどのように携行するか、ここでも6Lと10Lには大きな差が出ます。
6L:ドローン「専用」バッグとしての適性
6Lにドローンを入れることは可能です。例えば、DJI Mini 4 ProやMavic Air 2Sなどの本体と送信機(コントローラー)を入れると、ジャストサイズで収まります。予備バッテリーを1〜2本隙間に押し込むこともできるでしょう。
しかし、問題は「それだけでバッグが一杯になる」ということです。ドローンを入れたら、ミラーレスカメラを入れるスペースはほぼ残りません。せいぜい高級コンデジ(RX100等)やアクションカムが入る程度です。
「今日はドローン撮影だけに行く」という日や、「カメラは首から下げるからバッグにはドローンだけ入れたい」という割り切った運用であれば、6Lは非常にコンパクトで優秀なドローンバッグになります。
10L:空撮と地上の撮影を両立する「母艦」
「一眼での写真撮影もしたいし、ドローンでの空撮もしたい」…そんな欲張りな願いを叶えてくれるのが10Lです。
10Lであれば、例えば右側に「DJI Mavic 3」の本体と送信機を縦に重ねて収納し(FlexFoldを活用)、左側に「α7 IV + 24-70mm」を収納するといった構成が可能です。予備バッテリーやNDフィルターケースを入れる余裕すらあります。
特に、送信機がかさばる「DJI RC Pro」などの大型コントローラーを使用している場合、6Lでは収納が困難ですが、10Lなら深さを活かして難なく飲み込んでくれます。マルチコプターとミラーレスを一台にまとめたいクリエイターにとって、10Lは頼れる母艦となるでしょう。
ピークデザインのエブリデイスリング 6L・10L:選び方

ここまで、物理的な収納力という「ハード面」の違いを見てきました。ここからは、実際にそれを背負って歩く、使うという「ソフト面」から、どちらを選ぶべきかを深掘りしていきます。スペック表には載っていない「痛み」や「悩み」を知ることで、購入後のミスマッチを防ぎましょう。
✅長時間の使用感と肩が痛い時の対策
✅生地の摩耗や服へのダメージへの注意点
✅ミラーレスの身軽な撮影には6Lを推奨
✅プロ機材とPCを持ち運ぶなら10L
✅結論:ピークデザインのエブリデイスリング 6L・10L
長時間の使用感と肩が痛い時の対策

スリングバッグ(ショルダーバッグ)という構造を選んだ時点で、覚悟しなければならない宿命があります。それは「荷重が片方の肩一点に集中する」ということです。
バックパックなら両肩に重さが分散されますが、スリングはどんなにストラップが優秀でも、物理法則からは逃れられません。特に、容量の大きい10Lモデルではこの問題が顕著に現れます。
10L満載時の「修行」と対策
10Lにフルサイズミラーレス、大三元レンズ2本、MacBook Pro、三脚…と詰め込むと、総重量は簡単に5kg〜6kgを超えてきます。これを片肩で支えて1時間も歩けば、肩に食い込む痛みを感じ、首筋が凝り固まってくることでしょう。正直に言えば、重装備での長距離移動には向いていません。
それでも10Lを使いたい場合は、以下の対策が必須です。
- スタビライザーストラップの活用:
10L(および6L)には、バッグが体の前へ回転してくるのを防ぐための補助ストラップが付属しています。これを脇の下に通してクロスさせることで、バッグを背中に密着させることができます。荷重自体は減りませんが、バッグが暴れないことで体感的な疲労は軽減されます。 - 左右の肩で交互に背負う:
単純ですが効果的です。ピークデザインのストラップは長さ調整が瞬時にできる「クイックアジャスター」が付いているため、掛け替えもスムーズに行えます。 - キャプチャー(Capture)の併用:
別売りのカメラクリップ「キャプチャー」をバッグのサイドに取り付け、カメラをバッグの外に固定することで、バッグ内部の容量を節約しつつ、重量バランスを変えることができます。
もし「一日中歩き回る登山」や「長距離の徒歩移動」がメインなら、スリングではなくバックパックタイプ(Everyday Backpack 20L/30Lなど)を検討する勇気も必要です。
生地の摩耗や服へのダメージへの注意点

ピークデザインのバッグは、デザインの美しさと耐久性を両立させていますが、その素材特性には少し注意が必要です。
「紙やすり」現象とは?
エブリデイスリングV2の外装には、400D(デニール)ナイロンキャンバスシェルという素材が使われています。これはDWR(耐久撥水)加工が施され、雨や汚れに非常に強い頼もしい素材です。しかし、その手触りは少し硬く、ザラザラとしています。
一部のユーザーからは「まるで紙やすりのようだ」と評されることもあります。
このザラザラした面が、歩くたびに背中や腰で衣服と擦れ合います。その結果、デリケートな素材の服(ウールのコート、柔らかいニット、高級なコットンのTシャツなど)を着ていると、接触部分が毛羽立ったり、最悪の場合は生地が傷んでしまったりするケースが報告されています。
解決策:素材違いのカラーを選ぶ
実は、この問題には明確な解決策があります。それは「カラー選び」です。
ピークデザインは、カラーによって異なる素材を採用している場合があります。例えば、「コヨーテ(Coyote)」や限定色のモデルなどでは、標準のナイロンキャンバスではなく「X-Pac(エックスパック)」という素材が使われていることがあります(※モデルや生産時期により異なりますので購入時にご確認ください)。
X-Pac素材や、近年の新しいカラー(ミッドナイトなど)に使われている素材は、表面がより滑らかでツルッとしており、衣服への攻撃性が格段に低くなっています。もし、おしゃれな服を着て街歩きをする用途がメインなら、標準の「ブラック」や「アッシュ」だけでなく、素材の質感にも注目してカラーを選ぶことを強くおすすめします。
とはいえ、ピークデザインの製品は過酷な環境での使用を想定しており、その耐久性は折り紙付きです。万が一の破損や機能不全に対しては、メーカーによる強力なサポート体制が整っています。
(出典:Peak Design公式サイト『Lifetime Warranty(生涯保証)』)
ミラーレスの身軽な撮影には6Lを推奨

これまでの比較情報を踏まえて、まずは「6Lを選ぶべき人」の人物像を明確にしましょう。もしあなたが以下の項目に多く当てはまるなら、10Lを買うと「大きすぎて持て余す」ことになります。
6Lがベストバイな人:
- 機材は「α7C II」や「X-T5」などのコンパクトなミラーレス一眼がメイン。
- レンズは「24-70mm F2.8」クラスの標準ズーム1本か、単焦点レンズを1〜2本しか持ち歩かない。
- 「今日は絶対に撮るぞ!」という日だけでなく、買い物やデートのついでにカメラを持ち歩きたい。
- iPadは持たない、もしくはiPad miniを使っている。
- 荷物はできるだけ軽く、小さくまとめたいミニマリスト志向がある。
6Lの本質は「制限の中の自由」です。あえて容量に限りがあることで、「今日はこのレンズ1本で勝負しよう」という潔い選択が生まれます。その結果、荷物が軽くなり、足取りが軽くなり、撮影そのものを純粋に楽しめるようになる。そんな「スナップシューター」としての喜びを最大化してくれるのが6Lです。
プロ機材とPCを持ち運ぶなら10L

一方で、以下の項目に当てはまる方が6Lを選ぶと、確実に「容量不足」で後悔します。迷わず10Lを選んでください。
10Lがベストバイな人:
- 「70-200mm F2.8」クラスの望遠レンズを、いつでも使える状態で持ち運びたい。
- 仕事や現像作業のために、MacBook Proや12.9インチiPad Proが必須アイテムである。
- ドローン(Mavic 3等)とミラーレスカメラを一台のバッグで完結させたい。
- レンズ交換を頻繁に行うため、バッグを体の前に回して「作業台」として使いたい(10Lの開口部の広さは作業台として優秀です)。
- 出先で荷物が増えた時(上着を脱いだ時など)に、それを詰め込める余裕が欲しい。
10Lは、スリングバッグという形状の限界に挑んだ「プロフェッショナル・ツール」です。大きさや重さというデメリットは確かにありますが、それを補って余りある「現場対応力」があります。「撮れない被写体を作りたくない」「現場でPC作業も完結させたい」というクリエイターの欲望を、この一つのバッグが全て受け止めてくれます。
結論:ピークデザイン エブリデイスリング 6L・10L

最後にまとめです。ピークデザインのエブリデイスリング6Lと10Lは、デザインこそ同じ兄弟モデルですが、その役割は明確に異なります。
「機材を厳選し、フットワーク軽く日常を切り取るための6L」
「あらゆるシーンに対応し、ワークフローを完結させるための移動基地としての10L」
もし迷ったら、机の上に「絶対にこれだけは持って歩きたい」という機材を全て並べてみてください。
そこに「70-200mmレンズ」か「13インチ以上のPC/タブレット」はありますか?
もしあるなら、答えは10L一択です。6Lでは物理的に無理か、運用に多大なストレスがかかります。
もしそれらがなく、標準的なミラーレスセットと財布・スマホだけなら、6Lが最高の相棒になります。10Lでは大きすぎて、日常使いの軽快さが失われてしまいます。
決して安い買い物ではありませんが、自分のスタイルに合致したサイズを選べば、これほど機能的で所有欲を満たしてくれるバッグは他にありません。あなたのフォトライフが、最適なバッグ選びによってさらに快適で充実したものになることを願っています。
※本記事の情報は執筆時点のものです。製品の仕様、特にカラーによる素材の違いなどは変更される場合があるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な購入判断はご自身の責任で行ってくださいね。






















