冬のキャンプをもっと快適に楽しみたいけれど、薪ストーブは準備や片付けが大変そうだし、石油ストーブは車内での燃料漏れが心配。そんな悩みを持っている方にぜひチェックしてほしいのが、ユニフレームのペレットストーブです。
最近、アウトドアファンの間で注目を集めているこのストーブは、木質ペレットという環境に優しいバイオマス燃料を使い、驚くほど手軽に安定した暖かさを手に入れることができる優れものなんです。特にユニフレームの製品は、日本のキャンプスタイルに合わせた工夫が随所に散りばめられています。
この記事では、ユニフレームのペレットストーブが選ばれる理由や、気になる燃費、さらにはテント内での使用に関する注意点まで、実際に使ってみたくなるような情報を筆者の視点でお伝えします。冬の静寂な空気の中で、手間をかけずに美しい炎を楽しみたい方は、ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。

この記事でわかること
①ペレットストーブが持つ収納性と独自構造
②木質燃料の経済性と長時間の安定燃焼のコツ
③調理活用できる利便性と冬キャンプでの楽しみ方
④メンテナンス方法と屋外使用の厳守ルール
ユニフレームのペレットストーブ:魅力と基本仕様

ユニフレームのペレットストーブは、単なる暖房器具の枠を超えた「機能美」の塊です。まずは、なぜこのストーブが多くのキャンパーを虜にするのか、そのスペックと構造的な特徴から詳しく見ていきましょう。筆者も初めてこの製品を見たときは、その緻密な設計に驚かされました。
✅燃費や燃焼時間を支える自然落下式の仕組み
✅煙突やパーツを全て内包する収納サイズと重量
✅冬キャンプの熱源として活躍する天面での調理
✅燃料となる木質ペレットの経済性と入手方法
燃費や燃焼時間を支える自然落下式の仕組み
このストーブの最大の特徴は、電気を一切使わずに燃料を供給する「自然落下(重力供給)方式」を採用している点にあります。一般的な家庭用ペレットストーブは、電気の力でスクリューを回して燃料を送りますが、このアウトドア仕様のモデルは重力を利用します。
燃料タンクにペレットを入れておけば、自重で少しずつ燃焼ポットへ落ちていくため、薪ストーブのように頻繁に薪をくべる必要がありません。この「放っておける」感覚は、ゆっくり過ごしたいキャンプの夜には最高の贅沢かなと思います。

気になる燃費ですが、タンク容量は約1.8kg。満タン状態から約1.5時間〜2時間の連続燃焼が可能です。10kg入りのペレット一袋を持っていけば、合計で約10時間以上の燃焼が見込めるため、一泊のキャンプなら夕方から就寝前まで十分にカバーできる計算になりますね。
火力が安定しやすいため、初心者の方でも「火を絶やさないように」と神経を尖らせる必要がなく、すぐに暖を取れるのが嬉しいポイントです。
ペレット燃料. 3.5kg (No.689110)の使用をお勧めしています。 注意点:ユニフレーム
燃費を最大化するためのポイント
自然落下式をスムーズに機能させるためには、燃料の「乾燥度」が非常に重要です。湿ったペレットは滑りが悪くなり、供給が滞る原因になります。また、ペレットのサイズが大きすぎると詰まりやすくなるため、直径6mm程度の一般的なホワイトペレットを使用するのが、燃焼時間を安定させるコツと言えるでしょう。
燃費の目安表(10kg袋を使用した場合)
| 燃料投入量 | 推定燃焼時間 | 10kgあたりの持ち |
|---|---|---|
| タンク満タン(1.8kg) | 約1.5 〜 2時間 | 約5.5回分 |
| 5kg(半袋) | 約5 〜 6時間 | 夕食時の使用に最適 |
| 10kg(一袋) | 約10 〜 12時間 | 一晩中(継ぎ足し込み) |
煙突やパーツを全て内包する収納サイズと重量
登山やトレッキングを愛する筆者としても、ギアの「パッキング性能」は見逃せません。このストーブは、なんと8節ある煙突や燃料タンク、脚、灰かき棒に至るまで、すべてのパーツが本体の炉内に収まるオールインワン設計になっています。

これだけの長尺物(接続時258cm!)を、一抱えほどの箱にまとめてしまう設計力は、さすがユニフレームといったところです。
収納時のサイズは、約21×55×37cm。重さは約9.1kgと、ずっしりとした手応えはありますが、このクラスの鉄製ストーブとしては非常にコンパクトです。車への積載時にデッドスペースを作らないのは、防寒着やシュラフなどで荷物が多くなりがちな冬キャンプでは大きなアドバンテージになります。
特に、煙突を別で持ち運ぶ必要がないというのは、忘れ物防止にもなりますし、移動中のガタつきも抑えられるので精神的な安心感も違いますね。
組み立て時の注意点
全てのパーツを詰め込んでいるため、取り出しの順番には少しコツがいります。最初はパズルのように感じるかもしれませんが、慣れてしまえば5分程度で設営が完了します。
パーツを戻す際も、無理に詰め込まず、灰をしっかり掃除してから収納するのが、長く綺麗に使うための秘訣です。
冬キャンプの熱源として活躍する天面での調理
暖房としてだけでなく、強力な熱源として調理に使えるのも大きな魅力です。燃焼中の天面温度は非常に高く、中央部では300℃を超えることもあります。
これだけの熱量があれば、冷え切ったキャンプ場でキンキンに冷えた水を沸騰させるのもあっという間です。特にユニフレーム製品との親和性は抜群で、「ユニセラ熱燗あぶり台」の鍋が2つぴったり収まる、いわゆるシンデレラフィットが可能です。
冬の澄んだ空気の中で、ストーブから立ち上る湯気を眺めつつ、おでんを突きながら熱燗を愉しむ……。筆者としては、これがペレットストーブを導入する最大の理由になってもおかしくないほどの魅力だと感じています。
火力が一定しているため、煮込み料理も焦げ付きにくく、ダッチオーブンでの調理も捗りますね。

天面はフラットで広いため、複数の調理器具を並べることができます。ケトルで加湿用のお湯を沸かしつつ、横でアルミホイルに包んだサツマイモを焼くといった、マルチタスクな使い方も可能です。ただし、吹きこぼれは錆の原因になるので、鍋の火加減には注意しましょう。
燃料となる木質ペレットの経済性と入手方法
木質ペレットは間伐材などを再利用したバイオマス燃料で、カーボンニュートラルの観点からも非常にエコな選択肢です。(🔶バイオマスの活用をめぐる状況 – 農林水産省 🔶木質バイオマス利用推進の取組 – 林野庁)によると、木質ペレットの利用は国内の森林資源の有効活用に大きく寄与していることがわかります。
このように環境負荷を考えながらキャンプを楽しめるのは、現代のアウトドアスタイルに合致していますよね。
価格面でも、ペレットは非常に優秀です。10kgで数百円から千円程度と、薪と比較しても遜色ない、あるいはそれ以上に安価に入手できる場合があります。
しかも薪のように「乾燥が足りずに爆ぜる」といったリスクが少なく、最初から安定した火力が得られます。車内を木屑で汚しにくいパッケージ販売が主流なのも、綺麗好きなキャンパーには嬉しいポイントですね。
ホームセンターやキャンプ場、ネット通販で簡単に手に入りますが、購入の際は「ホワイトペレット」などの樹皮を含まない高品質なものを選ぶと、灰が劇的に少なくなり、後のメンテナンスが格段に楽になりますよ。

ユニフレームのペレットストーブ:安全に使うコツ

どんなに便利な道具でも、正しい使い方を知らなければその性能を十分に引き出せません。特に「火」を扱う道具ですから、安全面には人一倍気を配りたいところ。
ここでは、筆者が実践している長く安全に愛用するためのコツを詳しくお伝えします。
✅灰かき棒によるメンテナンスと火力の調整方法
✅屋外専用のルールとテント内での使用リスク
✅中古市場の落札相場とリセールバリューの傾向
✅まとめ:ユニフレームのペレットストーブ
灰かき棒によるメンテナンスと火力の調整方法

ペレットストーブは薪ストーブに比べて灰が圧倒的に少ないですが、ゼロではありません。燃焼が進むと、燃焼ポットの底にある空気孔が灰で塞がれてしまいます。
空気が通らなくなると不完全燃焼を起こし、煙が増えたり火力が極端に落ちたりするため、付属の「灰かき棒」による定期的なメンテナンスが欠かせません。
目安としては、1時間に1回程度、本体下部の隙間から棒を差し込んで前後に動かし、溜まった灰を落としてあげましょう。この時、一気にガチャガチャと動かしすぎないのがコツです。「優しくトントンと落とす」イメージですね。
灰を落としすぎると、上に溜まっていた新しいペレットがドサッと落ちてきて火種を隠してしまい、立ち消え(失火)の原因になります。火力が弱まってきたと感じたら、灰を落としてから、火吹き棒を使ってピンポイントで空気を送ってあげると、美しい炎がすぐに復活してくれます。
さらに火力を安定させる裏技
もし付属の棒だけでは灰が落ちにくいと感じたら、金属製の長い串などを併用して、空気孔を少し突いてあげるのも効果的です。
また、燃料タンクの中でペレットが「ブリッジ(詰まり)」を起こしていないかも時々確認してくださいね。タンクの側面を軽く叩くだけで、燃料がサラサラと流れ落ち、火力が安定しますよ。
屋外使用の原則とテント内での使用リスク
ここが最も重要な、そして絶対に妥協してはいけないポイントです。ユニフレームのペレットストーブは、メーカーによって公式に「屋外専用」と定められています。
スクリーンタープやテント内、あるいは前幕を閉め切った空間での使用は、酸素欠乏による窒息や、一酸化炭素(CO)中毒、さらには火災につながる極めて重大な危険があるため、絶対に行わないでください。
一酸化炭素中毒の恐ろしさ
一酸化炭素は無色無臭で、人間が感知することは不可能です。気づかないうちに頭痛や吐き気が始まり、ひどい場合には意識を失い死に至ることもあります。ペレットは薪より一酸化炭素が出にくいという説もありますが、燃焼器具である以上リスクは必ず存在します。安全に楽しむためには、メーカーの指示に従い、開放された屋外空間で使用することを徹底しましょう。

もしどうしてもテントの近くで使用する場合は、煙突がテント生地に触れないよう十分な距離を取り、風下側に設置するなど、火災対策を万全にしてください。
筆者は常に一酸化炭素チェッカーを複数所持していますが、それでも「屋外専用」のルールは厳守すべきだと考えています。楽しい思い出が悲しい事故にならないよう、ルールの中で楽しんでくださいね。
中古市場の落札相場とリセールバリューの傾向

ギアを買い揃えていく中で、将来的にステップアップや買い替えを検討することもありますよね。その際、ユニフレームの製品は「リセールバリュー」が高いことで知られています。
特にこのペレットストーブは、供給が不安定な時期があったこともあり、中古市場でも非常に根強い人気を誇ります。ネットオークションやフリマアプリでの落札データをチェックすると、使用感のあるものであっても定価の6割〜7割、状態が良いものならそれ以上の価格で取引されているケースが多々あります。
つまり、「初期投資は少し高いけれど、手放す時も価値が残りやすい」賢い買い物と言えるかもしれません。もちろん、そのためには錆を防ぎ、煙突の煤を定期的に落とすなど、日頃のメンテナンスが重要になります。大切に使えば、次のオーナーへと引き継ぐ際にも喜ばれるはずですよ。

まとめ:ユニフレームのペレットストーブ
記事のまとめ:ユニフレーム ペレットストーブを選ぶ理由
・オールインワン収納で、持ち運びと設営が驚くほどスムーズ。
・自然落下式なので、薪をくべる手間が少なく、ゆったりした時間を過ごせる。
・強力な熱源として、冬のキャンプ飯を格上げしてくれる天面調理。
・環境に優しく経済的なペレット燃料で、ランニングコストも優秀。
ユニフレームのペレットストーブは、不便さを楽しむキャンプの中で「心地よい便利さ」を添えてくれる素晴らしいギアです。1時間おきの灰かきや、屋外使用の徹底など、使い手に一定の習熟を求める部分はありますが、それこそが「道具を使いこなす喜び」に繋がっているのかなと思います。
筆者も、あのスリットから漏れる独特のオレンジ色の光を見ると、冬キャンプに来て良かったなと心から感じます。
最後になりますが、製品の具体的な仕様や最新の安全基準、正しい設置方法については、必ずユニフレーム公式サイトや製品同梱の取扱説明書を熟読してください。
また、火災や中毒事故の防止に関する最終的な判断は、ご自身の責任において、あるいは必要に応じて防災の専門家へご相談されることを強く推奨します。正しい知識とマナーを持って、この独創的なストーブと共に最高の冬の思い出を作ってくださいね!



