日本最高峰の富士山。一度は登ってみたいと思う反面、過酷な環境での宿泊に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。特に2026年シーズンからは新しい入山規制や通行料の義務化が本格的に定着し、山小屋選びが登頂の成否を分ける非常に重要なポイントになっています。
富士山の山小屋の人気やランキングを調べてみると、最近は単なる仮眠場所ではなく、個室や清潔なトイレを備えたホテルのような施設も増えているんですよ。筆者も初めての時はどこに泊まればいいか迷いましたが、しっかりとした情報を知ることで、当日の安心感が全く違ってきます。
この記事では、最新の規制情報や登山ルートごとの特性を踏まえ、失敗しない山小屋選びの戦略を詳しく解説しますね。
この記事でわかること
①2026年度の満足度の高い山小屋ランキング
②快適な個室や清潔なトイレの最新事情
③山梨・静岡で導入された通行規制とコストの目安
④高山病を防ぎ、登頂成功率をアップさせる宿泊プラン
富士山の山小屋の人気ランキング:上位を選ぶ重要性

富士山における山小屋の役割は、今や「単なる避難所」から「快適な宿泊施設」へと劇的に進化しています。特に2026年シーズンは、山梨県側の通行料義務化や静岡県側の入山管理が厳格になり、山小屋を予約しているかどうかがスムーズな登山の前提条件となりました。
ここでは、なぜ今、人気ランキングを参考にして宿を選ぶべきなのか、その核心に迫ります。
✅初心者や女性が安心できる個室完備の施設
✅トイレが綺麗で清潔感のある宿の選び方
✅吉田ルートと富士宮ルートの利便性を比較
✅予約開始時期と最新の通行料規制への対策
初心者や女性が安心できる個室完備の施設

かつての富士山の山小屋といえば、狭いスペースに大勢が詰め込まれる「雑魚寝」が一般的でした。しかし、近年のニーズの変化に合わせて、「個室」や「半個室」を完備する宿が急増しています。
筆者が特におすすめしたいのは、吉田ルート七合目に位置する「鎌岩館」です。ここは総杉板造りの清潔な館内で、2名から4名定員の個室や、カーテンで仕切られたドミトリーを提供しています。
プライバシー確保がもたらすメリット
山小屋でしっかり眠れるかどうかは、翌日の登頂成功率に直結します。個室があることで、周りのいびきや荷物を整理する音を気にせず、リラックスして過ごせるのが最大の強みですね。
特に女性のソロ登山者や、初めての山小屋泊で不安を感じている方にとって、「自分だけの空間がある」という安心感は何物にも代えがたいものです。また、各部屋にコンセントや空気清浄機が設置されている施設もあり、スマートフォンの充電が必要な現代の登山スタイルに完璧に対応しています。

個室利用時の注意点
個室は非常に人気が高いため、予約開始直後に埋まってしまうことがほとんどです。また、完全な防音ではないため、消灯後は静かに過ごすマナーが求められます。料金も通常のドミトリーより数千円上乗せされるのが一般的ですが、翌日の体力を考えれば投資価値は十分にあるかなと思います。
トイレが綺麗で清潔感のある宿の選び方
「富士山のトイレは汚い」というのは、もう過去の話になりつつあります。現在は環境配慮型のバイオトイレなどの導入が進み、驚くほど清潔な施設が増えているんです。
ランキング上位に食い込む宿は、例外なくトイレの清掃が行き届いており、女性やファミリー層が安心して利用できる環境を整えています。

最新のトイレ設備を誇る宿
例えば「東洋館」や「富士一館」などは、リニューアルされた最新の洗浄設備を完備しています。水が極めて貴重な環境下で、これだけの清潔さを維持するのはスタッフの方々の並々ならぬ努力があるからこそ。
また、宿泊者以外でも利用できる公衆トイレとは別に、宿泊者専用のトイレを設けている宿もあり、混雑を避けて利用できる点も高評価のポイントです。
チップ制の仕組みとマナー
富士山のトイレはすべてチップ制です。回収した糞尿をヘリコプターで運び出したり、微生物で分解したりするためには莫大なコストがかかります。
宿泊者は無料になる宿もありますが、基本的には1回200円〜300円程度のチップを支払うのがルール。筆者の経験上、100円玉を20枚ほど小銭入れに入れておくと、山の上での行動がスムーズになりますよ。
吉田ルートと富士宮ルートの利便性を比較

富士山には大きく分けて4つのルートがありますが、宿泊を伴う登山でメインとなるのは「吉田ルート」と「富士宮ルート」です。この2つのルートでは、山小屋の数やサービスの質に顕著な違いがあります。
| 特徴 | 吉田ルート(山梨県側) | 富士宮ルート(静岡県側) |
|---|---|---|
| 山小屋の数 | 約19軒と圧倒的に多い | 各合目に点在(約9軒) |
| 初心者適性 | 非常に高い(安全網が充実) | 高い(距離が最短) |
| 主な施設 | 鎌岩館、東洋館、トモエ館 | 御来光山荘、頂上富士館 |
| 2026年規制 | 通行料4,000円・1日4,000人上限 | 入山管理4,000円・夜間入山制限 |
各ルートの山小屋戦略
吉田ルートは山小屋の密度が非常に高く、何かあった時にすぐに駆け込める安心感があります。一方、富士宮ルートは標高が高い位置からスタートするため、最短で山頂を目指せますが、その分傾斜が急です。
富士宮ルートの「御来光山荘」などは、二段ベッドに遮光カーテンを取り付けた個室エリアがあり、コンパクトながら非常に機能的。自分の体力と、山の上でどれくらいゆっくりしたいかを天秤にかけて選ぶのがコツですね。
予約開始時期と最新の通行料規制への対策
2026年度の富士登山において、最も大きな変更点は「通行料4,000円の義務化」が完全に定着したことです。これは従来の協力金とは異なり、支払わなければ登山道に入ることができません。
山梨県側の吉田ルートでは五合目にゲートが設置され、1日の入山者数が4,000人に制限されていますが、山小屋の宿泊予約がある人はこの上限に関わらず入山が可能です。つまり、予約そのものが登山チケットの役割を果たしているわけです。
予約を勝ち取るためのスケジュール
多くの人気山小屋は、4月下旬から5月中旬にかけて一斉に予約を開始します。2026年も「富士山ホテル」は5月10日頃、「鎌岩館」はGW明けといったスケジュールが予測されます。
電話予約を廃止し、インターネット予約のみに絞っている宿も多いため、あらかじめ会員登録や決済情報の入力を済ませておくのが筆者流のコツです。土日やお盆休みは数分で満室になることもあるので、平日の利用を検討するのも賢い戦略ですよ。
最新の公式情報は(出典:山梨県『富士山登山公式サイト』)などで随時確認することをおすすめします。
富士山の山小屋の人気ランキング:宿泊戦略と予約のコツ

ここからは、具体的にどの山小屋がなぜ選ばれているのか、ランキング上位常連の宿の魅力を深掘りします。宿泊地をどこにするかで、翌日の体の軽さが驚くほど変わります。
✅食事の質やホスピタリティで選ぶおすすめの宿
✅高山病を予防するための最適な宿泊標高
✅弾丸登山の禁止と事前予約システムの活用法
✅まとめ:富士山の山小屋の人気ランキング
食事の質やホスピタリティで選ぶおすすめの宿

厳しい登山中、唯一の楽しみと言ってもいいのが食事です。最近の山小屋は、レトルトではない「手作りの味」に力を入れているところが非常に増えています。
絶品カレーとおもてなしの宿
御殿場ルートの「赤岩八合館」は、令和天皇が宿泊されたこともある由緒ある宿。ここの名物は、具だくさんの手作りカレーが食べ放題であること!過酷な砂走りを越えてきた登山者にとって、このカレーはまさに救いの神です。
また、吉田ルートの「東洋館」では、山の上とは思えないようなハンバーグ定食や、ウッドデッキで楽しむ生ビールなど、登山後のリラックスタイムを最大化してくれるサービスが充実しています。
食生活への配慮と多様性
「わらじ館」のようにベジタリアンやムスリムへの対応が可能な宿もあり、世界中から登山者が集まる富士山ならではの進化を感じます。ただし、標高3,000mを超えると気圧の関係で消化機能が落ちるため、食べ過ぎには注意が必要です。
美味しいからといって詰め込まず、ゆっくり噛んで食べるのが筆者の教訓です。食事の内容は宿によって異なるので、事前にアレルギー対応の可否なども含めて確認しておくと安心ですね。
(※ゆっくり噛んで食べるのが筆者の教訓)↑↑これ、結構ポイントですよ。(笑)
高山病を予防するための最適な宿泊標高
富士登山における最大の敵、それは高山病です。山小屋を「どこにするか」という選択は、この高山病予防において決定的な意味を持ちます。
七合目宿泊が最強の戦略である理由

多くの初心者は「なるべく山頂に近い八合目に泊まりたい」と考えがちですが、筆者は断然「七合目(標高約2,700m〜2,800m)」での宿泊を推します。急激に標高を上げると体が順応できず、夜中に頭痛や吐き気で眠れなくなることが多いんです。
七合目の「鎌岩館」や「東洋館」で一晩過ごすことで、体を低酸素状態にゆっくり慣らすことができ、翌日の山頂アタックがぐっと楽になります。いわば、七合目は「高度順応のためのベースキャンプ」なんです。
山小屋での過ごし方テクニック
山小屋に到着したら、まずは深呼吸を意識しましょう。気圧が低いと無意識に呼吸が浅くなります。館内で1時間ほど、あえて寝転がらずに座って深く息を吸い込む。これだけで血中酸素濃度が上がり、翌朝の体調が劇的に変わりますよ。水分もこまめに摂り、血液をサラサラに保つのも鉄則です。
弾丸登山の禁止と事前予約システムの活用法
夜通し一気に登り続ける「弾丸登山」は、事故や低体温症のリスクが非常に高いため、2026年も山梨・静岡の両県で厳しく制限されています。
夕方以降に入山しようとしても、山小屋の予約がなければゲートで止められてしまう可能性があります。これは「無理な登山をさせない」という、安全のための愛のムチでもあるんです。

予約システムの進化
山梨県側ではオンラインでの事前予約システムが導入されており、通行料の支払いとセットで管理されています。静岡県側でも「富士山保全協力金」の支払いや専用アプリ「静岡県FUJINAVI」による事前登録が強く推奨されています。
筆者が思うに、これからの富士登山は「思い立ったら行く」ものではなく、「数ヶ月前からシステム上で準備を整えて行く」ものに変わったのだと感じます。
デジタルツールの準備
山の上では電波が不安定な場所もありますが、多くの山小屋でWi-Fiが完備されつつあります。予約確認メールなどはオフラインでも見られるようにスクリーンショットを撮っておくか、印刷して持参するのが安全です。
最新の登山靴や防寒着の準備については、当サイトの別の記事で詳しく解説していますが、まずは「宿泊場所の確保」という最優先事項をクリアしましょう。
まとめ:富士山の山小屋の人気ランキング

富士山の山小屋は、かつての不便なイメージを一新し、今や登山体験の質を高める重要なパートナーとなっています。今回ご紹介した「鎌岩館」や「東洋館」、「赤岩八合館」などの人気施設は、いずれも「登山者に寄り添う心」が設備やサービスに現れている宿ばかりです。
2026年シーズンは、通行料4,000円という新たなコスト負担もありますが、その分、混雑が緩和され、より安全で質の高い登山が楽しめる環境が整いつつあります。
山小屋での滞在をより快適にするために、筆者が必ず持っていくのが「耳栓」と「アイマスク」、そして「汗拭きシート」です。お風呂に入れない山小屋で、寝る前に体を拭くだけでもリフレッシュできて安眠に繋がりますよ。小銭(100円玉)も忘れずに準備して、マナーを守った滞在を心がけましょう!
最後に、富士山は天候が荒れれば非常に危険な山に豹変します。どれほど設備が整った山小屋であっても、最終的な安全判断は自分で行わなければなりません。
正確な情報は常に公式サイト【富士登山 オフィシャルサイト】や現地のスタッフに確認し、決して無理な登頂は控えてください。皆さんの富士登山が、人生最高の思い出になることを願っています!

| 項目 | 費用(1人あたり) | 備考 |
|---|---|---|
| 山小屋宿泊費 | 13,000円 〜 16,000円 | 1泊2食付。個室は別途追加料金 |
| 通行料(山梨)/ 入山料(静岡) | 4,000円 | 2026年度より義務化・必須支払い |
| 山頂付近の飲料水 | 500円 〜 600円 | 500mlペットボトル1本 |
| トイレ利用料 | 200円 〜 300円 | チップ制。環境保全のため |
(※正確な料金や空き状況については、各山小屋の公式サイトを必ず直接ご確認ください。最終的な登山計画の判断は、気象庁の予報や専門家のアドバイスを参考に、自己責任で行ってください。)
➡ 富士山の天気確認は【今の富士山の気象を知る:イマフジ】がおすすめです。筆者(笑)



