ブラックダイヤモンドのヘッドライトの比較と電池交換:選び方も解説!

ブラックダイヤモンドのヘッドライトの比較と電池交換:選び方も解説!登山ギア・アクセサリー
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こんにちは!「登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門」運営者のリュウセイです。

登山の三種の神器といえば「バックパック」「シューズ」「レインウェア」ですが、早朝出発やテント泊、万が一のビバークを考えると「ヘッドライト」も絶対に欠かせない装備ですよね。

その中でも、絶大な信頼と人気を誇るのがブラックダイヤモンド(Black Diamond)です。ただ、「ブラックダイヤモンドのヘッドライトを比較したい」と思っても、種類が多すぎて迷いませんか?

スポットとストームはどう違うの? Rシリーズって何? 乾電池式(デュアルフューエル)とどっちがいい? 私も最初は本当に悩みました。コズモやアストロといったモデルもあり、明るさ(ルーメン)や防水性能の比較も複雑です。

また、電池交換についても触れていきます。これって以外に大事ですよね。

この記事では、登山やキャンプ、トレランといった用途別に、ブラックダイヤモンドのヘッドライトの評判やデメリット、旧モデル(リボルトなど)からの買い替えのポイントまで、私の知識と経験から分かりやすく比較・解説していきますね。

この記事でわかること

①Rシリーズ(充電式)とデュアルフューエル(乾電池)の違い
②主力モデル「スポット」と「ストーム」の性能比較
③登山やキャンプなど用途別のおすすめモデル
④明るさ(ルーメン)や防水性など失敗しない選び方のコツ

ブラックダイヤモンドのヘッドライトの比較:基本編

ブラックダイヤモンドのヘッドライトの比較・登山ウェアを着たリュウセイがブラックダイヤモンドのヘッドライトを装着し山で親指を立てる
登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門イメージ

まずはラインナップを理解するための「基本」からいきましょう。ここ数年でブラックダイヤモンドの電源システムは大きく2つに整理されました。この違いを理解するのが、モデル選びの最初のステップです。

✅Rシリーズ(充電式)の特徴
✅デュアルフューエル(乾電池)の利点
✅スポットとストームの徹底比較
✅ベストセラー、スポット400の評判
✅スポット400のデメリットは?
✅ストームの評判とタフな性能
✅【重要】電池交換について

Rシリーズ(充電式)の特徴

- USBケーブルでポータブル電源に接続され充電中のブラックダイヤモンドRシリーズヘッドライト
登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門イメージ

まず、最近の主流になりつつあるのが「Rシリーズ」です 。

モデル名に「-R」が付いているのが目印ですね(例:ストーム500-R、スポット400-R)。これらはバッテリーが本体に内蔵されていて、スマホのように繰り返し充電して使うタイプです 。

メリットは、なんといってもその手軽さとパワー。

🔶USBポートから直接充電できる(車、ポータブル電源、PCなど)

🔶乾電池を毎回買う必要がなく、ランニングコストが低い

🔶内蔵内蔵バッテリーに最適化されていて、パワフルで長持ちする傾向がある

特にストーム500-Rは2400mAh 、コズモ350-Rは1500mAh と、モデルごとに最適化された大容量バッテリーを積んでいます。アクティビティの直前にフル充電しておけば、常に最大のパフォーマンスを発揮できるのが強みですね。

ヘッドバンドにリサイクル素材「Repreve」を使っているモデルが多いのも、環境配慮の点で好感が持てます 。

デュアルフューエル(乾電池)の利点

- ヘッドライトの電池蓋が開いておりBD1500充電池と単4アルカリ乾電池が並べられている
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次が、従来からある「デュアルフューエル」モデルです(例:ストーム450、スポット400)。

これは、従来の「単4アルカリ乾電池3本」と、別売の専用充電池「BD 1500 バッテリー」の、両方が使えるハイブリッドなシステムです 。

最大のメリットは、その「柔軟性」と「安心感」にあります。

🔶デュアルフューエルのメリット

◇普段は「BD 1500 バッテリー」で充電式として運用
◇充電環境がない長期のテント泊縦走では、予備として軽量な「アルカリ乾電池」を携行できる
◇万が一、充電を忘れてもコンビニなどで乾電池を調達できる

この「いざとなったら乾電池が使える」という安心感は、特に長期遠征や奥深い山域に入る人にとっては、何物にも代えがたい利点かもしれません。

🔶デュアルフューエルの注意点

ただし、一つ知っておくべき重要な点があります。デュアルフューエルモデルは、使用する電源によってパフォーマンス(特に高照度での電池寿命)が変わることです。

例えば「ストーム450」の高照度モード(450lm)での持続時間は、アルカリ乾電池だと約2時間ですが、BD1500バッテリーだと約3時間となります 。

性能を最大限に引き出すなら「BD 1500 バッテリー(別売)」での運用が前提で、アルカリ乾電池は「緊急時のバックアップ」と考えるのが良さそうですね。

スポットとストームの徹底比較

ブラックダイヤモンドのスポット400とストーム450を横に並べて比較したクローズアップ
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さて、ブラックダイヤモンドのヘッドライト選びで、誰もが一度は悩むのが「スポットとストーム、どっちがいいの?」という問題です 。

どちらもブランドを代表する高性能モデルですが、明確な違いがあります。よく「ストームはスポットの兄貴分」 と言われますが、まさにその通りで、ストームの方がよりタフな環境を想定した上位モデルという位置づけです。

主な違いを表にまとめてみました。(※デュアルフューエルモデル同士で比較)

比較項目ストーム450スポット400
明るさ(最大)450ルーメン400ルーメン
防水・防塵性能IP67(完全防塵・防水)IPX8(防水)
ナイトビジョン赤・緑・青(RGB)赤のみ
重量(電池込)89g86g
価格(税込)¥10,230¥8,470

一目瞭然ですが、ストームはスポットに比べて「より明るく」「よりタフ(IP67)」「多機能(RGBライト)」です。その分、わずかに重く、価格も上がります 。

この中で最も重要な違いは「防水・防塵性能」かなと思います。スポットのIPX8(防水)も十分すごいのですが、ストームのIP67は「防塵」性能も備えているのがミソ。砂埃が多い環境や、より過酷な天候でも安心して使える信頼性があります。

(ちなみに、充電式の「スポット400-R」はIP67にアップグレードされています )

ベストセラー、スポット400の評判

とはいえ、スポットが劣っているわけでは全くありません。「スポット400」はブラックダイヤモンドの「ベストセラー」モデルで、多くの専門レビューで「ベストバイ(最も買う価値のある製品)」と評価されています 。

その理由は、機能、重量、価格のバランスが最も高いレベルでまとまっているからですね。

🔶スポット400(デュアルフューエル)のメリット

強力なスポットビーム: 400ルーメンの光は遠くのルート確認にも十分な明るさ 。

広範囲なワイドビーム: 足元を広く照らせるので、障害物の確認に便利 。

登山向けの機能: IPX8の高い防水性、誤点灯を防ぐロック機能、デュアルフューエルによる電源の柔軟性など、必要な機能が全部入り 。

一般的な登山やキャンプであれば、スポット400の性能で不満が出ることはまずないと思います。まさに「万能モデル」ですね。

スポット400のデメリットは?

完璧に見えるスポット400ですが、あえてデメリットや「気になる点」を挙げるとすれば、操作性や装着感に関する評判がいくつか見られます。

🔶スポット400の気になる点(デメリット)

操作に慣れが必要かも:メインボタンの他に、側面をタップして最大光量に切り替える「パワータップ」機能などがあり、多機能な反面、直感的に操作できるまで少し慣れが必要という声があります 。

装着感(バンド):付属のヘッドバンドがやや細めのため、人によっては締め付け感を少し感じる可能性があるようです(ただし、汎用のベルトに交換も可能)。

とはいえ、これらは大きな欠点というよりは「好みの差」の範囲かなと私は思います。パワータップも、慣れればルート確認で瞬時に明るさを変えられて便利ですからね。

ストームの評判とタフな性能

一方、兄貴分の「ストーム」シリーズ(ストーム450 / 500-R)の評判は、やはりその「タフさ」に集中しています。

最大の強みは、IP67等級の「完全防塵・防水」性能です 。

IPX8(スポット400など)が「浸水しても動作する」設計なのに対し、IP67は「そもそも内部に塵や水を入れない」という、より密閉性の高い設計思想に基づいています。

さらに、あるユーザーレビューで興味深いものを見つけました 。

🔶ストームの隠れた信頼性?

その方は、旧モデルのスポットを使っていた時、暗い森でバッテリーカバーのラッチが不意に開いて電池を落としてしまった経験があるそうです。その後「ストーム450」に買い替えた決め手は、ストームがカバーを確実にロックする堅牢なラッチ設計(デュアルアクションレバークランプ)を採用していたから、というものでした 。

これはスペック表には現れない、機械的な信頼性の差ですね。万が一の故障も許されないシビアな環境(長期縦走、アルパインクライミング、悪天候時の行動)では、こうした堅牢な設計が、ストームを選ぶ決定的な理由になるかもしれません。

【重要】電池交換について

- 屋外で黒いヘッドライトのバッテリーカバーを開けて単4電池を交換している様子
登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門イメージ

ブラックダイヤモンドのヘッドライトの「電池交換」についてですね。このポイントも、モデル選びと同じくらい重要ですよね。 これも、やはり前回解説した「Rシリーズ(充電式)」と「デュアルフューエル(乾電池/兼用)」で、考え方がまったく違います。ここを整理するのが一番わかりやすいと思います。

  1. デュアルフューエルモデルの電池交換(スポット400、ストーム450など) こちらは、従来の「乾電池を入れ替える」タイプのモデルです(例:スポット400、ストーム450、コズモ350など)。

🔶電池交換のプロセスは、ほとんどのモデルで共通しています。

①ヘッドライト本体の側面や下部にあるラッチ(ツメ)を見つけます。
②そのラッチを引き上げる(または押す)ことで、バッテリーカバーが「カチッ」と開きます。
③中の古い単4アルカリ乾電池(AAA)を3本(または4本、モデルによります)取り出します。
(※指で取り出しにくい場合、マイナスドライバーなどで軽くこじると取りやすいことがあります)
④新しい電池の「+」(プラス)と「−」(マイナス)の向きを、本体内部の表示に正確に合わせて挿入します。
⑤カバーを元通りに「カチッ」と音がするまでしっかり閉めれば完了です。

🔶BD 1500 バッテリーの場合

デュアルフューエルモデルで、別売の専用充電池「BD 1500 バッテリー」を使っている場合も、手順は同じです。カバーを開けて、アルカリ乾電池の代わりに、この「BD 1500 バッテリー」のパックごと入れ替えるだけです。予備のBD 1500 バッテリーを携行すれば、現場での交換も可能ですね。

  1. Rシリーズモデルの「電池」(スポット400-R、ストーム500-Rなど) 一方、「Rシリーズ」(モデル名に-Rが付く)は、考え方が根本的に異なります。 これらは本体にリチウムイオン電池が「内蔵」されており、ユーザーが現場で簡単に「交換」することは想定されていません。

基本は「充電」: 電池が切れたら、本体のUSBポート(マイクロUSBやUSB-C)を使って、モバイルバッテリーや車、自宅のコンセントから「充電」して使います。

内蔵バッテリーの寿命: もちろん、充電池なので何年も使えばいずれ劣化します。しかし、その場合は「乾電池を入れ替える」のとは異なり、製品の保証期間(通常3年)に基づき、修理または交換の相談を正規代理店(ロストアロー )にする、というのが基本的な流れになります。

つまり、Rシリーズは「電池交換の手間がない」のがメリットであり、その代わり「電池が切れたら(充電するまで)使えない」という特性を持っています。

  1. 特殊モデル(ディスタンス1500など)

ディスタンス1500のような超高性能モデルは、また別です。これらは後頭部に専用のバッテリーパックを搭載しています。

このバッテリーパックは、現場で素早く交換できるように設計されており、予備バッテリー(別売)を持っていれば、手袋をしたままでも片手で交換できるとされています。これは、ウルトラマラソンなど、一刻を争うアクティビティ向けの特殊な仕様ですね。

🔶まとめのポイント

ヘッドライトの電池に関しては、以下のように覚えておくと分かりやすいです。

デュアルフューエル:「現場で電池を交換する」スタイル。安心感を重視。
Rシリーズ:「出発前にフル充電する」スタイル。手軽さを重視。

デュアルフューエルモデルを購入した場合は、いざという時に焦らないよう、一度は自宅で電池交換の練習をしておくのがおすすめですよ!

ブラックダイヤモンドのヘッドライトの比較:用途別

- キャンプや登山など用途別に分類されたコズモ、スポット、ストームなど複数のヘッドライト
登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門イメージ

基本がわかったところで、次は具体的な利用シーン(用途)別に、どのモデルが最適なのかを見ていきましょう。ストームやスポット以外にも、魅力的なモデルがたくさんありますよ。

✅コズモ350はキャンプに最適か
✅アストロ300の価格と性能
✅明るさ(ルーメン)の選び方
✅防水性能(IP等級)の違い
✅登山におすすめのモデル
✅トレラン用モデル(スプリント等)
✅旧モデル(リボルト)からの買い替え
✅まとめ:ブラックダイヤモンドのヘッドライトの比較

コズモ350はキャンプに最適か

- キャンプサイトのテーブルに置かれたコズモ350と、水槽の中で点灯しているIP67防水のコズモ350-R
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「ストームやスポットほど高機能じゃなくてもいいけど、信頼性は欲しい」という方に人気なのが「コズモ」シリーズです。

コズモ350は、キャンプや日帰りハイキングに最適と評価されています 。明るさは350ルーメンと十分で、パワータップ機能などを省略している分、価格が抑えられているのが魅力です 。

注目すべきは、防水性能がしっかりしている点。

  • コズモ350(デュアルフューエル): IPX8防水 。浸水しても動作するタフさ。
  • コズモ350-R(Rシリーズ): IP67防塵・防水 。充電式で、さらに防塵性能もプラス。

特に「コズモ350-R」は、重量わずか75g(スポット400は86g )と軽量ながら、最高の保護等級IP67を備えています。「軽量・充電式・完全防塵防水」というバランスが非常に優れた「隠れた名機」だと私は思っています。

アストロ300の価格と性能

- 雨の中でIPX4等級のアストロ300が水しぶきに耐えている様子と、天候の良いキャンプ場でアストロ300を使用している人物
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「とにかくシンプルで、価格を抑えたい」という方には「アストロ」シリーズがあります。

アストロ300(デュアルフューエル)の魅力は、なんといっても価格(税込 ¥3,410)。エントリーモデルながら300ルーメンの明るさがあり 、調光やロックモードなど基本的な機能は備えています。

ただし、選ぶ上で最大の注意点は「防水性能」です。

アストロの注意点:防水性

アストロシリーズ(300 / 300-R)の防水等級はIPX4(飛沫耐性)です 。これは「あらゆる方向からの水しぶき」に耐えるレベルで、小雨程度なら大丈夫ですが、豪雨や浸水には対応できません。

天候急変のリスクがある本格的な登山活動のメイン機としては少し不安が残ります。予備のライトとして、または天候が安定したキャンプや防災用として持つのがおすすめです。

明るさ(ルーメン)の選び方

- 異なるルーメン数のヘッドライトが照らす範囲と明るさの比較、テント内、キャンプサイト、夜間行動、トレイルランニングのシーン
登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門イメージ

ヘッドライト選びでよく聞かれる「明るさ(ルーメン)」ですが、これは「光の総量」を示す単位ですね。数値が大きいほど明るいのは間違いありませんが、「明るければ明るいほど良い」というわけでもないのが難しいところ。

私の経験上の目安はこんな感じです。

  • ~100lm: テント内での作業、読書、手元を照らす。
  • 300lm前後(アストロ、コズモ): キャンプサイトでの移動、整備された登山道の歩行 。
  • 400lm以上(スポット、ストーム): 暗闇でのルートファインディング(道探し)、少しペースの速い夜間行動 。
  • 1000lm以上(ディスタンス): トレランやスキーなど高速での活動向け。一般的な登山にはオーバースペックかも 。

ひとつ注意したいのは、「ルーメン数」と「照射距離」は必ずしも比例しないこと。ブラックダイヤモンド自身も指摘していますが、レンズの構造が光の集め方(ビーム配分)に大きく影響するんです 。

🔶例えば、スポット400は「Spot(地点)」の名前の通り、遠方を集中的に照らすのが得意な印象がありますね 。

防水性能(IP等級)の違い

- IPX4, IPX8, IP67の各防水等級に対応するヘッドライトが、水しぶき、水中、完全密閉された水中での耐久性を比較する図
登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門イメージ

先ほどから何度も出ている「IP等級」は、安全性に関わる非常に重要なスペックなので、改めて整理しておきます。

IP等級(防水・防塵)の比較

IPX4(例:アストロ、スプリント)
「防飛沫形」。あらゆる方向からの水しぶきに耐えます。小雨や汗程度なら問題ありません。

IPX8(例:スポット400、コズモ350)
「水中形」。継続的に水中に沈めても大丈夫(BDの定義では水深1.1mに30分)。浸水しても動作するタフな耐水設計です。

IP67(例:ストーム全種、Rシリーズ主要モデル)
「耐塵・防浸形」。「6」が防塵(粉塵が内部に侵入しない)、「7」が防水(水深1mに30分)を意味します。内部に塵や水を入れない、最も密閉性の高い設計です。

一般的な登山ならIPX8でも十分すぎる性能ですが、雨だけでなく砂埃などラフな環境での使用が想定される場合や、絶対的な信頼性を求めるならIP67を選んでおくと安心感が違います。

登山におすすめのモデル

- 登山におすすめのブラックダイヤモンドヘッドライト3種類(スポット400、コズモ350-R、ストーム500-R)とそれぞれの用途例
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では、結局「登山」にはどれがおすすめなの?と聞かれたら、私はこう答えます。

リュウセイのおすすめ登山モデル

オールラウンド(日帰り・テント泊)

スポット400 (デュアルフューエル)機能、性能、価格のバランスが最高。電源の柔軟性(安心感)も魅力 。

コズモ350-R (Rシリーズ)スポット400より軽量(75g)で、IP67の防塵防水。充電式の手軽さを求めるなら、コスパ最強の選択肢かも。

タフネス重視(長期縦走・悪天候・アルパイン)

ストーム450 / 500-RIP67の完全防塵防水と、堅牢なラッチ設計の可能性 。信頼性が最優先されるシビアな環境ならコレ一択です。

トレラン用モデル(スプリント等)

- 夜間の山道をヘッドライトをつけて走る日本人トレイルランナー
登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門イメージ

登山用とは別に、「トレイルランニング」に特化したモデル(パフォーマンス・シリーズ)もあります 。これらは軽量性、コンパクトさ、走行中の安定性を追求した設計になっていますね。

  • スプリント 225:重量わずか56g(電池込)! 超軽量・コンパクトで、短時間・中時間のランニング用に設計されています 。
  • デプロイ 325:さらに軽量な約45gで325ルーメンを実現 。超軽量なので、登山の緊急用ライトとしても最適です 。
  • スプリンター 500:本格的な夜間ランナー向け 。500lmの強力なビームに加え、後方からの車に対する視認性を高める「リアフラッシャー(背面点滅灯)」を備えているのが最大の特徴です 。
  • ディスタンス 1500 / LT 1100:ウルトラマラソンや夜間スキーなど、超高性能を求める方向け 。

旧モデル(リボルト)からの買い替え

古くからのブラックダイヤモンドファンの中には、名機「リボルト(ReVolt)」を使っていた方もいるかもしれません。

リボルトは現在、廃盤となっています 。リボルトは、専用充電池と市販の単4充電池(ニッケル水素)の両方に対応する先駆的なハイブリッドモデルでした。

もしリボルトからの買い替えを検討しているなら、そのコンセプトは現在の2つのラインに分化・継承されたと考えると分かりやすいです。

  1. 充電の手軽さを重視するなら → 「Rシリーズ」
  2. 乾電池も使える柔軟性を重視するなら → 「デュアルフューエル」

リボルトの「充電も乾電池も」という思想に近いの「デュアルフューエル」ですが、Rシリーズの性能向上も著しいので、ご自身の今の使い方に合わせて選ぶのが良いと思います。

まとめ:ブラックダイヤモンドのヘッドライトの比較

さて、ここまでブラックダイヤモンドのヘッドライトを比較してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ラインナップが多くて複雑に見えますが、選び方のステップは実はシンプルです。

ヘッドライト選びの2ステップ

STEP 1:電源タイプを決める

🔶Rシリーズ(充電式): 手軽さ、ランニングコスト、最適化された性能を重視する 。
デュアルフューエル(兼用): 充電環境がない長期山行での「乾電池が使える安心感」を重視する 。

STEP 2:用途と防水性能で絞り込む

🔶IPX4(アストロなど): キャンプ、防災、予備用 。
IPX8 / IP67(コズモ、スポット、ストーム): 悪天候も想定される登山・アクティビティ用 。

この2ステップで考えれば、自分に必要なモデルが自ずと見えてくるかなと思います。

私(リュウセイ)の個人的なおすすめをもう一度まとめると、

  • バランス最強(登山・キャンプ): スポット400(デュアルフューエル)
  • 軽量・高防水(登山・充電式): コズモ350-R(Rシリーズ)
  • 絶対的信頼性(悪天候・長期): ストーム450 / 500-R
  • 価格重視(キャンプ・防災): アストロ300(デュアルフューエル)

といった感じです。

あなたの登山スタイルやキャンプスタイルに、ぴったりの一台が見つかることを願っています!

本記事で紹介したスペックや価格は、執筆時点での情報(主に正規輸入代理店ロストアロー様の情報 )に基づいています。モデルチェンジや価格改定により変更される可能性がありますので、購入時には必ず公式サイトや正規販売店で最新の情報をご確認ください

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