キャンプを始めたばかりの頃、誰もが一度は憧れるのがユニフレームのファイアグリルですよね。私もあの機能美に惹かれて手にした一人ですが、使い込むうちに気になるのがユニフレームの焚き火台の網に関する悩みではないでしょうか。
純正の網をそのまま使い続けるべきか、それとも100均などの安い網で代用できるのか、迷ってしまうこともあるかと思います。また、焚き火で真っ黒になった網の掃除方法や、サイズ違いのsoloやラージに適合する網の情報など、意外と知っておきたいポイントは多いものです。
この記事では、私が実際に使ってみて感じたことや、長く愛用するためのメンテナンスのコツ、そして賢い代用品の選び方について、実体験を交えながら詳しくお話ししていきますね。
この記事でわかること
①網の独自設計とサイズ別の違い
②ステンレス網やヘビーロストルの必要性
③100均アイテムを活用した代用網の選び方
④重曹やセスキを使った焦げ落としメンテナンス
ユニフレームの焚き火台の網:独自の設計とメリット

ユニフレームのファイアグリルが長年愛されている理由は、その独特な網の配置にあります。ここでは、なぜあの形が使いやすいのか、そして各サイズごとの網の特徴について、筆者の視点から徹底的に深掘りして解説していきますね。
✅サイズ別スペックとsoloやラージの適合網
✅45度回転するツメ載せ構造と熱歪み対策
✅炭の継ぎ足しや火力調節が簡単な隙間の秘密
✅耐久性を高めるステンレスワイヤー網やヘビーロストル
サイズ別スペックとsoloやラージの適合網
ユニフレームのファイアグリルシリーズは、現在「レギュラー・683040」「solo・.683095」「ラージ・683071」の3サイズが展開されています。キャンプの人数やスタイルによって選ぶべき本体が変われば、当然、適合する網のスペックも変わってきます。
それぞれの違いを正しく理解しておくことが、失敗しない買い物への第一歩かなと思います。(現在ラージは欠品中です。)

| 項目 | ファイアグリル(レギュラー) | ファイアグリル solo | ファイアグリル ラージ |
|---|---|---|---|
| 網のサイズ | 350×350mm | 約210×210mm(専用) | 約450×450mm(専用) |
| 網の材質 | 鉄・クロームメッキ | ステンレス鋼 | 鉄・クロームメッキ |
| 分散耐荷重 | 約20kg | 約5kg | 約20kg |
| 利用シーン | 3〜4人のファミリー・グループ | 1人のソロキャンプ・卓上 | 大人数でのBBQ・大型鍋調理 |
定番のレギュラーサイズと最新のsolo
最も普及しているレギュラーサイズの網は、鉄にクロームメッキを施したものです。安価ながらも必要十分な強度があり、ガシガシ使えるのが魅力ですね。一方、2023年にリニューアルされたファイアグリル soloは、最初から錆に強いステンレス製の網が付属しています。
ソロ用はコンパクトな分、卓上でちびちびとおつまみを焼くようなスタイルに最高です。ラージサイズは、レギュラーの約1.6倍の面積を誇り、ダッチオーブンを置いたまま横で焼き鳥を焼くといった、まさに「大は小を兼ねる」を体現したスペックになっています。
45度回転するツメ載せ構造と熱歪み対策
ユニフレームの焚き火台の網を語る上で、絶対に外せないのが本体に対して「網を45度回転させて載せる」という独自のツメ載せ構造です。これ、実は見た目のインパクト以上に、計算され尽くしたエンジニアリングの結晶なんですよ。
計算された「遊び」が寿命を延ばす
金属は熱せられると膨張し、冷えると収縮します。この繰り返しが「熱歪み」を生み、安価な焚き火台だとすぐに本体がベコベコになってしまいます。ユニフレームはこの対策として、炉の四隅に意図的なスリット(隙間)を設けています。
このスリットが熱膨張を逃がす「遊び」となり、網を支えるツメ部分への負荷を軽減しているんです。

網自体も、本体の角ではなく「辺」の中央付近で支えられるため、荷重が分散されやすくなっています。この緻密な計算があるからこそ、10年以上使い続けても現役というユーザーが続出するわけですね。
保温スペースとしての機能美
網を45度ずらして配置することで、網の四隅が本体の外側にはみ出します。ここが「天然の保温コーナー」になるんです。

中央の強火で焼き上げたお肉をこの端っこに移動させておけば、焦がすことなく、食べる直前までホカホカの状態をキープできます。この機能、ファミリーキャンプで子供たちが食べるペースに合わせる時に、本当に重宝するんですよね。
筆者もこの構造のおかげで、何度「焼きすぎ」の悲劇を回避できたか分かりません。

炭の継ぎ足しや火力調節が簡単な隙間の秘密
焚き火台で調理をしている最中、一番面倒なのが「炭の継ぎ足し」ではないでしょうか。一般的なBBQコンロだと、一度網をどかして、食材が落ちないように気をつけながら作業する必要があります。しかし、ファイアグリルはこの問題をスマートに解決しています。
調理を止めないオペレーション
網を斜めに置くことで、本体の四隅に三角形の大きな隙間が生まれます。ここが燃料投入口として機能するんです。

網に重いダッチオーブンや大量の食材が載っていても、隙間から火ばさみを差し込んで炭を放り込んだり、火力の微調整をしたりすることが可能です。筆者も初めて使った時、「網を動かさなくていいって、こんなに楽なんだ!」と感動したのを覚えています。
また、この隙間は空気の通り道(ベンチレーター)の役割も兼ねており、安定した燃焼をサポートしてくれます。ただし、風が強い日はこの隙間から火の粉が舞いやすいので、防風対策や周囲への配慮は忘れないようにしましょう。
耐久性を高めるステンレスワイヤー網やヘビーロストル
「標準のメッキ網もいいけれど、もっとタフに使いたい」という本格派の方には、純正のアップグレードパーツが用意されています。ここを強化することで、ファイアグリルはもはや「調理ステーション」へと進化します。

5mm径の極太ステンレス無垢棒を使用した、最強の架台です。標準の網とは比較にならないほどの剛性を持ち、ダッチオーブンの12インチサイズを満水にしても余裕で支え切ります。
ステンレスワイヤー網のメリット
標準網よりも太いワイヤーを使用した「ステンレスワイヤー網」は、とにかく錆びにくく、メンテナンスが楽なのが特徴です。鉄製の網はどうしてもメッキが剥がれたところから錆びていきますが、ステンレスならその心配がほとんどありません。
少々お値段は張りますが、使用頻度が高いキャンパーさんなら、買い替えの頻度が減る分、長期的にはコスパが良くなるかなと思います。また、汚れが落ちやすいという特性もあるので、後片付けを少しでもラクにしたい方にもおすすめですね。
ユニフレームの焚き火台の網:代用や掃除で賢く使う方法

キャンプの楽しさの裏側にあるのが、避けては通れない「片付け」の問題です。特に油と煤が入り混じった網の掃除は、なかなかの重労働ですよね。ここでは、筆者が実践している効率的な運用術をご紹介します。
✅100均のダイソーやセリアで買える代用網の活用術
✅重曹やセスキ炭酸ソーダを使った焦げ落としのコツ
✅錆を防ぐシーズニングと新聞紙を活用した保管手順
✅まとめ:ユニフレームの焚き火台の網
100均のダイソーやセリアで買える代用網の活用術
「網を洗う時間がもったいない」「撤収を爆速で終わらせたい」という時、実は100円ショップの網が非常に優秀な代用品になります。純正の網を大切に保管しつつ、普段使いは100均というスタイルもアリですよ。

ダイソーで見つけるベストサイズ
ダイソーには多様なサイズの網がありますが、レギュラーサイズのファイアグリルには「35cm×35cm」の角型網がほぼシンデレラフィットします。ユニフレーム特有の45度回転配置も問題なく行えるため、操作感は純正とそれほど変わりません。
また、少し大きめの「35cm×45cm」を使うと、保温スペースがさらに広がるという裏技もあります。
100均の網は線材が非常に細く、亜鉛メッキが薄いため、焚き火のような高温(800℃以上)にさらされると、すぐに焼き切れたり変形したりします。あくまで「炭火でのBBQ」限定と考え、薪をガンガン燃やす焚き火調理の際は、純正のヘビーロストルを使用することを強く推奨します。
セリアや他のショップの傾向
セリアでは、食材を挟んで焼ける「合わせ網」などが充実しています。焼き魚や厚切り肉を焼く時だけ、純正網の上にセリアの合わせ網を載せて使うといった使い分けも便利ですね。
ただし、100均の網は「使い捨て」を前提とした強度であることは忘れないでください。環境への配慮として、ボロボロになるまでは使い切り、適切に廃棄しましょう。
重曹やセスキ炭酸ソーダを使った焦げ落としのコツ
純正網やステンレス網を長く愛用したいなら、力任せに擦るのではなく「化学の力」を使いましょう。煤汚れや油汚れは酸性なので、アルカリ性の成分で中和するのが正解です。
驚くほど落ちる「つけ置き」の手順
- 厚手のゴミ袋(45Lサイズなど)に網を入れます。
- 網が浸かる程度のぬるま湯(40〜50℃)を注ぎます。
- 重曹を大さじ3杯、またはより強力なセスキ炭酸ソーダを小さじ2杯ほど投入します。
- 袋の口を縛り、そのまま3時間〜一晩放置します。
- 浮き上がった汚れをナイロンブラシで優しく撫でれば、ピカピカに戻ります。

この方法の素晴らしいところは、網の細かな交差部分に入り込んだ汚れまで、泡の力で浮き上がらせてくれる点です。金属タワシでガシガシ擦ると、網のメッキを傷つけてしまい、そこから錆が進行してしまいます。
網の寿命を延ばすなら、「擦らずに浮かせる」のが鉄則です。もし、お肉が網にくっついて困るという場合は、調理前に網をしっかり熱してから「お酢」を塗ってみてください。タンパク質の変性を抑え、驚くほど身離れが良くなりますよ。
錆を防ぐシーズニングと新聞紙を活用した保管手順
鉄製の網にとって、最大の敵は「酸化(サビ)」です。洗浄した後に自然乾燥させて、そのままコンテナにポイ…というのは、次にキャンプへ行く時にガッカリする原因になります。筆者が実践している「3分で終わる保管術」をご紹介しますね。
水分を飛ばして油膜を作る
洗浄後は、まず火にかけて水分を完全に飛ばします(空焼き)。その後、キッチンペーパーに含ませた食用油(サラダ油やオリーブオイル)を網全体に薄く塗り広げてください。これが酸素を遮断するバリアになります。油を塗りすぎるとベタベタしてゴミが付着するので、「薄く、均一に」がポイントです。
新聞紙の吸湿パワーを活用
油を塗った後は、新聞紙で包んで保管しましょう。新聞紙は適度に油を吸いつつ、周囲への油移りを防いでくれます。
さらに、新聞紙自体に吸湿効果があるため、収納ケース内の湿度を一定に保ち、錆の発生を抑えてくれるんです。筆者はこの方法に変えてから、網が1年以上錆びずに綺麗な状態を保てています。

まとめ:ユニフレームの焚き火台の網
ここまで、ユニフレームの焚き火台の網について、その設計思想からメンテナンス、代用術まで幅広くお伝えしてきました。ファイアグリルという道具は、網一枚をとっても非常に奥が深く、使い手のスタイルに合わせて姿を変える素晴らしいシステムだと思います。
最終的な判断基準としては、以下のように整理できるかなと思います。

- ファミリーBBQ中心: 標準の純正網を大切に使いつつ、重曹でケアする。
- 後片付けを最優先: 100均の35cm角網を使い捨て感覚で活用する。
- 本格料理・ダッチオーブン: 絶対に「ヘビーロストル」を導入する。
- ソロで長く楽しむ: 錆に強い「ファイアグリル solo」のステンレス網を堪能する。
筆者自身、最初は「ただの網にこんなに種類があるの?」と思っていましたが、それぞれの特徴を理解して使い分けることで、キャンプの質が格段に上がりました。
なお、製品の詳しい仕様や最新の価格については、必ず(出典:株式会社ユニフレーム公式サイト)を確認するようにしてくださいね。お気に入りの網と一緒に、最高の焚き火ナイトを楽しみましょう!
※本記事に記載した数値や清掃方法は一般的な目安です。火器の取り扱いや化学薬品の使用については、各メーカーの注意書きを必ず読み、安全を確保した上で自己責任で行ってください。


