
はじめに:最高の景色は、信頼できる”相棒”と出会うことから始まる
はじめまして! 当ブログ「登山・トレッキング装備完全ガイド」の運営者、ミズキ/MIZUKIです。
数ある登山ブログの中から、本サイトマウントギアハブ.comにお越しいただき、本当にありがとうございます。
当サイト「登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門」は、登山リュックやトレッキングシューズ、ポール、寝袋、登山靴など、山道に必要な装備選びをわかりやすく紹介する特化型ブログです。
このブログは、かつての私のように、「登山を始めてみたいけど、何を揃えればいいかサッパリわからない…」 「高価なギアで失敗したくない。でも、安物買いの銭失いも怖い…」
そんな不安や悩みを抱える登山初心者の方に向けて、「失敗しない最初の一歩」を、私が全力でナビゲートしたいという強い想いから生まれました。なのでサイトのアイコンはギア選びの道に迷わぬようにコンパスにしました。
登山初心者に向けて、装備の選び方やおすすめ商品をできる限り丁寧に解説します。
サイト運営者のプロフィール

1970年代後半~1980年代後半にかけて北アルプス、南アルプス、八ヶ岳などを縦走しました。富士山こそ登頂したことはありませんが、日本で2番(北岳)、3番(間ノ岳)、4番(穂高岳)、5番(槍ヶ岳)に登れたことを誇りに思っていました。
北八ヶ岳と八ヶ岳には一番多く行きました。アルプスに比較してそんなに人がいないこと、山々がコンパクトにまとまっていること。高山植物の群生(コマクサの群生は圧巻です)北八ヶ岳(坪庭)は冬山初心者にオススメであること。
ブロッケン現象と狐火(狐の嫁入り)とダイヤモンドダストを初めて見たのも初冬の北八ヶ岳でした。だったと思います?不可思議な現象でしたね。南アルプスの北岳では固有種の高山植物キタダケ草と天然のライチョウを目の当たりにしました。
今現在は、無いかもしれません。新大久保のICI石井スポーツさん、御茶ノ水?神保町?さかいやスポーツさん、ニッピンさん、銀座?のダボスさん、無印になっている池袋の西武スポーツ館さんなどが、テリトリーでした。この数々の店舗はまだ見ぬ外国のアウトドアギアの宝庫で、心躍らされる空間でもありました。
ポパイやホットドッグという雑誌によくアウトドアギアの特集が組まれていました。後に、ビーパルが出てきたように思います。Outdoorという雑誌はバイブルでした。1976年位?創刊号から10年以上読んでいた?記憶があります。幼い頃から手に取って読んでいました。
昔買った雑誌も内容など全く覚えてないので情報は古いけど新鮮な気持ちでページをめくる。昭和57年のビーパルでシェラデザインのマウンテンパーカーが42,000円と現代と殆ど変わらぬ値段で売られていた。グリーンのノースフェイスのダウンベストも28,000円と高価だった。 pic.twitter.com/lSscUM8dzV
— ナカムラブングテン (@nakamurabung10) October 26, 2021
経験(Experience):本国製造のアウトドアギア|失敗の数だけ、ギアへの愛は深くなる
当時の私たちが使っていたアウトドア用品は、今では考えられませんが本国製造でした。フランス製のミレーのザック、イタリア製のザンバランの登山靴、ドイツ製のローバーの登山靴。
ダウン製品はUSA製のノースフェイスとマーモット、フランス製のピレネックス、スイス製のロジャーエイガー、イタリア製のピューミニ。フランス製のモンクレールのダウンはアシックスが輸入代理店でした。今ほど高価ではなくスキー用の位置付けだったように思います。
カナダグースはありましたが、森林警備隊が着るような野暮ったさが返って外国の製品感がありましたね。レインウェアはイギリス製のピーターストーム、イギリス製のバブアーのオイルドクロスなんていうのもありました。
バブアーはダボスさんのフライフィッシングコーナーで初めて手にしました。手につくはずのないオイルを確かめたり、匂いを嗅いでみたりしました。唯一無二の独特な匂いと感触が今も残っています。
ずっと探していた、バブアー125周年記念モデルのビデイル買えた!
— ツッミ (@Tsummi_North) May 4, 2025
状態も非常に良いし、オイルたっぷり。割と最近リプルーフした形跡あり
我が家のバブアーは
125周年 ビデイル ビューフォート
130周年 トランスポート
キャプテンサンシャインコラボ ビッグフーディトランスポート
ビューチャンプ pic.twitter.com/np2CXLmPeT
メーカーは忘れましたが、ヨーロッパ製のクライミングジャケットはコットンダックにシリコンオイルを含ませたものが主流でした。今では綿素材は考えられませんが。
すべて石井スポーツさんか、上記のアウトドア用品店に置いてありました。すべてではありませんが、数点は購入して使っていました。ゴアテックスがまだ発売されたばかりで、生地の質感が消防士が着用する耐熱服のようで、ゴワゴワするからゴアテックスというネーミングらしいと本気で思っていました。
そういえば、フリースもでたてでパタゴニアが最初だったのかな?中綿といえばアメリカのデュポン社?のダクロンホロフィルという、マカロニのような中空繊維でした。コーデュラナイロンやシンサレートもこの頃でした。
様々な登山・アウトドアギアを使ったり、手に取る経験をするたびに、思い知らされました。 「登山において、ギアは単なる”道具”ではない。自分の身を守り、最高の体験をさせてくれる”相棒”なのだ」と。少し大げさですが。
そこから私のギア選びへの探求が始まりました。国内外のあらゆるブランドのカタログを英語辞書を片手に読み漁り、ICI石井スポーツやDAVOSさんやあらゆるアウトドアスポーツ用品の店員さんに質問攻めをし、祭日になると、ショップ巡りと気になった商品を徹底的に比較分析する日々。
そして、なにより自分自身のお金と身体で、数多くのギアを手に取ってきました。このブログで紹介するギアや知識は、そうした私の数々の体験と、ノスタルジーと誇らしさ、後悔と失敗談の積み重ねから生まれた、情報の蓄積です。
ノースフェイスのドーム型テントとシュラフ

従兄が北アルプスの上高地でノースフェイスのドーム型テントを張ったときは周りの人たちが見に来て、人だかりになりました。ゴールド色の生地にネイビーのノースフェイスロゴが燦然と輝いていました。誇らしかったですね。当時、ほとんどが三角テントだったからです。
寝袋もノースフェイスでした。ダウン量は結構入っていてパンパンでした。包まれる感じに幸福感を覚えて感動したことを懐かしく思います。当時、たしか石井スポーツさんでバーゲンセールで9万位だったと思います。
ノースのダウンのフィルパワーは、シェラパーカー等のウェアは類が550フィル、寝袋で600程度でした。マーモットが625で高品質が売りでした。マーモットはゴアテックスを最初にダウン製品に使ったことで知られていました。各メーカーの英語で書かれたカタログを石井スポーツさんで手に入れました。
そういえば、今は無いようですが上記のイタリアのピューミニというメーカーもゴアテックスを使ったダウンジャケットがありました。私はピューミニのロイヤルブルーのダウンも愛用していました。
ゴアテックスではありませんでしたが、当時石井スポーツさんで4万くらいで発色が秀逸でした。特にイタリア製はアウトドア仕様なのにどことなくスタイリッシュで、USA製とはまた別の雰囲気が漂っていましたね。
登山とキャンプに便利そうで買ったダウン、マウンテンイクイップメントのクラウドデュべ。
— くろす (@crosstrigger) December 21, 2022
800フィルパワーの撥水ダウンが180gも封入されているから上半身ダウンシュラフに入ってるようなものw
それなのに名前のとおり300g台の雲のような軽さでどこにでも持っていけちゃう!万人にオススメしたい😎 pic.twitter.com/ZOcZx7mc4R
これも今は見かけませんが、上記のスイス製のロジャーエイガ-というダウンジャケットを従兄が着ていました。ダウンの感触はマーモットよりも高品質な感じがしました。フィルパワーでいうと650~700位かもしれません。MA-1の裏地のオレンジのような色で広いキャンプ場でも一目でわかりました。
また、ダウンのキルトで初めてボックス構造を知ったのがイギリス製のマウンテンイクイップメントでした。英語で書かれたパンフレットを辞書を片手に穴のあくほど読みました。キルト構造よりもコールドポイントが極めて少ないというフレーズがとても印象的でした。
アウトドアメーカーのほとんどがアジア生産

ほとんどのアウトドアメーカーがアジア生産になってしまいましたね。クオリティーが落ちたとは、まったく感じません。時代の流れです。ゴアテックスのクオリティーなどは隔世の感がありますね。
ただ、当時の本国生産はそのメーカー独特の雰囲気と個性が際立っていたように感じますね。他メーカーにはない売りのようなものが明確で、クラフトマンシップが具現化していたように思えます。
今は、良くも悪くもどのメーカーの製品も超優等生です。好みでチョイスするような感じです。それで、良いと思います。山岳登山では、ある意味命を預けるわけですから。
あと登山靴はびっくりです。スキーブーツのような登山靴がありますから。登山靴といえばミンクオイルを塗った革製がお決まりでしたから。
このブログの専門性と約束(Expertise & Trustworthiness)
私はプロの登山ガイドではありません。しかし、「登山ギア選び」という分野において、誰にも負けない情熱とかなりの時間を割いてきたという自負があります。
このブログが「Mount Gear Hub」という名前であるように、アウトドアギアや登山ギアに関するあらゆる情報の『ハブ(中継拠点)』となり、信頼できる情報だけをお届けしたいと考えています。
そのために、以下の3つのことを信条とします。
- 【実体験に基づく一次情報】 記事で紹介するギアの多くは、私自身もしくはアウトドア仲間や、同趣味の親族が実際に購入し、フィールドで使ってみたものです。「カタログスペックの羅列」ではなく、良かった点も、イマイチだった点も、正直にレビューします。
- 【初心者目線の徹底的な分かりやすさ】 専門用語はできるだけ避け、なぜこの機能が必要なのか、登山初心者にとってどんなメリットがあるのかを、なるべく詳しく解説します。かつて私が知りたかった情報を、そのまま記事にしています。
- 【信頼できる情報源の重視】 個人の感想だけでなく、気象庁や国土地理院といった公的機関、あるいは各メーカーが発表している公式情報など、信頼できる客観的なデータも必ず参照し、安全に関わる情報は正確にお伝えします。
(※当ブログはアフィリエイトプログラムに参加しており、記事内で紹介した商品が購入されると、紹介料をいただく場合があります。しかし、それは私が「本当に良い」と心から信じ、皆さんにおすすめできる製品に限ります。
最後に:あなたにとっての「最高の相棒」探しを、一緒に

登山は、人生を豊かにしてくれる素晴らしい趣味です。素晴らしい登山ギアに進化してコンパクトにまとまり、不安なくあっという間に高山地帯まで行けてしまいます。そして、信頼できるギアという「相棒」がいれば、その楽しみは何倍にも、何十倍にも膨らみます。
しかし、あまりにもスペックの高い商品がありすぎて、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。自分の経験を通じて、登山ギアのセレクトに迷わないようにアドバイスできればと思います。
このブログが、あなたが最高の相棒と出会い、安全で、楽しく、そして忘れられない山での時間を過ごすための一助となれたら、それ以上に嬉しいことはありません。
それでは、日本のどこかの山でお会いできる日を楽しみにしています!
サイト運営者:ミズキ/MIZUKI:マウントギアハブ.com 吉日