こんにちは、リュウセイです。登山を始めると、意外と悩むのが手袋選びですよね。本格的なアウトドアブランドのものは数千円から、高いと1万円を超えることもあって、最初はちょっと手が出しにくいなと感じることもあるはずです。
最近ではワークマンの手袋を登山で見かけることが増えましたが、ワークマンの手袋は登山で本当に使えるのか、夏用や防水モデルの性能はどうなのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
特に、ワークマンの手袋を登山のレディースサイズで探している方や、メリノウール素材の使い心地、岩場で役立つ滑り止めの実力など、知っておきたいポイントはたくさんありますよね。
今回は、筆者が実際にチェックして感じたワークマンの手袋の登山におけるおすすめモデルや、現場で使う際のリアルな注意点について、興味がある一人の登山好きとして丁寧にお伝えしていきます。
ワークマンプラスなどの店舗で手軽に買えるアイテムが、実際のフィールドでどれだけ通用するのか、一緒に見ていきましょう。

この記事で分かること
①メリノやイナレムなど素材別の機能性と活用シーン
②夏山の酷暑や岩場などの過酷な環境で役立つモデル
③防水性能の限界と失敗しないためのレイヤリング術
④女性や手の小さい人が直面するサイズ選びの解決策
ワークマンの手袋を登山で活用:メリットと製品選び
ワークマンのグローブが選ばれる最大の理由は、やはりプロの現場で培われた機能性と圧倒的なコストパフォーマンスにあります。
過酷な作業現場で耐えうる耐久性が、実は登山のニーズと見事に合致しているんですよね。ここでは、数あるラインナップの中から登山に適したものをどう選ぶべきか、その基準をお話ししますね。
このセクションの内容
✅登山でおすすめなワークマンの手袋5選
✅ワークマンのメリノウール製手袋を登山で使う魅力
✅夏の登山でも蒸れないワークマンの手袋と暑さ対策
✅ワークマンの防水手袋は登山での雨に耐えられるか
✅レディース向けのワークマンの登山用手袋のサイズ感
登山でおすすめなワークマンの手袋5選

筆者が店頭やフィールドでの評判を見て、「これは外せないな」と感じたモデルを5つピックアップしました。
登山と一口に言っても、なだらかなハイキングコースから険しい岩場まで様々なので、自分の行く山のスタイルに合わせて選ぶのがコツですよ。ワークマンの製品は入れ替わりが早いこともあるので、見つけた時にチェックしておくのがおすすめです。
| 製品名 | 価格(税込) | 素材・機能 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|
| ①メリノ インナーグローブ | 499円 | ②エクストラファインメリノ混 | 通年のインナー、春秋の単体使用 |
| ②イナレムギアレイングローブII | 1,900円 | INAREM(耐水圧1万/透湿1万) | 雨天時、稜線での防風対策 |
| ③XShelter暑熱βアクティブグローブ | 1,500円 | 遮熱・冷却機能、UPF50+ | 真夏の低山、森林限界上の縦走 |
| ④アラウンドメッシュグローブ | 980円 | 全面メッシュ、掌シリコン | 夏のハイキング、ポール使用時 |
| ⑤匠の手 天然ゴム背抜き手袋 | 99円〜 | 天然ゴムコーティング | 鎖場、岩場の多いルート |
特に注目したいのは、各モデルが特定の機能に特化している点です。
例えば、メリノフィットは肌に直接触れるベースレイヤーとして非常に優秀ですし、イナレムギアは雨や風から手を守るシェルとしての役割を果たします。これらを組み合わせることで、高価な登山専用グローブに引けを取らない快適さを手に入れることができるんです。
【選び方のポイント】
まずは499円のメリノフィットをベースに持っておき、季節やルートに応じて防水のイナレムや、グリップ重視の作業用を買い足すのが、失敗の少ない賢い揃え方かなと思います。

初心者の方は、まずこの5選の中から自分の山行計画に合うものを選んでみてください!
ワークマンのメリノウール製手袋を登山で使う魅力

登山愛好家の間で「天然のエアコン」と呼ばれ、重宝されているのがメリノウールです。吸放湿性、温度調節、そして消臭性能において合成繊維を凌駕するこの高級素材を、ワークマンは驚きの価格で市場に投入しました。
筆者が驚いたのは、その価格設定です。①「メリノ インナーグローブ」は税込499円。一般的なアウトドアブランドなら3,000円は下らないアイテムが、この価格で買えてしまうのは破壊的なイノベーションと言っても過言ではありません。

メリノウールの最大のメリットは、「濡れても冷たくなりにくい」という点です。登山中の手汗や不意の雨で濡れてしまった際、化学繊維だと気化熱で体温が奪われがちですが、メリノウールは繊維内部に水分を蓄えつつ表面をドライに保つ性質があるため、冷えを感じにくいんです。
また、天然の抗菌防臭効果も高く、数日間の縦走でも嫌なニオイを抑えてくれます。

ワークマンのメリノ製品は、エキストラファインメリノを混紡しており、チクチク感が抑えられているのも嬉しいポイントですね!
↓↓画像:ECサイトにワークマンの手袋がないので、「メリノ インナーグローブ」の代替品を紹介します。参考にしてください。価格では全く歯が立ちません。恐るべしワークマン。
しかしこのゴールドウィンの光電子ウールインナーグローブ(アクリル70%、ナイロン20%、ウール10%)はウインターグローブの防寒性を高めるだけでなく、春・夏・秋用の3シーズングローブを防寒グローブに早変わりさせます。日本製で1398円。
レイヤリングのベースとして最適
厚みも程よく、他のグローブの中に重ねるインナーとしても非常に優秀です。無雪期の山でも、朝晩の冷え込みや標高の高い場所では指先が冷えるもの。
そんな時、この1枚を忍ばせておくだけで安心感が全く違います。ワークマンの大量発注メカニズムによって実現したこの安さなら、複数枚ストックしておいて、汚れたら気軽に買い替えることもできますよね。
夏の登山でも蒸れないワークマンの手袋と暑さ対策

近年の日本の夏山は、標高が低い場所では30度を超える酷暑になることも珍しくありません。強烈な紫外線を浴び続ける森林限界以上のエリアも含め、夏の手袋には「保護」と「冷却」の両立が求められます。ワークマンはこの難題に対し、③「XShelter暑熱βアクティブグローブ(XS360)」という答えを出しました。
このモデルは、表側にチタン配合の特殊糸を使用しており、赤外線や紫外線を強力にカットします。気象庁のデータによれば、標高が1,000m高くなると紫外線量は約10%増加するとされており(出典:気象庁『紫外線環境保健マニュアル』)、山でのUV対策は必須です。
このグローブはUPF50+の性能を持ち、さらにロゴが紫外線に反応して色が変わるギミックまで搭載されているので、日焼け対策の意識を自然と高めてくれます。

裏側には接触冷感のあるポリエチレン糸が使われており、汗を利用した気化冷却で涼しさを保つ仕組みです。

究極の通気性を求めるなら「アラウンドメッシュ」

一方で、より直感的な涼しさを求めるなら④「アラウンドメッシュグローブ(SLS01)」が有力な選択肢になります。こちらは全面が粗いメッシュ素材で、風が通り抜ける心地よさは抜群です。

「メッシュだと手が守れないのでは?」と不安になるかもしれませんが、掌にはシリコーン樹脂の滑り止めとクッション性のある人工皮革が配置されているので、トレッキングポールの操作や転倒時の怪我防止といった基本性能はしっかり確保されていますよ!
真夏の低山歩きには、これ以上ないほど快適な一双ですよ。
↓↓画像:ECサイトにワークマンの手袋がないので、「アラウンドメッシュ」の代替品を紹介します。参考にしてください。ストレッチ加工で手になじみが良い。背面の通気性・透湿性も高いため、アウトドア アクティビティも最適。丈夫で長持ち、洗って繰り返し使えるため、コストパフォーマンスが秀逸!筆者の愛用品でもある。
ワークマンの防水手袋は登山での雨に耐えられるか

雨の日の登山で筆者が最も注目しているのが、独自素材「INAREM(イナレム)」を採用した②「イナレムギアレイングローブII」です。
そのスペックは凄まじく、耐水圧10,000mm、透湿度10,000g/m²/24hと、ゴアテックスの普及モデルに匹敵、あるいは凌駕する数値を叩き出しています。特に透湿度の高さは、ハイクアップで手汗をかきやすい登山において、内部の蒸れを外に逃がす大きな武器になります。

しかし、実際のフィールドで使う際にはカタログスペック以上の「リアルな限界」を知っておく必要があります。イナレムギアは3レイヤー構造でシームテープ処理もされていますが、動的な圧力には注意が必要です。
例えば、雨の中でトレッキングポールを強く握り続けたり、岩に手をついたりすると、その部分に高い圧力がかかり、素材の隙間から水分が押し込まれる「浸水」が起こる可能性があります。

これは高価な登山用ブランドでも起こり得ることですが、ワークマン製品の場合、縫製の緻密さやシームテープの耐久性が専門ブランドに比べると若干シビアな傾向があるかな、と筆者は感じています。
【雨天時の運用術】
本降りの雨が予想される場合は、イナレムを過信しすぎないことが大切。霧や小雨、風が強い時のシェルとしては最高ですが、本格的な雨中行軍ならショーワグローブの「テムレス」のような、物理的に水を一滴も通さない完全防水グローブを予備で持っておくのが、経験者の間では定番のテクニックになっています。
↓↓画像:ECサイトにワークマンの「イナレムギアレイングローブII」がないので、代替品を紹介します。参考にしてください。(ご存じ、イナレムはムレナイ、蒸れないですよね!ならばショーワグローブ(Showaglove)のTEMRES、テムレス。手が蒸れず!)
レディース向けのワークマンの登山用手袋のサイズ感
ワークマンの登山グローブ選びで、女性や手の小さい方が最も苦労するのが「サイズ選び」です。ワークマンの主要な製品はM、L、LLの3サイズ展開が中心ですが、その基準は成人男性の標準サイズに置かれていることが多いんですよね。
筆者が計測データを見たところ、Mサイズでも中指の長さが83mm前後、掌幅が94mm前後あり、女性が装着すると指先が1cm以上余ってしまうケースが多々あります。
指先が余ると、登山の最中にジッパーの開け閉めができなかったり、岩を掴む時に布がズレて危険だったりと、安全面でもマイナスです。
特に「Wind Stopper Warm Glove」のような防風厚手モデルは、Mサイズでもかなり大きめの作りになっているので注意が必要です。

では、どうすれば良いか。筆者がおすすめする解決策は、「インナーグローブによる厚み調節」と「手首固定の活用」ですね!

【サイズの悩み解消法】
伸縮性の高い「メリノフィット インナーグローブ」は比較的サイズを選ばずフィットするので、これをまず着用します。その上にMサイズのグローブを重ねることで、内部の隙間が埋まり、操作性が劇的に向上しますよ。また、手首に面ファスナー(ベルクロ)があるモデルなら、多少大きくても手首でしっかり固定すれば、不意に脱げる心配がなくなります。
もしどうしてもサイズが合わない場合は、ワークマンの「作業用レディース」や「ジュニア向け」のコーナーを覗いてみるのも面白いですよ。意外なほど登山に使える滑り止め付きグローブが眠っていることがあります。
ワークマンの手袋を登山で利用する:注意点と評価
ワークマンのグローブは非常に優秀ですが、万能ではありません。ここでは、安全に山を楽しむために知っておきたい、具体的な浸水リスクやグリップ力の限界についてお話しします。
このセクションの内
✅イナレム搭載のワークマンの手袋の登山での浸水評価
✅岩場や鎖場でのワークマンの登山用手袋のグリップ力
✅ワークマンの手袋を登山で使う:まとめ
イナレム搭載のワークマンの手袋の登山での浸水評価
イナレム素材の透湿防水性能については先述の通りですが、ここではさらに踏み込んで、なぜ「浸水」が起きてしまうのかを解説します。
登山中の手袋は、実はレインウェア以上に過酷な環境に晒されます。ポールを握る際の屈曲、岩や樹木との接触による摩耗。こうした動きの中で、裏側のシームテープが剥がれたり、撥水加工が落ちて生地が「保水」してしまうことが、浸水評価を下げる要因になります。
「正確な浸水耐性は個体差や使用環境、経年劣化により異なります。必ず事前に公式サイトで最新のメンテナンス情報を確認し、撥水スプレーでの手入れなども検討してください。
また、命に関わるような過酷な環境での使用は、専門ブランドの製品も検討し、自己責任で判断することをお勧めします」

筆者の考えとしては、イナレムを「完璧な傘」としてではなく、「冷たい風と蒸れを防ぎつつ、多少の濡れはメリノウールインナーでカバーする」というレイヤリングの一部として評価するのが、最も実用的な付き合い方かなと思います。
この考え方は、足元の快適さを保つための靴下の選び方とも非常に似ています。濡れに対する防御層を複数作ることで、トータルの快適性が上がるわけですね。↓↓もしよかったら参考にしてください。
岩場や鎖場でのワークマンの登山用手袋のグリップ力

日本アルプスや秩父、丹沢といった岩稜帯を含むルートでは、グローブのグリップ力が安全を左右します。

ワークマンが最も得意とするのは、実はこの分野ですね!
1双99円から買える⑤「匠の手」シリーズに代表される天然ゴム背抜き手袋は、岩肌を吸い付くように掴むことができます。これはプロの土木・建築現場で培われた技術そのものなんですよね。

素材による違いを理解しよう
- 天然ゴム: 圧倒的なグリップ力。岩や鎖を掴むのに最適だが、耐摩耗性はニトリルに劣る。
- ニトリルゴム: 天然ゴムより硬めで、鋭利な岩角による摩耗に強い。油にも強いが、低温下で少し硬くなる性質がある。
- 耐切創モデル: ナイロンやグラスファイバーを混紡したモデル。刃物のような鋭い岩から手を守るのに適しており、安全基準レベルCをクリアしているものもあります。
ただし、強力なグリップには落とし穴もあります。グローブの表面が滑らなくても、手袋の中で「手が滑る」状態だと、鎖を握った時にバランスを崩す恐れがあります。ジャストサイズを選ぶことが何よりの安全策です。
また、多くのモデルがスマホ対応を謳っていますが、厚手のタイプは細かい操作が苦手。GPSアプリを頻繁にチェックするなら、指先がカットされたモデルや、薄手の操作性重視タイプを使い分けるのがストレスを減らすコツですね。
ワークマンの手袋を登山で使う:まとめ

ワークマンのグローブは、無雪期登山において「消耗品」としての新たな価値観をもたらしました。高価なブランド品を大事に長く使うのも良いですが、岩場でボロボロにしたり、泥だらけにしたりすることが多い登山では、「高性能を安価に使い潰せる」ワークマンの存在は、登山者にとって大きな味方です。
初期投資を抑えたい初心者から、過酷な環境での予備装備を求めるベテランまで、幅広くおすすめできます。
【この記事の振り返り】
- ベースはメリノウール。499円のインナーで蒸れと冷えを解消。
- 雨や稜線ではイナレム。ただし完全防水ではないことを理解して運用。
- 岩場は匠の手。圧倒的なグリップ力で安全を確保。
- サイズ選びはインナーとの併用で解消。レディースサイズ不足をカバー。
「本記事で紹介した数値データや機能評価は、一般的な目安や筆者の個人的な見解に基づくものです。実際のフィールドでの性能を保証するものではありません。
特に、滑落や凍傷のリスクがある過酷な山行では、必ず最新の公式サイト情報を確認し、必要に応じて登山用品の専門家や山岳ガイドに相談した上で、ご自身の責任で装備を決定してください」
いかがでしたか? ワークマンの手袋は、その特性を理解して「適材適所」で使い分ければ、登山の快適さを何倍にも高めてくれます。

コスパが良いからこそ、複数のモデルを揃えて状況に応じて着替える、といった贅沢な使い方もできますよね!

この記事が、あなたの次の山行を支える一双との出会いになれば嬉しいです。安全に気をつけて、素晴らしい山の景色を楽しんできてくださいね!



