グレゴリーのコンパス30・40どっち?レビューと違いを比較して解説!

グレゴリーのコンパス30・40どっち?レビューと違いを比較して解説!バックパック

グレゴリーの人気バックパック「コンパス」シリーズ。購入を検討しているものの「30と40のどっちを選べばいいの?」と悩んでいませんか。見た目は似ていますが、この2つのモデルは容量だけでなく、機能性や最適な用途が大きく異なります。

この記事では、グレゴリーのコンパスとはどのようなバックパックなのかという基本から、コンパス30と40それぞれの詳しいレビュー、そして普段使いや登山で使えるかといった具体的なシーンでの使い勝手まで、あらゆる角度から2つのモデルを比較し違いを解説します。

特に、女性が使う場合のサイズ感についても触れていきますので、あなたにぴったりのモデルが必ず見つかるはずです。

この記事でわかること

①コンパス30と40の具体的なスペックの違い
②普段使いや旅行などシーン別のおすすめモデル
③パッキングのしやすさや防犯性などの共通の魅力
④購入前に知っておきたい各モデルの注意点

グレゴリーのコンパス30・40どっち?基本情報を解説

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✅人気のコンパスとは
✅30のレビューと特徴
✅40のレビューと特徴

人気のグレゴリーのコンパスとは

まずはじめに、GREGORY(グレゴリー)のコンパスシリーズがどのようなバックパックなのかを解説します。コンパスシリーズの最大の特徴は、「背負えるキャリーケース」と表現される、旅行に特化したユニークな構造にあります。

一般的なリュックとは異なり、メイン収納部のファスナーが背面側に配置されています。これにより、スーツケースのように180度パカっと開く「クラムシェル構造」を実現。荷物の整理や出し入れが非常にスムーズで、パッキングのストレスを大幅に軽減してくれます。

さらに、この背面ファスナー構造は、海外旅行などで気になるセキュリティ面でも大きなメリットになります。背負っている間は他人がファスナーにアクセスすることが困難なため、スリなどの盗難リスクを低減できるのです。まさに、機動性と収納力、そして防犯性を高いレベルで両立させた、旅好きのためのバックパックと言えるでしょう。

コンパスシリーズのポイント

パッキングが楽:スーツケースのように大きく開いて荷造りがしやすい。
防犯性が高い:ファスナーが背中側にあり、背負っている時に開けられにくい。
軽量:大容量ながら本体重量が軽く、移動の負担が少ない。

30のレビューと特徴

コンパス30は、シリーズの中でもコンパクトで汎用性の高いモデルです。容量30Lは、日々の通勤・通学から1泊程度の小旅行まで幅広く対応できる絶妙なサイズ感。多くの荷物を持ち運ぶ必要がないけれど、収納力には余裕が欲しいという方におすすめです。

最大の魅力は、約700g台という30Lクラスのリュックとしては驚異的な軽さです。それでいて背面パネルやショルダーハーネスにはしっかりとしたクッションが備わっており、背負い心地は抜群。グレゴリーが長年培ってきた「背負い心地の良さ」をしっかりと感じられます。

収納面では、スーツケースのように開くメイン収納のほか、背面側には最大15.6インチのノートPCを収納できる専用コンパートメントを装備。ビジネスシーンでも活躍します。リュック上部にはすぐにアクセスできるトップポケットもあり、財布やスマートフォンの収納に便利です。

コンパス30の注意点

コンパス30には、いくつか使いにくいと感じる可能性のある点も存在します。まず、全てのファスナーが背面側にあるため、荷物を出すには一度リュックを降ろす必要があります。また、ウエストベルトが無いため、荷物が非常に重い場合は安定感に欠けるかもしれません。

容量30L
重量約810g ※モデルにより若干の差あり
サイズ高さ51cm × 横32cm × 奥行21cm
PC収納最大15.6インチまで対応

40のレビューと特徴

コンパス40は、機内持ち込み可能なサイズを最大限に活用した40Lの大容量モデルです。2〜3泊の旅行や海外旅行、バックパッカーなど、とにかく多くの荷物を一つのバックパックで完結させたい方に最適です。

コンパス30との決定的な違いは、リュックの底部分に独立した収納スペース「シューズコンパートメント」が備わっている点です。このスペースは内側が防水素材(アクティブシールド)になっており、汚れた靴や濡れた衣類などを他の荷物と完全に分けて収納できます。

旅先で履き替えるサンダルを入れたり、ジム用のシューズを入れたりと、様々なシーンで活躍する便利な機能です。

もちろん、コンパスシリーズならではのパッキングのしやすさや高い防犯性は健在。900g台と軽量ながら、大容量の荷物をしっかり支える堅牢な作りも魅力です。コンパス30と同様にPC専用コンパートメントも備えており、旅先でのワークにも対応します。

コンパス40のデメリットとしては、その大きさゆえに普段使いにはやや不向きな点が挙げられます。また、荷物を開ける際は必ず前面部を地面につけることになるため、地面が汚れているとリュックのフロント部分が汚れやすいという声もあります。

容量40L
重量約960g ※モデルにより若干の差あり
サイズ高さ55cm × 横34cm × 奥行25cm
特徴的な機能独立したシューズコンパートメント

グレゴリーのコンパス30・40どっち?比較でわかる選び方

登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門イメージ

✅2つのモデルを比較した違い
✅普段使いを検証
✅女性が使うには?
✅登山で使えるか?
✅まとめ:グレゴリーのコンパス30・40どっち

2つのモデルを比較した違い

コンパス30と40、どちらを選ぶべきか判断するために、両者の違いを一覧表で比較してみましょう。選ぶ上での最大の判断基準は、「主な用途」と「靴専用収納の有無」です。

日常的に使うことが多いのか、それとも旅行がメインなのか。旅先で靴を履き替えたり、ジム通いでシューズを持ち運んだりする必要があるか。これらの点を考慮することで、あなたにとって最適なモデルが見えてきます。

項目コンパス30コンパス40
主な用途普段使い、1泊程度の旅行2泊以上の旅行、海外旅行
容量30L40L
サイズ高さ51cm × 横32cm × 奥行21cm高さ55cm × 横34cm × 奥行25cm
重量約810g約960g
シューズ収納なしあり(独立コンパートメント)
機内持ち込みほぼ全ての航空会社で可能多くの航空会社で可能だが、LCCなど一部規定が厳しい場合は注意が必要

機内持ち込みについて

両モデルとも機内持ち込みを想定して設計されていますが、コンパス40はサイズが規定ギリギリです。特にLCC(格安航空会社)を利用する機会が多い方は、より確実に持ち込めるコンパス30の方が安心と言えるかもしれません。

普段使いを検証

「旅行だけでなく、普段使いもできるモデルはどっち?」という点は、多くの方が気になるところでしょう。結論から言うと、普段使いをメインに考えるならコンパス30が圧倒的におすすめです。

コンパス30の30Lという容量は、通勤用の書類やPC、仕事帰りのジムの着替えなどを入れても余裕のあるサイズ感。荷物が少ない日でも、サイドのコンプレッションベルトを締めれば厚みを抑えられ、スッキリとした見た目で背負うことができます。

一方、コンパス40を普段使いするのは、よほど荷物が多い方でない限り、サイズが大きすぎると感じる可能性が高いです。満員電車などでは周囲への配慮も必要になるでしょう。コンパス40はあくまで「旅行用」と割り切り、普段使いには別のバッグを用意するのが現実的かもしれません。

普段使いの結論

コンパス30:普段使いに最適。荷物が多い日の通勤・通学やジム通いにも対応。
コンパス40:普段使いには大きすぎる。旅行や出張など、特別なシーンでの使用がメイン。

女性が使うには?

女性が使う場合、サイズ感や背負いやすさが気になるポイントです。この点においても、コンパス30の方がより多くの女性にとって使いやすいモデルと言えます。

コンパス30は、すっきりとした縦長のフォルムで、小柄な女性が背負っても大きすぎるといった印象になりにくいデザインです。軽量であるため、体への負担が少ないのも嬉しいポイント。通勤から休日のお出かけ、旅行まで、シーンを選ばずに活躍してくれるでしょう。

対してコンパス40は、容量が大きい分、全体的にがっしりとしたサイズ感です。荷物を詰め込むとかなりの厚みと重さになるため、小柄な方には少し扱いにくく感じられるかもしれません。ただし、バックパッカーとして長期旅行をするなど、明確な目的があって大容量を求める女性には、頼れる相棒となります。

どちらのモデルも、ショルダーハーネスが人体構造に基づいて設計されているため、基本的な背負い心地は非常に良いです。最終的には、持ち運びたい荷物の量とご自身の体格を考慮して選ぶのが良いでしょう。

登山で使えるか?

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グレゴリーは世界的に有名な登山用バックパックブランドですが、そのコンパスシリーズを「登山でも使えるのでは?」と考えている初心者の方もいらっしゃるかもしれません。特に30Lや40Lという容量は、日帰り登山や山小屋泊で使われるサイズと重なります。

しかし、結論から言うと、コンパス30・40は本格的な登山での使用には不向きです。舗装された道を歩く観光地の散策や、高低差のほとんどない平坦な道を歩く軽いハイキング程度であれば対応できますが、岩場や急な登り下りを含む山道を長時間歩くような活動での使用は推奨できません。

【結論】コンパスシリーズは登山には不向き

コンパスシリーズは、あくまで「旅行」や「日常使い」に最適化されたバックパックです。登山に必要な専門的な機能が備わっていないため、安全で快適な登山のためには、専用の登山用バックパックを選ぶことを強くおすすめします。

なぜ登山に不向きなのでしょうか?最大の理由は、肩だけでなく腰で荷重を支えるための「ウエストベルト」が装備されていない点にあります。登山では、バックパックの重さを肩だけで支えると、数時間で肩や背中に痛みが出てしまい、体力を著しく消耗します。

そのため、荷重の多くを体幹や足といった大きな筋肉で支えられるよう、頑丈なウエストベルトでパックを腰に固定することが不可欠なのです。

登山用バックパックに必須の専門機能

ウエストベルト以外にも、コンパスシリーズには登山用バックパックに標準的に備わっている以下の機能がありません。

  • ハイドレーションシステムへの対応
    歩きながら水分補給ができるよう、水を入れるパック(リザーバー)を収納し、チューブを通すための専用ポケットや排出口。
  • トレッキングポールアタッチメント
    使用しないトレッキングポールを、安全かつ邪魔にならないように固定しておくためのループやベルト。
  • 高度な背面ベンチレーション
    背中とパックの間に空気の通り道を作り、汗による蒸れを最大限に防ぐための機能。

これらの機能は、安全かつ快適に登山を行うために非常に重要です。

登山初心者がバックパックを選ぶなら

もしあなたがこれから登山を始めたいと考えているなら、「ウエストベルトがしっかりしているか」を最初のチェックポイントにしてください。

同じグレゴリーの製品であれば、日帰りから山小屋泊向けに設計された「ズール(男性用)」や「ジェイド(女性用)」といったシリーズが、登山用として世界中で高い評価を得ています。まずはそうした登山専用モデルから検討することをおすすめします。

まとめ:グレゴリーのコンパス30・40どっち?

ここまで、グレゴリーのコンパス30と40を様々な角度から比較してきました。最後に、この記事の要点をリスト形式でまとめます。どちらのモデルを選ぶか、最終的な判断の参考にしてください。

  • コンパスシリーズは「背負えるキャリーケース」がコンセプト
  • スーツケースのように大きく開くためパッキングが非常に楽
  • ファスナーが背面側にあり防犯性が高いのが特徴
  • コンパス30は普段使いや1泊程度の旅行に最適な30Lモデル
  • 軽量で背負いやすく、多くの人におすすめできる汎用性を持つ
  • コンパス40は2泊以上の旅行や海外旅行向けの40L大容量モデル
  • 最大の特徴は独立したシューズコンパートメントの有無
  • 汚れた靴や濡れた衣類を分けて収納したいならコンパス40が必須
  • 普段使いも視野に入れるならコンパス30が最適
  • コンパス40の普段使いはサイズ的に厳しい場合が多い
  • 女性や小柄な方には、より扱いやすいコンパス30がおすすめ
  • 本格的な登山での使用はどちらのモデルも不向き
  • ウエストベルトがないため長時間の歩行には適さない
  • 機内持ち込みの確実性を重視するならコンパス30がより安心
  • あなたの主な用途と荷物の量に合わせて最適なモデルを選ぼう
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