グレゴリーの人気モデル「マイティーデイ」について、V2モデルとの違いが気になっていませんか。マイティーデイとは一体どのようなバッグなのか、従来モデルとV2の具体的なレビュー、そして2つを比較した際の違いについて詳しく知りたい方も多いでしょう。
また、購入を検討する上で、登山で使えるのか、女性が使う場合のサイズ感、普段使いでの使用感なども重要なポイントです。この記事では、これらの疑問にすべてお答えします。
この記事でわかること
①マイティーデイとV2の基本的なスペックの違い
②それぞれのモデルがどのような人におすすめか
③通勤や旅行、普段使いなどシーン別の活用法
④購入前に知っておきたい注意点や選び方のコツ
グレゴリーのマイティーデイとV2の違い?レビュー|基本情報

✅そもそもマイティーデイとは
✅レビューと特徴
✅進化版!V2のレビュー
✅新旧モデルの2つを比較・違いを解説
そもそもマイティーデイとは
グレゴリーのマイティーデイは、ブランドの象徴ともいえる定番「デイパック」をベースに、容量と機能性を大幅に向上させたモデルです。「デラックスなデイパック」とも称され、デイパックのシンプルで洗練されたデザインはそのままに、現代のライフスタイルに合わせて様々な機能を追加しています。
元々、グレゴリーのデイパックは完成されたデザインで長年愛されてきましたが、「もう少し容量が欲しい」「PCを安全に持ち運びたい」「小物を整理しやすいポケットが欲しい」といったユーザーの声もありました。マイティーデイは、まさにそうしたデイパックの「あったらいいな」を形にしたバックパックと言えます。
主な特徴は、30Lという大容量設計と、それに伴う多彩な収納機能です。日常使いはもちろん、荷物が多くなりがちな通勤・通学、さらには1泊程度の小旅行や出張まで、これ一つで幅広く対応できる汎用性の高さが魅力です。
マイティーデイの位置づけ
グレゴリーのラインナップにおいて、マイティーデイは「デザイン性の高いデイリーユースバッグ」と「機能的なトラベルバッグ」の中間に位置するモデルです。クラシックな外観を損なうことなく、最大限の機能性を詰め込んでいます。
レビューと特徴
ここでは、V2が登場する前の「従来モデル」のマイティーデイについて、その特徴やスペックを詳しく解説します。シンプルさと軽さを重視するユーザーから根強い人気を誇るモデルです。
主なスペック
従来モデルの基本的な仕様は以下の通りです。V2モデルと比較すると、全体的にコンパクトで軽量な設計であることがわかります。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
サイズ | 46H × 30W × 15D cm |
容量 | 26L |
重量 | 約820g |
価格(発売当時) | 16,500円(税込) |
特徴とメリット
従来モデルの最大の魅力は、グレゴリーの定番デイパックのDNAを色濃く受け継いだ、シンプルで飽きのこないデザインにあります。基本的な構造はデイパックに近く、直感的に使いやすいのが特徴です。
また、重量が820gとV2モデルに比べて軽いため、荷物が少ない日や軽快に動きたいシーンで重宝します。V2ほどの多機能性は不要で、純粋にデイパックの容量アップ版が欲しいという方には最適な選択肢です。
注意点・デメリット
V2モデルと比較した場合、PC専用の保護コンパートメントがない点が大きな違いです。PCを持ち運ぶ際は、別途保護ケースに入れる必要があります。また、バッグの底にある荷物を取り出しにくいという、一般的なバックパック共通のデメリットも挙げられます。
進化版!V2のレビュー
2023年に登場したマイティーデイV2は、従来モデルの良さを継承しつつ、現代のニーズに合わせて大幅にアップデートされた最新バージョンです。特にビジネスシーンやデジタル機器の持ち運びを重視するユーザーから高い評価を得ています。
主なスペック
V2モデルは全体的にサイズアップし、収納力と機能性が格段に向上しています。重量増はわずかに抑えられている点もポイントです。
項目 | スペック詳細 |
---|---|
サイズ | 49.5H × 43W × 16D cm |
容量 | 30L |
重量 | 約890g~980g(素材による) |
価格 | 18,700円(税込)~ |
特徴とメリット
V2の最大の特徴は、機能性の飛躍的な向上です。特に以下の3点は、従来モデルにはない大きなメリットと言えます。
- PC専用コンパートメント:背面側に独立したPC収納スペースを装備。パッド入りで保護性が高く、15.6インチまでのノートPCに対応します。背面ジッパーから直接アクセスできるため、荷物が多い状態でもスマートに取り出せます。
- ボトムアクセスジッパー:バッグの底にジッパーが追加され、メイン収納部の底にある荷物を直接取り出せるようになりました。これにより、パッキングの自由度が格段に上がります。
- 収納力の大幅アップ:容量が4L増加し、幅も広くなったことで、A4ファイルや着替えなども余裕をもって収納できます。
通勤バッグとしてPCや書類を持ち運ぶ機会が多い方、仕事帰りにジムへ行く方など、荷物が多くなりがちな現代のライフスタイルに完璧にマッチしたモデルです。
新旧モデルの2つを比較・違いを解説

マイティーデイの従来モデルとV2モデル、どちらを選ぶべきか悩んでいる方のために、両者の違いを項目別に比較して解説します。あなたの使い方に合ったモデルを見つけるための参考にしてください。
結局のところ、どっちが良いの?という疑問に、スペックと機能の両面からお答えします!
スペック比較表
まずは、両者の基本的なスペックの違いを一目でわかるように表にまとめました。
項目 | 従来モデル | マイティーデイ V2 |
---|---|---|
価格 | 16,500円(税込) | 18,700円(税込) |
容量 | 26L | 30L |
サイズ | 46H×30W×15Dcm | 49.5H×43W×16Dcm |
重量 | 約820g | 約890g |
PC収納 | スリーブのみ | 独立コンパートメント |
アクセス性 | トップからのみ | トップ+背面PC+底部 |
機能面での大きな違い
スペックの違いからもわかる通り、V2は「収納力」と「利便性」を大きく向上させています。PCを安全かつ快適に持ち運びたいならV2一択と言えるでしょう。また、ボトムアクセスジッパーの有無は、旅行や出張で着替えなどをパッキングする際に大きな差となって現れます。
一方で、従来モデルの魅力は「軽さ」と「価格」です。シンプルな使い方を想定しており、PCの持ち運びが少ない方や、少しでもコストを抑えたい方にとっては、依然として非常に魅力的な選択肢です。
どちらを選ぶべきか?結論
- マイティーデイV2がおすすめな方:ビジネス用途がメイン、PCや書類を毎日持ち運ぶ、収納力を最優先したい
- 従来モデルがおすすめな方:シンプルなデイパックが好き、軽さを重視する、コストパフォーマンスを求める
グレゴリーのマイティーデイとV2の違い?レビュー|用途別

✅普段使いする場合
✅マイティーデイやV2は登山で使える?
✅女性が使うとしたら
✅総括:グレゴリーのマイティーデイとV2の違い?レビュー
普段使いする場合
【4F/グレゴリー】
— ルミネ北千住 (@luminekitasenju) September 13, 2019
秋の行楽シーズン、旅行用バッグとしてオススメしたいのが、マイティーデイとジャーニーマンです。1、2泊程度の旅行にぴったりの大きさで、肉厚のハーネスなのでストレスなく荷物を持つことができます。旅行以外にも、普段用、ジム用など様々の用途でお使いいただけます! pic.twitter.com/PeZweeD6a1
マイティーデイシリーズは、その名の通り「デイ(日常)」ユースでこそ真価を発揮します。ここでは、普段の生活における具体的な使用シーンを想定して、両モデルの適性を解説します。
通勤・通学での使用感
通勤や通学には、マイティーデイV2が圧倒的におすすめです。独立したPCコンパートメントは、満員電車内でも大切なPCをしっかり保護してくれます。また、30Lの大容量は、参考書や書類、お弁当、水筒などをまとめて収納しても余裕があります。
従来モデルも通勤・通学で使えますが、PCを持ち運ぶ場合は保護ケースが必須となり、V2に比べると一手間かかります。荷物が少ない日であれば、その軽さがメリットになるでしょう。
休日のお出かけや買い物
休日のお出かけでは、どちらのモデルも活躍します。買い出しで荷物が増えても、大容量なので安心です。特にV2は幅が広いため、スーパーで購入した食品トレーなども安定して入れやすいという利点があります。
シンプルな服装に合わせたいなら従来モデル、機能性を活かしてガジェット類も持ち歩きたいならV2というように、休日のスタイルに合わせて選ぶのも良い方法です。
マイティーデイやV2は登山で使える?

グレゴリーは世界的に有名な登山用バックパックのブランドですが、マイティーデイシリーズは登山での使用に適しているのでしょうか。特に登山初心者の方は、一つのバッグで普段使いと兼用したいと考えることも多いでしょう。
結論から言うと、「簡単なハイキングや低山なら使用可能ですが、本格的な登山にはおすすめできません」。その理由を、メリットとデメリットに分けて詳しく解説します。
軽いハイキングで「使える」理由
まず、なぜ簡単なハイキング程度であれば使用できるのか、その理由を見ていきましょう。
- 十分な容量
V2モデルの容量30Lは、日帰り登山に必要な装備(レインウェア、水、食料、防寒着など)を収納するには十分な大きさです。荷物をしっかりパッキングできます。 - 優れた耐久性
マイティーデイに使われている素材は非常に丈夫です。そのため、登山道での木の枝や岩との多少の擦れにも耐えられる安心感があります。 - 基本的な背負い心地
さすがグレゴリーと言うべき点で、基本的な背負い心地は良く設計されています。短時間のアクティビティであれば、快適に使用できるでしょう。
本格的な登山に「おすすめできない」理由
一方で、本格的な登山(標高差が大きい、長時間の歩行を伴うなど)には、快適性と安全性を高めるための専用機能が不可欠です。マイティーデイには、以下のような登山専用機能が備わっていません。
1. 荷重を分散する本格的なヒップベルトがない
登山用バックパックで最も重要な機能の一つが、パッド入りのしっかりとしたヒップベルトです。これは荷物の重さの6〜8割を、肩ではなく体幹や腰、足といった大きな筋肉で支えるためのものです。
マイティーデイのベルトは簡易的なもので、荷重を分散する効果はほとんどありません。そのため、全ての重さが肩にかかり、長時間の登山では肩の負担や早期の疲労に直結します。
2. 背中の蒸れを逃がす背面システムがない
登山中は大量の汗をかきます。登山用バックパックは、背中とバックパックの間に空気の通り道を作る「背面システム(バックパネル)」を備えており、背中の蒸れを効果的に逃がします。汗で濡れたまま休憩すると、汗冷えで体力を奪われる危険があります。マイティーデイはタウンユースが主目的なので、ここまでの通気性は考慮されていません。
3. その他の登山専用機能の欠如
その他にも、以下のような機能がありません。
- トレッキングポールアタッチメント:ポールを一時的に固定する場所がなく、持ち運びに不便です。
- ハイドレーション対応:歩きながら水分補給できるハイドレーションシステム用のポケットやチューブの出口がありません。
- チェストストラップの可動域:体格に合わせて上下に調整する機能が限定的です。
【結論】どのように使い分けるべきか
マイティーデイは、あくまで「街での使いやすさを追求した高機能デイパック」です。登山用バックパックとは設計思想が根本的に異なります。
マイティーデイ | 登山用バックパック | |
---|---|---|
得意なこと | 通勤通学、PC運搬、小旅行 | 長時間の歩行、荷重分散、快適性維持 |
おすすめの場所 | 街、整備された公園、観光地 | 登山道、高低差のある自然歩道 |
もしあなたがこれから登山を趣味として始めたいのであれば、安全と快適さのために、グレゴリーの「アリオ」や「ジェイド/ズール」といった登山専用モデルへの投資を強くおすすめします。マイティーデイは、あくまで整備された遊歩道を歩くような気軽なハイキングまで、と割り切って使用するのが良いでしょう。
女性が使うとしたら
マイティーデイシリーズはユニセックスモデルですが、サイズ感が大きめであるため、特に小柄な女性が選ぶ際にはいくつか注意点があります。ここでは、女性が使用する場合のポイントを解説します。
サイズ感と身長の目安
バッグのフィット感は体格によって異なりますが、一般的な目安として身長を基準に選ぶ方法があります。
- 身長150cm台の方:V2はかなり大きく感じる可能性があります。バランスを考えると、よりコンパクトな従来モデルの方が合わせやすいかもしれません。
- 身長160cm台の方:どちらのモデルも問題なく使用できる身長です。荷物の量や好みのシルエットで選ぶと良いでしょう。
- 身長170cm以上の方:V2モデルが適しています。従来モデルだと少し小さく感じる可能性があります。
実際に試着するのがベスト
可能であれば、店舗で実際に背負ってみることをお勧めします。中に荷物を詰めた状態に近い重さで試すことで、実際の使用感をより正確に確認できます。
デザインとカラー
デザインは非常にシンプルで、服装を選ばないのがマイティーデイの魅力です。カジュアルなスタイルから、少しきれいめなオフィスカジュアルまで幅広く対応します。ただし、V2モデルは2025年時点ではブラック系のカラーが中心のラインナップとなっており、カラーバリエーションを重視する場合は選択肢が限られる点に注意が必要です。
総括:グレゴリーのマイティーデイとV2の違い?レビュー
この記事では、グレゴリーのマイティーデイとマイティーデイV2の違いについて、スペックや用途別のレビューを交えて詳しく解説しました。最後に、購入を検討する上で重要なポイントをリスト形式でまとめます。
- マイティーデイは定番デイパックを大容量・高機能化したモデル
- V2は2023年に登場した最新バージョン
- V2は容量が30L、従来モデルは26L
- V2は全体的にサイズが大きく、特に横幅が広い
- 価格はV2の方が約2,000円高い
- V2の最大の特長は独立したPCコンパートメント
- V2には底部から荷物を取り出せるボトムアクセスジッパーがある
- PCや書類を多用するビジネスユースならV2が最適
- 軽さやシンプルさ、価格を重視するなら従来モデルも有力な選択肢
- 普段使いではどちらも高い収納力を発揮する
- 本格的な登山には専用機能が不足しているため不向き
- 軽いハイキング程度であれば使用は可能
- 女性が選ぶ際は身長を目安にサイズ感を考慮することが重要
- 小柄な方は従来モデルの方がバランスを取りやすい場合がある
- 最終的な選択は自身のライフスタイルと持ち運ぶ荷物で決めるのが良い