キャンプで本格的な料理を楽しみたいと思ったとき、まず悩むのがバーナー選びですよね。特にダッチオーブンのような重い鍋を使いたいけれど、カセットコンロでは火力が足りなかったり、輻射熱によるガス缶の爆発が怖かったりして、結局どれを選べばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方にぜひチェックしてほしいのが、ユニフレームのテーブルトップバーナーUS-DIIです。このバーナーは、カセットボンベを本体から離して使う分離型なので安全性が高く、大きな鍋を載せてもビクともしないタフさが魅力なんです。
この記事では、私が実際に調べたり使ってみたりして感じた、ケースの選び方や遮熱板の必要性、さらには点火不良が起きた時の対策まで、皆さんが気になるポイントをまるごと解決します。この記事を読めば、アウトドアでの調理がもっと快適で安心なものになるはずですよ。
この記事でわかること
①US-DIIが重量級クッカーの調理に最適な理由
②旧モデルUS-Dからの具体的な進化点と使いやすさ
③便利な収納ケースや100均アイテムの活用術
④長く愛用するためのメンテナンスのコツ
ユニフレームのテーブルトップバーナーUS-DII:魅力と機能性

まずは、なぜ多くのキャンパーがこのバーナーを「最強の調理インフラ」と呼ぶのか、その圧倒的なスペックと設計のこだわりについてお話ししますね。燕三条の職人魂が詰まったこのギアには、単なる調理器具を超えた信頼性があるんです。
✅US-Dからの進化点と改良された使い勝手
✅プレミアムガスで発揮する3900kcalの高火力
✅耐荷重15kgでダッチオーブンも調理可能
✅マルチグリドルを安全に使える分離型のメリット
US-Dからの進化点と改良された使い勝手
2020年に登場した「US-DII」は、長年愛されてきた名作「US-D」のDNAを色濃く受け継ぎつつ、現代のキャンプスタイルに合わせて絶妙なアップデートが施されています。筆者が実際に触れてみて「これは画期的だ!」と感動したのが、カセットボンベ(CB缶)の取付部に採用された新形状のワイヤー構造です。
旧モデルでは、ガス缶を固定する際に少しだけ「グッ」と押し込むコツが必要だったのですが、新型ではフチをワイヤーに引っ掛けてカチッと回すだけで、誰でも確実にロックできるようになりました。この直感的な操作感は、設営で忙しいキャンプの現場では本当に助かるんですよね。
また、外見上の大きな特徴である直径約20cmの「大型汁受け」も進化しています。ステンレスの表面仕上げが見直され、煮こぼれなどの汚れがさらに落としやすくなりました。
さらに、熱による歪みを防ぐためのプレス加工(リブ加工)が施されており、過酷な使用環境でも形状を維持するタフさが加わっています。一方で、火力調整つまみが温かみのあるウッド製から樹脂製へと変更されたり、収納ケースがセミハードからソフトケースに変わったりした点については、古参ファンから惜しむ声もあります。
しかし、実用面で見れば、より軽量でメンテナンスしやすい方向へ進化したと言えるかなと思います。まさに、飾らない「道具としての美しさ」が追求されている一品ですね。

主な変更点のまとめ
- ガス取付部:ワイヤー構造採用で着脱がよりスムーズに
- 汁受け:ステンレスの清掃性向上と耐熱歪み防止加工の強化
- デザイン:つまみやケースの仕様変更による実用性の追求
プレミアムガスで発揮する3900kcalの高火力

このバーナーが他の追随を許さない最大の理由は、その「圧倒的な熱エネルギー」にあります。一般的な家庭用カセットコンロの出力が2,500〜2,800kcal/h程度であるのに対し、US-DIIは別売りのプレミアムガスを使用することで最大3,900kcal/hという弩級の火力を叩き出します。
この数値、実際に使ってみると驚くほどお湯が沸くのが早いんです。標高の高いキャンプ場や、冷え込む早朝のコーヒータイムでも、このパワーがあれば待ち時間のストレスがありません。
もちろん、ただ火力が強いだけではなく、とろ火のような繊細な火力調整ができるのも魅力。厚手のステーキを強火で一気に焼き上げた後、弱火でじっくり中まで熱を通すといった本格的な調理も思いのままです。
また、これだけの高出力は、風の影響を受けやすい屋外において、熱損失をカバーするための「余裕」として機能します。風防を併用すれば、まさに無敵の調理環境が整いますね。
筆者としては、この「どんな料理でも作れる」という安心感こそが、US-DIIを選ぶ最大の動機になるのではないかなと感じています。季節を問わず、レギュラーガスとプレミアムガスを賢く使い分けることで、一年中安定したパフォーマンスを約束してくれますよ。
耐荷重15kgでダッチオーブンも調理可能
山岳用の軽量バーナーや小型のシングルバーナーを使っていると、重いクッカーを載せた時の「グラつき」にヒヤッとした経験はありませんか?ユニフレームのテーブルトップバーナーUS-DIIなら、そんな不安とは無縁です。

公式スペックで耐荷重は約15kgとなっており、これは12インチ(直径約30cm)の巨大なダッチオーブンを満載にしても余裕で耐えられる数値なんです。
驚異の安定性を支える構造的ヒミツ
- 極厚ステンレス製のゴトク:熱でもたわまない頑丈な支え
- 低重心な4本脚:大きな鍋を載せても転倒しにくい設計
- 広々とした汁受け:クッカーの底を広く受け止める安心感
筆者が特に推奨したいのが、鋳鉄製ダッチオーブンの「シーズニング」作業での活用です。空焚きに近い状態で強火を維持する必要があるシーズニングは、バーナーに多大な負荷をかけますが、US-DIIならその堅牢さで楽々とこなせます。
さらに、分離型であるため、熱源からガス缶が遠く離れていることが大きな安心材料になります。輻射熱を気にせず、じっくりと道具を育てることができる。まさに、本格的なアウトドア料理を追求したい人にとって、これ以上ない選択肢と言えるでしょう。
マルチグリドルを安全に使える分離型のメリット
最近、キャンプ飯のSNS投稿で必ずと言っていいほど見かける「マルチグリドル」。直径30cmを超えるような平たい鉄板は、とにかく料理が映えるし使い勝手も最高ですよね。
でも、ここで一つ注意が必要です。一般的な一体型のカセットコンロで大きなマルチグリドルを使うと、鉄板の底面がガス缶のカバーを覆ってしまい、反射した熱(輻射熱)でガス缶が異常加熱され、最悪の場合は爆発事故に繋がる危険性があるんです。
このリスクを回避するための「正解」が、まさにUS-DIIのような分離型バーナーです。

※US-DIIは、バーナー本体とガス缶が約35cmの長いホースで接続されています。
これにより、どんなに大きな鉄板を使ってもガス缶を熱源から物理的に遠ざけることができるため、安全性が劇的に高まります。(※分離型バーナーの利点についての一般的な安全基準:YAMAP STORE)
このように、大型クッカーの使用が前提となる現代のキャンプスタイルにおいて、分離型であることはもはや必須条件と言っても過言ではありません。広い汁受けがテーブルへの熱影響も防いでくれるので、ウッドテーブルの上でも安心してマルチグリドル料理を楽しめますよ。
ユニフレームのテーブルトップバーナーUS-DII:使いこなすコツと工夫

ここからは、US-DIIを120%活用するための周辺ギア選びや、トラブルが起きた時の対処法など、より実践的なノウハウを深掘りしていきましょう。
✅100均の風防や遮熱板を代用した寒さ対策
✅ツールボックスやケースへのシンデレラフィット
✅点火不良を防ぐ日常のメンテナンスと清掃方法
✅まとめ:ユニフレームのテーブルトップバーナー
100均の風防や遮熱板を代用した寒さ対策
US-DIIは非常にタフなバーナーですが、唯一の弱点を挙げるとすれば、ゴトク周りがオープンな構造ゆえに横風に少し弱いという点です。これを解消するために高価な純正オプションを探すのもいいですが、筆者のおすすめは100均アイテムの賢い代用です。
例えば、ダイソーなどのキャンプコーナーで売られている「アルミ風よけ(ウィンドスクリーン)」は、US-DIIのサイズ感にぴったり。550円(税込)という低価格ながら、これがあるだけで燃焼効率が劇的にアップします。
また、「追加の遮熱板が必要かな?」と心配する方もいますが、基本的には標準装備の大型汁受けがその役割を果たしてくれます。ただ、真夏の炎天下で長時間煮込み料理をするような極端なケースでは、100均のアルミ丸皿を加工して自作の遮熱板を追加しているツワモノもいますね。
とはいえ、US-DIIの設計思想は「ガス缶を遠ざけること」で安全を担保しているので、基本ルールさえ守れば過度な重装備は不要かなと思います。寒い時期には、CB缶用のネオプレンカバーを装着してガス缶の冷え(ドロップダウン)を防ぐなど、ちょっとした工夫で冬キャンプの調理もぐっと快適になりますよ。

ツールボックスやケースへのシンデレラフィット
US-DIIを購入した多くのユーザーが最初に直面する悩みが、「付属のソフトケースが少し頼りない」という問題です。特に他の重いキャンプ道具と一緒にコンテナに入れる際、ゴトクの歪みが心配になりますよね。
そこで話題になっているのが、TRUSCO(トラスコ)のツールボックス T-190への収納です。これが、専用品かと見紛うほどの「シンデレラフィット」を見せてくれるんです。
スチール製の堅牢なボックスなので、上から重い荷物を載せてもバーナー本体を完璧にガードしてくれます。
| ケース名 | タイプ | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 純正ソフトケース | 巾着袋状 | 軽量、かさばらない | 衝撃に弱い |
| TRUSCO T-190 | スチール箱 | 最強の保護力、スタッキング可 | 少し重くなる |
| 無印良品 ポリプロピレン | 樹脂ボックス | 汚れを拭きやすい、視認性良 | ジャストサイズ選びがシビア |
| ヒマラヤ ツールバッグ | 布製バッグ | CB缶も一緒に収納可能 | サイズが少し大きめ |
筆者の周りでは、トラスコのボックスを自分好みのステッカーでカスタムしているキャンパーも多いですよ。道具を守るだけでなく、愛着を持って持ち運ぶための工夫も、キャンプの楽しみを底上げしてくれます。自分なりのベストな収納スタイルを見つけてみてくださいね。
点火不良を防ぐ日常のメンテナンスと清掃方法
「キャンプ場でいざ使おうとしたら火がつかない!」というトラブル。実はUS-DIIで最も多い相談が、この点火不良です。しかし、焦る必要はありません。
原因のほとんどは、点火プラグ(白い陶器の部分)への汚れ付着、または電極の微妙なズレです。調理中に吹きこぼれた汁や油が電極に固着すると、火花が飛ばなくなってしまいます。
対処法としては、乾いた布や、しつこい汚れなら使い古した歯ブラシで電極の先端を軽くこすってあげるだけ。これだけで復活することが多いんです。

もう一つのポイントは「バーナーヘッドの目詰まり」です。長年使っていると、火口の穴にススやゴミが溜まり、炎が不均一になることがあります。
本体の丸洗いは絶対にNGです!内部の点火装置や配管を傷める原因になります。汚れがひどい時は、ぬるま湯で薄めた中性洗剤を布に含ませて拭き取り、最後に必ず乾拭きをして水分を残さないようにしましょう。
バーナー部分はスチール製なので、濡れたまま放置すると錆びてしまいます。愛用の道具を10年、20年と持たせるためには、使った後のちょっとした「拭き掃除」が何よりの特効薬になります。
もしどうしても火がつかない時の予備として、常にライターを一つ装備に加えておくのが熟練キャンパーの知恵ですね。
まとめ:ユニフレームのテーブルトップバーナーUS-DII
ユニフレームのテーブルトップバーナーUS-DIIについて詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか。このギアの魅力は、スペック上の数値だけでは語れない「安心感」と「懐の深さ」にあります。

ソロキャンプでじっくりと塊肉を焼き上げる時間はもちろん、ファミリーキャンプで大きな鍋を囲んで笑顔が溢れる瞬間まで、US-DIIは常に足元からその時間を支えてくれます。
確かに、軽量コンパクトなバーナーが主流の今、US-DIIは少し無骨で重い存在かもしれません。点火ボタンが少し押しにくい位置にあったり、収納に工夫が必要だったりと、ちょっとした「クセ」もあります。
でも、それこそが道具としての個性であり、使い込むほどに手に馴染み、愛着が湧いてくる理由なんです。筆者も数々のバーナーを使ってきましたが、結局「今日はしっかり料理を作るぞ」という日に持ち出すのは、決まってこの一台です。
購入を検討されている方へ
この記事で紹介した内容は、一般的な使用環境に基づくものです。正確な最新の仕様、製品の安全性に関する詳細な注意事項、および現在の販売価格については、必ずユニフレーム公式サイトをご確認ください。ガス機器は正しく使えば最高の味方ですが、誤った使い方は大変危険です。最終的な判断は、ご自身の責任において安全第一で行ってくださいね。
燕三条の職人が作り上げた「本物の道具」を手に、あなたも次のキャンプで最高の外ごはんを体験してみませんか?US-DIIがあれば、あなたのキャンプ料理のレパートリーは、きっと無限に広がっていくはずですよ!



