北欧スウェーデン発のアウトドアブランド、ピークパフォーマンス。その洗練されたデザインと機能性から人気を集めていますが、実際のところ評判はどうなのでしょうか。また、海外ブランドならではのサイズ感の選び方に悩む方も多いかもしれません。
この記事では、ピークパフォーマンスの定番モデルであるヘリウム ユーティリティ ダウンやヘリウムハイブリッドダウン、アルゴンライトジャケット、パック ゴアテックスジャケット、さらには本格的なHeli Alpine Jacketやハイロフトジャケットまで、主要アイテムの特長を徹底解説します。
具体的にどんな人に向いている?という疑問にもお答えしつつ、直営店舗情報やオンラインショップでの購入ガイドまで、ピークパフォーマンスに関する情報を網羅的にお届けします。
この記事でわかること
①ピークパフォーマンスのブランドとしての評判と設計思想
②主要モデル(ヘリウム、アルゴンなど)の具体的な特長
③日本人向けの失敗しないサイズ感の選び方
④国内の直営店舗とオンラインでの購入方法
ピークパフォーマンスの評判とサイズ感|基本情報編

✅ピークパフォーマンスの評判と設計思想とは
✅どんな人に向いている?
✅サイズ感175㎝65㎏・レディース160㎝の目安
✅サイズ選びに関する最重要の注意点!
ピークパフォーマンスの評判と設計思想とは
ピークパフォーマンスは、1986年にスウェーデンの高名なスキーリゾート地であるオーレで誕生したブランドです。実際のユーザーからの評判を端的に表現するならば、「機能性とデザイン性を極めて高いレベルで両立させている」ブランドと言えるでしょう。
肯定的な意見として特に多く聞かれるのは、「デザインが洗練されており、アウトドアウェア特有の野暮ったさがなく街着としても優秀」という声や、「GORE-TEX(ゴアテックス)などの高機能素材を惜しみなく使用しており信頼できる」といった評価です。これには、ブランドの成り立ちが大きく影響しています。
創業者は、ワールドクラスのモーグルスキーヤーを含む3人のスキーヤーたちでした。彼らが「自分たちが本当に着たい、機能的で美しいスキーウェア」を純粋に追求した情熱こそが、ピークパフォーマンスの原点となっています。このため、プロ選手の意見を反映させた本格的な設計は、現在でも過酷なアウトドアシーンで最高のパフォーマンスを発揮します。
また、ブランドの根底には、スウェーデンならではの「ライフスタイル=アウトドア」という文化が深く根差しています。スウェーデンの人々にとって、仕事と遊び、あるいは日常とアクティビティとの間に明確な境界線はあまり存在しません。
例えば、仕事終わりにそのままハイキングやスキーへ向かうことも一般的です。ピークパフォーマンスのウェアは、まさにそのような日常と非日常をシームレスに繋ぐことを目指して作られています。
設計思想の核心:独立したデザインチーム
ピークパフォーマンスの品質を支えているのが、ユニークな組織体制です。デザインチームが「アクティブ(機能性追求)」と「カジュアル(ファッション性追求)」で完全に独立しています。
それぞれの専門性を高めつつ、お互いが情報共有を行うことで、機能とデザインが一切妥協されることなく融合したプロダクトが生まれています。
一方で、多くのユーザーが指摘する唯一とも言えるデメリットは「価格帯の高さ」です。北欧ブランドのインポート(輸入品)であることに加え、最高水準の機能素材や複雑な立体裁断技術を採用しているため、価格はどうしても高めに設定されます。
価格に関する注意点
具体的な目安として、ランニングウェア系は1万円以上、中綿入りのダウンジャケットは3万円~4万円以上が相場となります。初期投資は必要になりますが、それに見合う確かな品質と、流行に左右されず長く愛用できるデザイン性を備えていると評価されています。
このように、ピークパフォーマンスは単なるアウトドアブランドではなく、アクティブなライフスタイル全体を豊かにする「ライフスタイルブランド」として、確固たる地位を築いています。高品質で洗練されたウェアを長く愛用したいと考えるユーザーから、特に強い支持を集めているのです。
どんな人に向いている?
ピークパフォーマンスのウェアは、その独自の設計思想から、特定のニーズや価値観を持つユーザーに特に強く推奨されます。では、具体的にどのような人に向いているのでしょうか。
①「機能性とデザイン性の両方を絶対に妥協したくない人」に最適です。多くのアウトドアブランドが機能性を最優先する中、ピークパフォーマンスは機能性を最高レベルで追求しつつ、同時に「着た姿」の美しさ、つまりスタイリッシュな佇まいを同等に重視しています。
例えば、ウェアの多くは北欧ブランドらしい洗練されたカラーリングと、ロゴを過度に主張しないミニマルなデザインを採用しています。このため、「いかにもアウトドアウェア」という見た目が苦手な方や、フィールドからそのまま街のカフェに入れるような、洗練されたアウターを探している方には理想的な選択肢となります。
「シュッとした細身のシルエットが多いから動きにくいのでは?」という心配があるかもしれませんが、その点は全く問題ありません。人間工学に基づいた立体裁断や、可動域にストレッチ素材を配置するハイブリッド構造(ヘリウムハイブリッドなど)により、デザイン性を保ったまま驚くほどの動きやすさが確保されています。
②「サステナビリティ(持続可能性)への関心が高い人」にも向いています。ピークパフォーマンスは、北欧企業として環境配慮や倫理的な側面に非常に積極的です。
主なサステナビリティへの取り組み
- リサイクル素材の積極採用:アルゴンライトジャケットのように、中綿から生地まですべてリサイクル素材で構成される製品を展開しています。
- RDS認証ダウン:ヘリウムシリーズなどに使用されるダウンは、動物福祉を保証する「RDS(責任あるダウン規格)」認証を取得し、追跡可能です。
- 化学物質の排除:環境負荷の高いPFC(フッ素化合物)フリーの撥水加工(DWR)へ移行を進めています。
このように、製品の背景にあるストーリーや企業の姿勢を重視し、倫理的な消費を心がけたいと考えるユーザーにとって、ピークパフォーマンスは信頼できるブランドです。
③「良いものを長く愛用したい」という価値観を持つ人です。前述の通り、ピークパフォーマンスの製品は価格帯が高めです。これは明確なデメリットと感じられるかもしれません。
しかし、その価格は耐久性の高い素材選びと、何年経っても色褪せない普遍的なデザインへの対価でもあります。安価なものを毎シーズン買い替えるのではなく、一着を大切にメンテナンスしながら何年も愛用したいという、成熟した消費スタイルを持つ人にこそ、その真価が理解されるはずです。長期的に見れば、結果としてコストパフォーマンスが高いと感じられるでしょう。
サイズ感175㎝65㎏・レディース160㎝の目安

ピークパフォーマンスのウェアを選ぶ上で、デザインや機能性と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのがサイズ感です。北欧ブランドならではのサイズ基準があり、ここを間違えると購入後に「こんなはずではなかった」と後悔する最大の要因となります。
まず大前提として、ピークパフォーマンスはEU規格(ヨーロッパ規格)を採用しています。これは、日本国内のブランドが採用するJIS規格とは基準が異なります。具体的には、同じS・M・L表記であっても、日本規格の製品よりワンサイズ程度大きめに作られていると認識してください。
したがって、最も基本的な選び方の原則は「普段ご自身が着用している日本サイズの一つ下のサイズを選ぶ」ことです。例えば、普段日本のブランドでLサイズを着ている方ならMサイズ、Mサイズを着ている方ならSサイズを選ぶのが基本線となります。
最重要:モデルによるフィット感の違い
ただし、この「ワンサイズダウン」の法則が全ての製品に当てはまるわけではありません。ピークパフォーマンスはアクティビティごとに最適なカッティング(裁断)を採用しており、モデルによってフィット感が大きく異なります。
- スキー/スノーボード用 (例: Heli Alpine):インナーにフリースやミッドレイヤーを着込むことを前提とした、ゆとりのあるリラックスフィットです。
- 登山/アウトドア用 (例: Helium, Argon):動きやすさを重視しつつ、体に沿うような細身のアスレチックフィットが主流です。
- ランニング/トレーニング用:体に密着するスリムフィットやタイトフィットが採用されています。
このため、使用目的を考慮せずにサイズを決めると、フィット感が想定と大きく異なる可能性があります。
男性:175cm 65kgの場合
日本の標準体型である「175cm 65kg」の男性の場合、使用シーンによって推奨サイズが分かれます。
Sサイズがジャストフィットになる可能性が最も高いです。特に街着としてスタイリッシュに着こなしたい場合や、Tシャツや薄手のシャツの上に直接羽織ることを想定する場合は、Sサイズでブランドが意図する「シュッとした」美しいシルエットが出やすいでしょう。
一方で、Mサイズが適しているケースもあります。それは、インナーに厚手のフリースやスウェット、あるいはジャケットなどを着込むことを想定している場合です。また、同じ身長・体重でも、肩幅が広い、胸板が厚いなど、骨格ががっしりした体型の方も、Mサイズの方が圧迫感なく快適に着用できることがあります。
女性:160cmの場合
標準体型の160cmの女性であれば、XSサイズまたはSサイズが目安となります。
ピークパフォーマンスのレディースモデルは、特に「美シルエット」を重視したカッティングが多いため、体にフィットさせ、すっきりとタイトめに着こなしたい場合はXSサイズが推奨されます。
逆に、Sサイズは中に着込む余裕が欲しい場合や、リラックスしたフィット感を好む場合に適しています。一般的にEU規格のウェアは袖丈が長めに設計されている傾向があるため、腕の長さや好みも考慮に入れると良いでしょう。
サイズ選びに関する最重要の注意点!

ピークパフォーマンスのサイズ表記には、大きく分けて2種類が存在します。
- メーカー推奨ボディーサイズ(ヌード寸法)
- ユーザー自身の「体のサイズ(胸囲、ウエストなど)」の目安です。まずはこの表とご自身の体を比較してください。
- 製品の実寸(仕上がり寸法)
- 衣服そのもののサイズ(外寸)です。同じSサイズでも、リラックスフィットの製品とスリムフィットの製品では、実寸が10cm以上異なる場合があります。
大前提として、EU規格のため、日本のサイズよりワンサイズ程度大きめ(例:日本のMサイズ → ピークパフォーマンスのSサイズ)が基本となりますが、必ず以下の「ボディーサイズ(ヌード寸法)」をご確認ください。
ピークパフォーマンス メーカー推奨ボディーサイズ(ヌード寸法)
検索結果(国内正規販売店情報)に基づき、メーカーが推奨する一般的なボディーサイズ(ご自身の体のサイズ)の目安を表でご紹介します。
ワンポイント
以下の表は、衣服のサイズではなく、「着用するご自身の体のサイズ(ヌード寸法)」の目安です。
【メンズ】ボディーサイズ(ヌード寸法)目安
| EUサイズ | 胸囲 (cm) | ウエスト (cm) | ヒップ最長部 (cm) | 腕長 (cm) | インシーム (cm) |
|---|---|---|---|---|---|
| S | 94 | 81 | 95 | 63 | 80 |
| M | 100 | 87 | 101 | 64.5 | 81.5 |
| L | 106 | 93 | 107 | 66 | 83 |
| XL | 112 | 99 | 113 | 67.5 | 85 |
※上記はあくまで一般的なボディーサイズの目安です。フィット感の好みには個人差があります。
【レディース】ボディーサイズ(ヌード寸法)目安
レディースに関しても、メンズと同様にボディーサイズ(ヌード寸法)が設定されています。例えば、公式ECサイトの「トレイル HIPE® 3L シェル ジャケット ウィメンズ」のサイズガイドでは、以下のような製品実寸が示されています。
| EUサイズ | 胸囲 (製品実寸) | 前身丈 (製品実寸) | 裄丈 (製品実寸) |
|---|---|---|---|
| XS | 93 cm | 63 cm | 82 cm |
| S | 99 cm | 64 cm | 84 cm |
| M | 105 cm | 66 cm | 87 cm |
| L | 111 cm | 68 cm | 89 cm |
※これは「製品実寸」の一例です。ご自身のヌード寸法(胸囲など)と比較し、ゆとりを考慮して選択してください。
公式サイトでの確認方法
最も重要なこと
これらの表はあくまで目安です。
購入したい製品のページに必ず記載されている「サイズガイド」または「製品実寸」を直接確認してください。
モデルやフィット(スリムフィット、リラックスフィットなど)によって、同じSサイズでも実寸が大きく異なります。
ご購入の際は、以下のピークパフォーマンス日本公式ECサイト(または正規代理店UPLNDのサイト)にて、ご希望の製品ページを開き、「サイズガイド」のリンクから「ボディーサイズ」と「製品実寸」の両方を確認することを強くお勧めします。
- ピークパフォーマンス 日本公式ECサイト: https://peakperformance.jp/
- 正規代理店 UPLND オンラインストア: https://uplnd.com/
ピークパフォーマンスの評判とサイズ感|モデル別・特長と活用シーン

✅①実用性を追求したベストセラー:ヘリウム ユーティリティ ダウン
✅②いいとこ取りのインサレーション:ヘリウムハイブリッド ダウン
✅③圧倒的な使いやすさ:アルゴンライトジャケット
✅④徹底的な軽量コンパクト:パック ゴアテックスジャケット
✅⑤過酷な環境にも耐える:ヘリ アルパイン ジャケット
✅⑥滑らかな肌触りフリース:ハイロフトジャケット
✅直営店舗情報・オンラインショップ
✅まとめ:ピークパフォーマンスの評判とサイズ感
①実用性を追求したベストセラー:ヘリウム ユーティリティ ダウン
ピークパフォーマンスのラインナップの中で、10年以上にわたりベストセラーとして愛され続ける象徴的な存在が「ヘリウム(Helium)」シリーズです。その中から、名前の通り「実用性(Utility)」を追求し、機能を拡張させたモデルがヘリウム ユーティリティ ダウン フードです。
まず、ベースとなる性能はオリジナルのヘリウムシリーズと共通しています。超軽量で撥水性・防風性に優れたナイロンシェルに、高品質な700フィルパワーのRDS認証ダウン(ダックダウン90%、フェザー10%)が封入されています。700フィルパワーは、軽量でありながら十分な保温力を発揮する高品質の証です。また、RDS(Responsible Down Standard)認証は、倫理的に調達されたダウンであることを示しています。
そして、ヘリウムシリーズ最大の特徴である波型のキルティングパターンも健在です。これは北欧らしい洗練されたデザイン性だけでなく、ダウンの偏りを防いでコールドスポット(冷気を感じる部分)をなくし、保温性を最大化するという重要な機能も兼ね備えています。
オリジナルモデルとの決定的な違い
「ユーティリティ」モデルがオリジナルのヘリウムと一線を画すのは、以下の3つの実用的なアップデートにあります。
1. フィット感(シルエット)
オリジナルのヘリウムが、ミッドレイヤー(中間着)としての使用も想定した比較的タイトな「アスレチックフィット」であるのに対し、ユーティリティモデルはよりリラックスした、ゆとりのあるフィット感を採用しています。これにより、インナーに厚手のフリースやスウェットパーカーなどを着込んでも窮屈さを感じにくく、アウターとして非常に使いやすくなっています。
2. 収納力(ポケット)
オリジナルのシンプルなハンドポケット構成と比べ、ユーティリティモデルは収納力を大幅に強化しています。例えば、アクセスしやすい胸ポケットが追加されるなど、アウターとして着用する際にスマートフォンや財布、鍵などを収納するのに非常に便利です。
3. 耐久性(ジッパー)
アウターとしての使用頻度が増えることを想定し、オリジナルの軽量ジッパーよりも頑丈なジッパーが採用されています。これにより、グローブをしたままでも操作しやすく、長期的な使用に対する耐久性も向上しています。
推奨される活用シーン
これらの特長から、ヘリウム ユーティリティ ダウン フードは、オリジナルの「軽量ミッドレイヤー」という側面よりも、「多機能な軽量アウター」としての性格が強いモデルです。
オリジナルの持つ軽さや保温性はそのままに、収納力と耐久性、そしてレイヤリング(重ね着)のしやすさを高めているため、以下のようなシーンで特に活躍します。
- 街着(タウンユース)として:ゆとりのあるシルエットと豊富なポケットは、冬の日常生活でアウターとして羽織るのに最適です。
- キャンプや旅行シーンで:小物を多く持ち歩きたいキャンプや、温度調節が必要な旅行先で、アウターとして非常に重宝します。
- リラックスした着心地を好む方:オリジナルのタイトなフィット感が苦手な方には、こちらのリラックスフィットがおすすめです。
注意点:どちらを選ぶべきか
一方で、この「実用性」は、オリジナルの「究極の軽さ・コンパクトさ」とトレードオフの関係にあります。追加のポケットや頑丈なジッパー、ゆとりのある生地量の分、オリジナルのヘリウムジャケットと比較するとわずかに重量が増加し、収納時のサイズも少し大きくなります。
もしあなたの最優先事項が「ハードシェルの下に完璧にフィットする、最も軽量でコンパクトな中間着」であるならば、オリジナルのヘリウムが適しているかもしれません。しかし、「保温性も軽さも妥協せず、アウターとして便利に使える一着」を求めているのであれば、このユーティリティモデルは最高の選択肢となるでしょう。
②いいとこ取りのインサレーション:ヘリウムハイブリッド ダウン

ヘリウムハイブリッドダウンは、ピークパフォーマンスのラインナップの中でも特に「賢い」一着と評されるジャケットです。これは、フルダウンジャケットが持つ「高い保温性」と、フリースジャケットが持つ「動きやすさ・通気性」という、相反する要素を見事に融合させた「いいとこ取り」のモデルと言えます。
アクティブなシーンにおいて、「ダウンでは暑すぎて蒸れる、しかしフリースだけでは風が冷たくて寒い」というジレンマを経験したことがある方は多いでしょう。このジャケットは、まさにその問題を解決するために設計されています。
最大の特徴は、その名の通り「ハイブリッド」な構造にあります。 保温が最優先される体幹部分(胴体)とフードには、ヘリウムシリーズ共通の高品質な700フィルパワーRDSダウンを、波型キルティングで封入しています。これにより、生命維持に重要な体幹部を冷えから確実に守ります。
その一方で、動きが最も頻繁で、かつ熱がこもりやすい袖とサイドパネル(脇下)には、ダウンを一切使用せず、伸縮性の高いフリース(ジャージー)素材を採用しています。この設計が、他のジャケットにはない圧倒的な快適性を生み出しています。
フルダウンジャケットにありがちな「着ぶくれ感」や、腕を上げた時の「動きにくさ」が完全に解消されています。スリムなシルエットでありながら、驚くほど快適に動けるのが特長です。
「アクティブ・インサレーション」としての価値
この構造により、ヘリウムハイブリッドは単なるアウターとしてだけでなく、「アクティブ・インサレーション(動的保温着)」として、ハードシェルの下に着るミッドレイヤー(中間着)として最適化されています。
体幹をしっかり暖めつつ、肩周りの動きは一切妨げません。さらに重要なのは、脇下のフリースパネルがベンチレーション(換気口)の役割を果たし、行動中に発生した熱や湿気(ムレ)を効率的に外部へ放出してくれる点です。これにより、汗冷えのリスクを大幅に軽減できます。
推奨される活用シーン
「保温」と「動きやすさ(通気性)」の両立が求められる、あらゆるシーンで活躍します。
- スキー/スノーボードのミッドレイヤーとして:シェルの下に着込むことで、リフト上では暖かく、滑走中は蒸れずに快適さを保ちます。
- ゴルフウェアとして:体幹の冷えを防ぎつつ、ストレッチ素材の袖がスイングの邪魔をしません。
- 春・秋のハイキングや登山:登りでは熱を逃がし、休憩中や稜線(りょうせん)上では体幹の冷えを防ぐアウターとして活躍します。
- バイク(自転車)やランニング:冷たい風が当たる胴体は保温し、熱がこもる部分は通気させるため、寒い時期のアクティビティに最適です。
- 街着として:「ほどよい一着」として、春先や秋口の肌寒い時期のアウターとして、または冬のコートのインナーとしてマルチに使えます。
使用上の注意点・デメリット
非常に万能ですが、弱点もあります。袖とサイドパネルはフリース素材であるため、防風性や防水性はありません。単体で着用している際に冷たい強風が吹くと、袖や脇からは寒さを感じます。
あくまで「アクティブなシーンで快適に行動するためのウェア」であり、真冬に屋外でじっと動かずにいるような、静的な防寒(例:キャンプやスポーツ観戦)には、フルダウンのヘリウムジャケットの方が適しています。天候や運動量に応じて使い分けることが重要です。
③圧倒的な使いやすさ:アルゴンライトジャケット
ピークパフォーマンスの保温着のラインナップにおいて、天然素材のダウン(ヘリウムシリーズ)と並ぶもう一つの柱が、このアルゴンライトジャケットです。これは、化学繊維(化繊)のインサレーション(中綿)を採用したモデルになります。
2019年の登場以来、特にその革新的な技術と環境への配慮から高い人気を集めています。最大の特長として、中綿だけでなく、表生地、裏生地のすべてにリサイクル素材を使用しており、ブランドのサステナビリティ(持続可能性)への強い意志を体現する代表的なジャケットと言えます。
革新的な技術:「シームレス・バッフル構造」
このジャケットの最も注目すべき技術は、「シームレス・バッフル構造」(または「二重織」)と呼ばれる特殊な生地構造です。
通常、中綿ジャケットは、中綿の偏りを防ぐために生地を縫い合わせる「ステッチ(縫い目)」か、熱で圧着する「ボンディング」という手法を用います。しかし、これらの従来技術には弱点がありました。
- ステッチ(縫い目):針穴が無数に開くため、そこから冷気が侵入したり(コールドスポット)、中綿が抜け出たりするリスクがあります。
- ボンディング(圧着):接着剤を使用するため、洗濯や経年劣化で剥がれてくる(デラミネーション)可能性があり、生地も硬くなりがちです。
アルゴンライトジャケットは、これらの問題を根本から解決しました。表生地と裏生地を織り上げる段階で、中綿を封入する「部屋(バッフル)」自体を織りによって一体化させています。
結果として、生地の表面には一切の縫い目も圧着も存在しません。これにより、冷気の侵入を劇的に減らし、耐久性も飛躍的に向上させました。同時に、中綿の抜け落ちも防ぎ、生地本来の柔らかさを保つことにも成功しています。
化繊インサレーションの強み:「濡れへの耐性」
中綿には、リサイクルポリエステル由来の高性能な化繊素材が使われています。これがダウンとの決定的な違いであり、大きなメリットとなります。
ダウン(羽毛)は、水分(汗や雨)を含むと「ロフト(かさ高)」を失い、潰れてしまうため、保温力が著しく低下します。一方で、ポリエステルを主原料とする化繊は、繊維自体が水分をほとんど吸わない「疎水性(そすいせい)」です。万が一濡れてもロフトが潰れにくく、保温力の低下が最小限に抑えられるのが最大の強みです。
推奨される活用シーン:「アクティブ・インサレーション」
この「湿気に強い化繊」と「縫い目のない構造」の組み合わせにより、アルゴンライトジャケットは「アクティブ・インサレーション(行動保温着)」として圧倒的な使いやすさを誇ります。
汗をかきやすいハイクアップ(登り)を伴う登山、バックカントリースキー、寒い時期のランニングなど、「動きながら保温したい」シチュエーションで最適です。保温性だけでなく、適度な通気性(ムレの抜け)も備えているため、行動中のオーバーヒートを防ぎ、快適な状態を維持します。
日常生活での大きなメリット:イージーケア
ダウンとのもう一つの大きな違いは、手入れのしやすさです。デリケートなダウンは洗濯に専門知識やクリーニングが必要ですが、化繊インサレーションは非常にイージーケアです。
家庭の洗濯機で(洗濯表示に従う必要はありますが)気軽に洗うことができます。皮脂汚れや汗、食べ物のシミなどを気にせず日常使いできるため、街着や通勤・通学用としても非常に高い評価を得ています。
ヘリウム(ダウン)との使い分け
では、ヘリウムとどちらが良いかですが、これは用途によります。一般的に、同じ重量であれば、じっとしている時の純粋な保温力(暖かさ)はダウン(ヘリウム)が勝ります。
アルゴンは、「濡れる可能性がある」「汗をかくほど動き続ける」シーンで真価を発揮するジャケットです。動かない状況での防寒(例:キャンプでの停滞時、スポーツ観戦)を最優先するならヘリウム、行動中の快適さと手入れのしやすさを優先するならアルゴン、という使い分けが理想です。
④徹底的な軽量コンパクト:パック ゴアテックスジャケット

パック ゴアテックス ジャケットは、その名前が「Pack(荷物に入れる、携帯する)」を意味する通り、軽量性と携帯性(パッカビリティ)を徹底的に追求したレインウェア、いわゆるハードシェルジャケットです。
ピークパフォーマンスのラインナップの中でも、特に「万が一に備えて常に携帯する」という目的に特化して設計されています。
核心技術:GORE-TEX PACLITE®(ゴアテックス パックライト)
このジャケットの心臓部には、防水透湿素材の絶対的な基準であるGORE-TEX(ゴアテックス)ファミリーの中でも、特に軽量コンパクトな「GORE-TEX PACLITE®」が採用されています。
一般的なGORE-TEXが3層構造(表地+メンブレン+裏地)であるのに対し、PACLITE®は「2.5層構造」と呼ばれています。これは、肌に触れる部分の「裏地」という布を省略し、代わりにメンブレン(防水透湿フィルム)を保護するための特殊なコーティング(炭素粒子など)を施した構造です。
この「裏地」を省略したことにより、劇的な軽量化と、驚くほど小さく折りたためるコンパクトな収納性を実現しています。もちろん、GORE-TEXの代名詞である「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™(濡らさないことを保証します)」という基準をクリアする、最高レベルの防水性・防風性、そして透湿性を備えています。
実用的な機能ディテール
単に軽いだけでなく、悪天候下での使用を想定した機能が随所に盛り込まれています。
主な機能
- ヘルメット対応フード:クライミングやマウンテンバイク用のヘルメットの上からでも被れるように設計された大型フードです。後頭部や顔周りのドローコードでフィット感を細かく調整でき、悪天候でも視界を確保します。
- ベンチレーション兼用のポケット:サイドに配置されたポケットは、内側がメッシュ素材になっています。ファスナーを開けることで、衣服内にこもった熱や湿気を強制的に排出するベンチレーション(換気口)としても機能します。
- 悪天候への基本装備:雨水の侵入を徹底的に防ぐ止水ジッパー、袖口からの風雨の侵入を防ぐベルクロアジャスター、裾の冷たい風をシャットアウトするドローコードなど、レインウェアとしての基本機能は万全です。
推奨される活用シーン
このジャケットが真価を発揮するのは、「信頼できる雨具を、可能な限り軽く、小さく持ち運びたい」というあらゆるシーンです。
1. 登山・トレイルランニング
夏場のアルプス登山やスピードハイク、トレイルランニングなど、行動時間が長く天候急変のリスクがあるものの、1グラムでも荷物を軽くしたいアクティビティに最適です。行動中に着続けるというよりは、雨が降ってきたら素早く取り出して羽織る「お守り」として活躍します。
2. 旅行・フェス・自転車通勤
軽量コンパクトになるため、旅行カバンや普段使いのバックパック、自転車のサドルバッグなどに常備しても全く苦になりません。「天気予報は晴れだが、念のため」という日に最適な一着です。
3. 都会のレインジャケットとして
前述の通り、北欧ブランドらしい洗練されたカッティングと美しいカラーリングが特長です。アウトドアウェア特有のゴワゴワ感が少なくシルエットもスマートなため、スーツやビジネスカジュアル、普段の私服に合わせる都会のレインジャケットとしても非常に優秀です。
注意点:3層構造との違い(トレードオフ)
PACLITE®(2.5層)のメリットが「軽量・コンパクト」である一方、知っておくべきトレードオフ(デメリット)もあります。
それは、裏地(布)を持つ3層構造のGORE-TEX Proなどのモデルと比較した場合、「肌触り」と「内側の耐久性」の面で劣る可能性がある点です。2.5層は肌に直接コーティング面が触れるため、汗をかくと3層モデルよりも肌に張り付く感覚が出やすい場合があります。
また、内側のコーティングは皮脂や汚れの付着によって劣化することがあるため、性能を長持ちさせるには、3層モデル以上にこまめな洗濯(専用洗剤での手入れ)が推奨されます。これは製品の欠陥ではなく、「軽量化」を最優先した設計思想によるものです。
⑤過酷な環境にも耐える:ヘリ アルパイン ジャケット

Heli Alpine Jacket(ヘリ アルパイン ジャケット)は、ピークパフォーマンスのルーツである「スキー」への情熱をまさに体現する、ブランドのフラッグシップモデル(最高峰モデル)の一つです。長年にわたり、過酷な環境に挑むプロのスキーヤーや山岳ガイドから絶大な信頼を得てきた、本格的なハードシェルジャケットと言えます。
このジャケットが「最高峰」と称される最大の理由は、採用されている素材にあります。防水透湿素材の頂点に君臨するGORE-TEX(ゴアテックス)ファミリーの中でも、特に最も過酷な状況向けに設計された「GORE-TEX Pro(ゴアテックス プロ)」を採用しています。
GORE-TEX Proは、完璧な防水性・防風性はもちろんのこと、岩や氷、スキーのエッジとの摩擦にも耐えうる圧倒的な「耐久性」と、激しい運動(ハイクアップなど)をしても衣服内の蒸れを即座に外へ逃がす「透湿性」を最高レベルで両立させています。吹雪やアイスバーンが待ち受ける厳しい雪山環境で、着用者の体を確実に守り抜くための素材です。
しかし、このジャケットの真価は素材だけに留まりません。ピークパフォーマンスが培ってきた、動きやすさを追求する設計が随所に施されています。
例えば、人間工学に基づいた立体裁断(アーティキュレーテッド・スリーブなど)により、シルエットはスマートでありながら、ストックを突く、ピッケルを振る、あるいは急斜面で体勢を立て直すといったダイナミックな動きを一切妨げない、卓越した運動性を確保しています。
さらに、プロフェッショナルな使用を想定したポケット配置も秀逸です。胸元に配置された大型のチェストポケットは、バックパックのウエストベルトや、クライミング時に使用するハーネス(安全帯)を装着した状態でも、ベルトに干渉せずにアクセスできるよう計算された高さに設置されています。
これにより、ビーコンや地図、行動食などを、装備を外すことなく素早く取り出すことが可能です。
最も重要な注意点:これは「シェル」であるということ
このジャケットの購入を検討する上で、絶対に理解しておくべき最も重要な点があります。それは、このジャケットが中綿やダウンを一切含まない「シェル(殻)」であるということです。つまり、ジャケット自体に防寒性(保温力)はほとんどありません。
これは製品の欠陥ではなく、「レイヤリングシステム(重ね着)」を前提とした意図的な設計です。雪山では、汗を吸うベースレイヤー(肌着)の上に、保温を担当するフリースや軽量ダウン(例:ヘリウムやアルゴン)といったミッドレイヤー(中間着)を着込みます。
そして最後に、このHeli Alpine Jacketを一番外側に「シェル」として羽織り、風、雪、雨といった外的要因から体を守ります。気温や運動量に応じてミッドレイヤーの厚さや枚数を調整することで、あらゆる状況に快適に対応できるのです。
推奨される活用シーン
このジャケットは、その設計思想から、最もシビアな条件でのウィンターアクティビティ全般を想定しています。
- バックカントリースキー/スノーボード: 山を登る(ハイクアップ)際の発汗を逃がす「透湿性」、滑走時の猛吹雪から体を守る「防護性」、そして木々や岩との接触にも耐える「耐久性」が、まさにこのシーンに最適です。
- ゲレンデスキー(オンピステ): 天候が急変しやすいリゾートでのスキーにおいても、この一枚があれば絶対的な安心感が得られます。ゆとりのあるフィット感のため、気温が低い日のリフトでもミッドレイヤーをしっかり着込めます。もちろん、スノースカート(パウダースカート)も標準装備しています。
- 冬期登山/アルパインクライミング: 前述の通り、ヘルメット対応の大型フードやハーネスに干渉しないポケット配置、高い耐久性は、スキー以外の本格的な冬の登山活動にも十分対応するプロフェッショナルなスペックです。
Heli Alpine Jacketは、ピークパフォーマンスが「本気」のユーザーに向けて提供する、一切妥協のない一着と言えるでしょう。
⑥滑らかな肌触りフリース:ハイロフトジャケット
ハイロフトジャケットは、ピークパフォーマンスの保温着ラインナップにおいて、ダウン(ヘリウム)や化繊中綿(アルゴン)と並ぶ、重要なミッドレイヤー(中間着)の選択肢の一つです。これは特定のモデル名というよりも、毛足の長いフリース素材を使用した保温ジャケットの総称を指します。
「ハイロフト」の最大の特長は、その名の通り「かさ高(Loft)」にあります。繊維を意図的に長く、フワフワと起毛させることで、フリース内部に大量の動かない空気層(デッドエア)を抱き込むことができます。この空気層が強力な断熱材となり、体温を外に逃がさず、非常に軽量でありながら卓越した保温力を発揮します。
また、この長い繊維が生み出す、非常に柔らかく滑らかな肌触りも大きな魅力です。着用した際の安心感やリラックスできる着心地は、他の素材にはない格別なものがあります。
ピークパフォーマンスならではの工夫
一般的なハイロフトフリースは、保温性を最大限に重視するあまり、シルエットがゆったり(ぼてっと)しがちで、「中間着」あるいは「部屋着」としての側面が強いものです。
しかし、ピークパフォーマンスのハイロフト系ジャケットは、ブランドらしいスタイリッシュなカッティングが施されています。例えば、動きやすさを考慮した立体裁断や、体にフィットするスリムなシルエットを採用しています。
このため、中間着としてシェルの下に着込んでもゴワつかず、快適な動きをサポートします。この「野暮ったさ」のなさが、アウターとしても十分通用するデザイン性を生み出しています。
使用上の注意点:風に弱いという最大の弱点
ハイロフトフリースを理解する上で、最も重要な特性が「高い通気性」です。繊維の密度が比較的低く隙間が大きいため、行動中に体から発生する熱や湿気(ムレ)を効率的に外部へ放出します。
ただし、この高い通気性は、「防風性がほぼ無い」ことと表裏一体です。これがハイロフトフリースの最大の弱点であり、使用時に最も注意すべき点となります。単体で着用している際に冷たい風が吹くと、せっかく蓄えた空気層(デッドエア)が風によって入れ替わってしまい、保温力が急激に失われてしまいます。
推奨される活用シーン
この「高い保温力」「高い通気性」「低い防風性」という特性を理解することで、このジャケットの汎用性は非常に高くなります。
1. 冬のミッドレイヤー(中間着)として【最適】
これが最も得意とする分野です。スキーや冬期登山の際、前述のHeli Alpine Jacketやパック ゴアテックス ジャケットのようなハードシェルの下に着込みます。これにより、外からの風雪はシェルが完全に防ぎ、内側ではハイロフトフリースが「保温」と「通気(ムレの排出)」を担当するという、完璧なレイヤリング(重ね着)が完成します。
2. 春・秋のアウターとして
風のない穏やかな日や、少し肌寒い朝晩に、Tシャツやシャツの上から羽織るアウターとして最適です。その柔らかい着心地は、リラックスしたいキャンプシーンなどにもぴったりです。
3. 室内でのリラックスウェアとして
暖房を抑えたい冬の室内や、山小屋での滞在着、あるいは車中泊の際の保温着としても非常に優秀です。
このように、1着あるとアクティブなシーンから日常まで、非常に幅広く活躍してくれる汎用性の高いアイテムです。
直営店舗情報・オンラインショップ

ピークパフォーマンスの製品を実際に手に取りたい、あるいは購入したいと考えた場合、主な選択肢は「直営店舗」と「オンラインショップ」の2つになります。特にEU規格のサイズ感は試着による確認が最も確実なため、購入方法の選定は非常に重要です。ここでは、それぞれの購入方法の特長と注意点を詳しく解説します。
直営店舗(UPLND)での購入
日本国内において、ピークパフォーマンスの製品を正規で取り扱う直営店舗は、正規代理店である「UPLND(アップランド)」によって運営されています。
直営店舗を訪れる最大のメリットは、何と言っても実物を直接確認できることです。購入前に試着して、ご自身の体型に最適なサイズ感を専門スタッフと相談しながら見極められる点は、他のどの購入方法にも代えがたい利点と言えるでしょう。
また、GORE-TEX Proの質感や、ヘリウムの波型キルティングの美しさ、ハイロフトフリースの肌触りなどを五感で確かめられるのも魅力です。
主な直営店舗情報
主要な直営店舗は以下の通りです。都市部に集中していますが、各地域の旗艦店として充実したラインナップを誇ります。
| 店舗名 | 所在地概要 |
|---|---|
| UPLND 札幌 | 北海道札幌市中央区 |
| UPLND 自由が丘 | 東京都目黒区自由が丘 |
| UPLND 二子玉川 | 東京都世田谷区(玉川高島屋 S・C内) |
| UPLND 大阪 | 大阪府大阪市北区(ルクア イーレ内) |
※最新の営業時間や定休日については、必ず事前にUPLNDの公式ウェブサイトなどでご確認ください。
その他の取扱店(登山用品店・セレクトショップ)
直営店のほか、全国の主要な登山用品店や、高感度なアパレルセレクトショップでもピークパフォーマンスの製品が取り扱われている場合があります。お住まいの地域の近くで実物を見られる可能性があるのはメリットです。
ただし、ここで非常に重要な注意点があります。ピークパフォーマンスには「スキー」「アウトドア」「ゴルフ」「トレーニング」「カジュアル」といった複数のレーベル(カテゴリ)が存在します。多くの取扱店は、これら全てのレーベルを網羅しているわけではなく、「アウトドア専門」や「スキー専門」といった形での取り扱いがほとんどです。
訪問前の確認は必須
「ゴルフウェアを目当てに行ったのに、アウトドアラインしか置いていなかった」というような、目的の製品カテゴリとのミスマッチを防ぐため、訪問前には必ず店舗へ電話などで連絡し、お探しのレーベル(例:ゴルフウェア)の取り扱いがあるかを確認することを強く推奨します。
公式オンラインショップでの購入

直営店舗が近くにない場合や、全てのラインナップから比較検討したい場合には、公式オンラインストア(正規代理店UPLNDのECサイトを含む)が最も確実な選択肢となります。
24時間いつでも全ラインナップ・全サイズ・全カラーをチェックでき、在庫さえあれば確実に購入できるのが最大のメリットです。一方で、唯一のデメリットは試着ができないことです。
このデメリットを克服するため、前述の通り、各商品ページに掲載されている「製品実寸(仕上がり寸法)」のサイズチャートを必ず確認してください。ご自身のヌード寸法(体のサイズ)と比べるのではなく、お手持ちのジャケットの中で最も理想的なフィット感のものの実寸(身幅や着丈)をメジャーで測り、その数値と比較することで、サイズ選びの失敗を大幅に減らすことが可能です。
アウトレット・セール情報
ピークパフォーマンスの製品は高価格帯であるため、お得に購入したいと考える方も多いでしょう。しかし、購入方法には注意が必要です。
・アウトレット店舗は存在しません
まず結論として、ピークパフォーマンスはブランド価値を維持するため、公式のアウトレット店舗を展開していません。そのため、インターネット上で見かける「アウトレット品」と称する極端に安価な製品や、非正規のECサイト、フリマアプリでの取引には十分な注意が必要です。偽造品であるリスクも否定できません。
・公式セールを狙う
正規の方法でお得に購入する最も良い機会は、公式セールです。毎期の春夏シーズンと秋冬シーズンの終わりに、直営店および公式オンラインストアにて開催されます。人気のハードシェルやダウンジャケットが30%~50%オフになることもあり、非常にお得です。
ただし、人気モデルや定番カラー、中心となるサイズ(S, Mサイズ)から早期に完売する傾向があるため、公式のメールマガジンに登録するなどして、セール情報をいち早くキャッチアップすることをおすすめします。
まとめ:ピークパフォーマンスの評判とサイズ感
この記事では、ピークパフォーマンスの評判やサイズ感、主要モデルについて解説してきました。最後に、記事の要点をまとめます。
- ピークパフォーマンスは1986年にスウェーデンで誕生
- 機能性とデザイン性を両立するのがブランドの核
- 評判は「デザインが良い」「高機能」だが「高価」
- 機能とデザインを妥協したくない人に向いている
- サイズ感はEU規格で日本よりワンサイズ大きめ
- 例:普段MならSを選ぶのが基本
- ヘリウムは波型キルトが特徴の軽量ダウン
- ヘリウムハイブリッドはダウンとフリースの複合中間着
- アルゴンライトは縫い目がない化繊ジャケットで濡れに強い
- パックゴアテックスは軽量なレインウェア
- Heli Alpineは本格的なスキー用ハードシェル
- ハイロフトは毛足が長く保温性に優れるフリース
- 直営店は札幌、自由が丘、二子玉川、大阪
- 公式アウトレット店舗は存在しない
- シーズン終わりに公式セールが開催される




















