登山やキャンプなどのアウトドア活動で、アンダーウエアの臭いに悩んだ経験はありませんか?この記事では、「モンベルのジオライン 臭い」と検索している方に向けて、ジオラインの効果や防臭性能をはじめ、実際の口コミ、サイズ感、そして他の素材との比較情報を詳しく紹介します。
特にジオライン3種類の比較や、スーパーメリノウールとの違い、クールメッシュはどんな人におすすめかといった視点からも解説します。
さらに、冬の場合におすすめのEXPモデル、夏の場合に快適なLWやクールメッシュタイプの選び方、そして下半身の冷え対策に役立つジオラインのタイツについても触れていきます。
加えて、手元の快適性を高めるグローブについても詳しく紹介しているので、ジオラインの導入を検討している方はぜひ参考にしてください。快適なアウトドアライフのために、自分にぴったりのジオラインを見つけましょう。
この記事でわかること
①ジオラインの防臭効果とその仕組みについて理解できる
②自分に合ったジオラインの種類と選び方がわかる
③他素材との違いや口コミによる実用性が把握できる
④季節別やアイテム別(タイツ・グローブ)の活用方法がわかる
モンベルのジオライン|臭いの実態とは?

✅「臭いの問題」に関して!
✅口コミ・レビュー
✅ジオライン・3種類の特徴
✅ジオラインとクールメッシュ・メリノウールの違いを比較
✅スーパーメリノウールの特性
✅ジオラインのサイズ感
「臭いの問題」に関して!

登山やキャンプといったアウトドア活動において、アンダーウエアの機能性が非常に重要だと考えています。特に体温調節や汗処理と同じくらい、「臭いの問題」は快適さや同行者への配慮という点でも無視できない要素です。
汗を多くかく状況では、衣類に残った菌が繁殖しやすく、時間が経つほどに臭いが強まる傾向があります。そのため、防臭性能を備えたウェアを選ぶことは、アウトドアライフを楽しむうえでの重要なポイントになります。
この点において、モンベルのジオラインシリーズは非常に優秀です。ジオラインは防臭性の高さが特徴の一つで、繊維自体に銀イオンを練り込むことで、臭いの元となる細菌の繁殖を抑える仕組みになっています。化学的な加工ではなく、素材そのものに機能が備わっているため、長期間使用しても防臭効果が持続しやすいという利点があります。
例えば、縦走登山や長期のキャンプなど、連日着続けることが想定される状況では、この防臭効果がとても頼もしく感じられます。実際、登山中に何枚もアンダーウエアを持ち歩くのは荷物にもなりますし、乾かす手間もかかります。
ジオラインであれば、臭いを抑えつつ快適さを保ち、着替えの回数を減らせる可能性が高くなります。ただし、万能というわけではありません。汗の量が非常に多かったり、体質的に臭いが強く出やすい人にとっては、完全に臭いを防げるわけではないという声もあります。
このため、使用後はできるだけ早く洗濯して清潔を保つことが望まれます。また、速乾性にも優れているため、洗っても短時間で乾きやすく、アウトドア環境でも扱いやすい点も見逃せません。
口コミ・レビュー

実際、多くのユーザーが「臭いにくい」と高く評価しています。日帰り登山や数日の縦走など、汗をかきやすいシーンでも臭いが気にならなかったという声は特に多く見られます。加えて、軽くて着心地も良く、肌に張り付かない点にも満足感を示す利用者が目立ちます。
一方で「完全に無臭ではない」「厚手タイプは乾きにくい」といったやや否定的な声もあります。これは、個人差や使用条件による部分が大きいですが、特に気温が低く湿度が高い環境では、厚手のEXPタイプが乾くまでに時間がかかることがあるようです。
そのため、複数枚持ち歩いたり、行動中に干す工夫が求められるケースもあります。これには、ジオラインの素材が非常に高機能である一方で、使用環境や運動量の違いによって体感に差が出やすいという背景があります。
汗かく環境のインナーは山用を着ておくが吉。モンベルのジオラインのライトウエイトは神。長袖と半袖とキャミとタイツ4枚ずつ持っています。冬も夏もインナーとして着てるのでほぼ第二の皮膚で、ないと調子崩すレベル。汗が残らないムレない匂わない速乾、暖かく涼しい。https://t.co/wubuEJPDNc
— 霜月旬 (@Jyunka) May 18, 2025
例えば、長距離のトレイルランナーや真冬の登山をする人たちは、防臭性に加えて高い保温性も求めるため、EXPタイプを非常に頼りにしています。実際、極寒の雪山登山においても体を冷やすことなく行動できたという体験談もあります。
このようなレビューは、自分の使用目的や登山スタイルに合わせて適切なタイプを選ぶ際の大切な指標となります。インナー選びで失敗しないためにも、実際の利用者の声を参考にすることはとても有益です。
ジオライン・3種類の特徴

ここでは、モンベルのジオラインシリーズにおける3つの代表的な種類について詳しく紹介します。①LW(ライトウエイト)はシリーズの中でも最も薄手で軽量なタイプで、抜群の通気性と速乾性を誇ります。
そのため、夏場や運動量の多いシーン、例えば日差しの強い登山やトレイルランニングなどで非常に重宝されます。汗をすばやく発散させ、肌に張り付かない着心地を提供してくれる点が大きな魅力です。
②MW(ミドルウエイト)は、LWとEXPの中間に位置する存在で、通年を通して使いやすいバランス型のモデルです。春や秋といった中間期にはもちろん、冬場でもインナーとして十分に機能する保温力があります。温暖な日には単体での着用も可能であり、重ね着しやすい設計も人気の理由です。
③EXP(エクスペディション)は、ジオラインの中で最も保温性に優れた厚手タイプであり、極寒の雪山登山や冬季のキャンプといった厳しい寒さの中でも身体をしっかりと保温します。裏起毛加工が施されており、肌当たりも柔らかく、長時間の着用でも快適に過ごせるよう配慮されています。
このため、季節や活動内容、さらには滞在時間などを考慮して自分に合ったモデルを選ぶことが、ジオラインを最大限活かすための重要なポイントになります。ただし、一般的に厚みが増すほどに乾きにくくなる傾向があるため、EXPなどの厚手タイプは洗濯後や着替えのタイミングに注意する必要があります。
ジオラインとクールメッシュ・メリノウールの違いを比較
ジオラインは「薄手・中厚・厚手」という分かりやすい分類がなされています。このシンプルな構造が、アウトドア初心者から上級者までに支持される理由のひとつです。
以下に「モンベルのジオライン EXP・MW・LW・クールメッシュ・スーパーメリノウール」の5種類の特徴を、比較表としてわかりやすくまとめました。参考にしてください。
特徴項目 | EXP(エクスペディション) | MW(ミドルウエイト) | LW(ライトウエイト) | クールメッシュ | スーパーメリノウール |
---|---|---|---|---|---|
保温性 | 非常に高い(極寒向け) | 高い(通年使用可) | やや低い(夏向け) | ほとんどなし(通気重視) | 高い(自然な温かさ) |
通気性 | 低め(保温重視) | 標準的 | 高め | 非常に高い(蒸れに強い) | 中程度(ウール特有の通気性) |
速乾性 | 標準(乾きにくい) | 高め | 非常に高い | 非常に高い | 標準(ウールはやや遅め) |
厚み | 厚手(裏起毛) | 中厚手 | 薄手 | 非常に薄手 | 中厚〜厚手 |
肌触り | 柔らかい起毛 | 滑らか | さらっと軽い | さらさらして涼しい | チクチクしにくく肌にやさしい |
防臭性 | 高い(銀イオン) | 高い | 高い | 高い | 高い(天然の防臭効果) |
推奨シーズン | 冬・極寒地 | 春〜冬(通年) | 夏・運動時 | 真夏・高強度運動 | 秋冬・寒冷地 |
主な用途 | 雪山登山・冬キャンプ | 通年登山・トレッキング | 夏山・ランニング・日常使い | トレイルラン・バイク・猛暑時 | 寒冷期登山・街着・低強度活動 |
耐久性 | 非常に高い | 高い | 高い | 高い | 標準(洗濯にやや注意) |
素材 | 化繊(銀イオン練り込み) | 化繊(銀イオン練り込み) | 化繊(銀イオン練り込み) | 化繊メッシュ(銀イオン) | 天然素材(メリノウール) |
これにより、シーズンごとに適したモデルを使い分けることが、快適さと安全性の両立につながるといえるでしょう。
どれだけ機能性の高いウェアであっても、使用するシーンや気候を考慮せずに選んでしまうと、本来のパフォーマンスを引き出せません。そのため、自分の活動スタイルや気温帯をしっかりと把握したうえでの選択が大切です。
スーパーメリノウールの特性

モンベルのスーパーメリノウールは、天然素材である高品質なメリノウールを使用したアンダーウエアシリーズです。ジオラインとは別のシリーズです。
極細のメリノウール繊維を採用することで、ウール特有のチクチク感を抑え、肌にやさしい着心地を実現しています。そのため、敏感肌の方でも安心して着用できるのが大きな特徴です。
最大の魅力は、天然素材ならではの高い保温性と調湿性です。繊維の内部に多くの空気を含む構造により、体温をしっかりと閉じ込めて暖かさをキープしつつ、汗などの水分は素早く吸収・発散するため、蒸れにくく快適な着用感が続きます。
また、メリノウールは天然の抗菌作用を持ち、防臭性にも優れています。長時間の着用や汗をかくシーンでも臭いが気になりにくく、冬の登山やキャンプ、通勤などさまざまな場面で活躍します。
このようにスーパーメリノウールは、天然素材ならではのやさしい着心地と高機能性を兼ね備えた、防寒インナーとして非常に優れた選択肢です。
以下に、簡単に特徴をまとめました。参考にしてください。
モンベルのスーパーメリノウールとは、天然素材の「メリノウール」を使用した高機能アンダーウエアのシリーズです。寒い季節のアウトドアや日常生活に対応するよう設計されており、以下のような特徴を持っています。
【特徴】
・高い保温性
繊維内に多くの空気を含み、体温を逃がしにくいため、非常に暖かいです。
・天然の防臭効果
メリノウールは天然の抗菌作用を持ち、汗をかいても臭いにくく、長時間の着用にも適しています。
・チクチクしにくい柔らかさ
極細の繊維を使用しているため、ウール特有のチクチク感がほとんどありません。敏感肌にもやさしい着心地です。
・吸湿性と調湿性
汗を素早く吸収して外へ発散するため、肌が蒸れにくく快適です。
ジオラインのサイズ感
モンベルのジオラインは、登山やキャンプなどのアウトドアでの使用を想定して設計されており、日本人の体型にフィットするサイズ感が特徴です。基本的には普段モンベル製品を着用している方であれば、同じサイズを選べば大きな問題はありません。
ただし、ジオラインはアンダーウエア(肌着)として密着性を重視して作られているため、ややタイトに感じる人も多いです。特に、ジオラインは体にぴったりと沿うフィット感があり、胸や腕、胴回りにしっかり密着する設計になっています。
これは体温の保持や汗の吸収、速乾といった機能を最大限に活かすためのデザインであり、運動中に余計なバタつきやもたつきを感じにくくするメリットもあります。ただし、こうしたタイトなフィットが苦手な方、あるいは少しゆとりを持って着用したいという方には、ワンサイズ上を選ぶのも一つの選択肢です。
また、ジオラインのタイツは上半身用よりもさらに密着度が高いため、ふくらはぎや太ももにフィット感が強く出やすいです。これが苦手な方や締め付けが気になる方は、着圧の弱いLWタイプや、ワンサイズ上のものを試してみるとよいでしょう。
まとめると、ジオラインは機能性を重視したタイト設計が基本で、ぴったり着ることで防寒・速乾・防臭の効果を最大限に引き出せます。ただし、着心地の好みや使用環境によっては、サイズ調整も視野に入れるのがおすすめです。試着が可能な場合は、実際に着てみてフィット感を確認することを強く推奨します。
以下に、モンベルのジオラインシリーズのサイズ感について分かりやすく解説します。参考にしてください。
- 基本は日本人の体型にフィットする設計
モンベルのジオラインは、基本的に「日本人の標準体型」に合わせて設計されています。そのため、普段モンベル製品や国内ブランドのウェアを着ている方であれば、通常のサイズ選びで問題はありません。 - ややタイトなフィット感がある
ジオラインは、アンダーウエア(インナー)として密着性を重視した作りになっており、全体的にぴったりとした着心地になります。特に以下のようなフィット感があります。
・肩や胸、腕まわりがフィットしやすい
・伸縮性のある生地で、体のラインに沿う
・ゆったりではなく「身体に沿うタイトめ」な設計
このため、「ゆとりが欲しい」「リラックスフィットが好み」という人は、ワンサイズ上を検討 してください。
- タイプ別(EXP・MW・LW)で着心地がやや異なる
・EXP(エクスペディション)
厚手で起毛素材のため、やや重みと密着感が強い。インナーとしてはフィット感が強めに出やすい。
・MW(ミドルウエイト)
適度な厚みと伸縮性で、オールシーズン着やすく、サイズ感もバランスが取れている。
・LW(ライトウエイト)
非常に薄く軽いため、フィット感はありつつも圧迫感は少なめ。風通しがよく、夏向き。
- サイズ選びの参考(目安)
サイズ 身長(cm) 胸囲(cm) ウエスト(cm)
S 155-165 86-90 72-76
M 165-175 90-95 76-81
L 170-180 95-101 81-87
XL 175-185 101-107 87-93
※ モデルや商品の型番によって多少の差異があります。
- サイズ選びのポイント
・タイトに着たい:いつも通りのサイズ(防寒性・防臭性が最大限に活きる)
・ゆったり着たい・重ね着したい:ワンサイズ上(動きやすさ・リラックス重視)
・タイツの場合は「ややフィット感が強い」ため、試着推奨
まとめ
ジオラインは高い伸縮性を持ちつつ、基本的にタイトフィットな作りです。アウトドアでの保温・速乾・防臭を目的としたインナーなので、身体に沿う着方が最も性能を発揮しやすい仕様になっています。着心地の好みや使用環境に応じて、サイズを調整してください。
モンベルのジオライン|臭いが気になる方へ

✅クールメッシュどんな人におすすめ?
✅冬場の活用術
✅夏場の活用術
✅タイツは上下セットがおすすめ
✅グローブはインナー使用が最適
✅モンベルのジオライン|臭いを抑える理由:総括
クールメッシュどんな人におすすめ?
職場の気温、真夏に最大で40度超える中、色々インナー着てきて最強だったのは
— 志月(しつき)@チーム「Phantom」 (@sirentnight1977) July 13, 2021
モンベル、ジオラインのクールメッシュ
これ凄いのめっちゃ汗かいても表面触るとサラッサラ、汗蒸れ、汗冷えしないから良いです pic.twitter.com/KaQRhS7DNT
これは特に暑い季節や高強度の運動をする方に適しています。モンベル ジオライン クールメッシュは、ジオラインシリーズの中でもとくに通気性に特化したモデルで、汗を大量にかくシーンでも衣服内の蒸れを抑え、快適さをキープする設計になっています。
細かいメッシュ構造により、熱と湿気を外に逃がすスピードが速く、体温の上昇を抑える働きもあります。例えば、夏山登山やトレイルランニング、さらにはロードバイクや長時間のウォーキングといった、運動量が多く汗をかきやすいアクティビティにおいて、その効果は特に実感できます。
動いている最中だけでなく、休憩中でも汗によるべたつきを軽減し、肌への不快なまとわりつきを感じにくいのが特徴です。また、速乾性にも優れており、濡れても短時間で乾くため、連日着用や洗濯後の乾きの早さという点でもメリットがあります。
山小屋泊やテント泊など、衣類の乾燥に時間をかけられないシーンでは非常に頼もしい存在です。ただし、素材が薄手で軽量であるため、保温力は高くありません。
そのため、標高の高い山の朝晩や風が強い稜線、あるいは季節の変わり目など、気温が低くなるタイミングでは肌寒さを感じることがあります。防寒を重視したい場合は、別のインナーやミドルレイヤーとの組み合わせを考慮すると良いでしょう。
冬場の活用術

冬場は保温性が不可欠です。気温が氷点下に達する環境下では、身体の熱を効率よく保つインナーウエアが快適さや安全性に直結します。ジオラインEXPは、その名の通りエクスペディション=極地探検のような厳しい寒さを想定して作られており、極寒環境での着用を前提に高い保温力を備えています。
裏起毛の生地が身体からの熱をしっかりと閉じ込めることで、冷えから体を守るための強力な味方となります。登山やスノーシューイング、冬季のキャンプといった寒冷なシーンでも、肌をドライに保ちながら温かさを維持してくれます。
一方で、運動量が少ない場面では体温が急激に下がるリスクがあり、さらに発汗後の汗が乾ききらずに冷える「汗冷え」にも注意が必要です。特に歩行ペースが落ちる登りのあとや、休憩時には急激に体が冷えることがあるため、こまめな換気やレイヤリング、そして必要に応じた着替えが重要になります。
アウターやミドルレイヤーと組み合わせることで、ジオラインEXPの性能をさらに引き出すことができます。こうして、冬の使用には保温性能だけでなく、汗を効率よく処理する工夫も求められます。
ジオラインEXPはその両方に対応しうる機能を備えた高性能なアンダーウエアですが、使い方によって快適さに差が出るため、環境や体調に応じて調整を行うことがポイントとなります。
夏場の活用術

夏場にはジオラインLWかクールメッシュが適しています。どちらのモデルも高い通気性と速乾性を備えており、暑さによって大量の汗をかく状況でも肌をドライに保つ機能があります。特にLWは非常に軽量で、動きやすく着心地も軽やかです。
クールメッシュは通気性がさらに強化されており、風を通しやすいため熱がこもりにくく、汗の蒸発もスムーズです。例えば、真夏の低山登山や日帰りハイキング、または高温多湿な都市部でのアクティビティでも、蒸れを軽減し快適な状態を保ちやすくなります。
また、テント泊やキャンプといった汗をかいても着替えにくいシーンでは、素早く乾くことで衣類の不快感が減少し、気分良く過ごすことができます。さらに、軽量なので荷物の重量を抑えたい人にも向いています。
エアリズムが貼りつくのが嫌でモンベルのジオライン買ってみて (クールメッシュとLW)数日着てる 。たしかに貼りつかない。今の季節だとクールメッシュよりLWのほうが好みかな? 真夏だとクールメッシュのほうがいいのかな。店舗に行ったら、間違えてLWは長袖買ってしまったがそのまま着てる……
— ショ糖 (@cho45) May 24, 2022
ただし、いずれのモデルも素材が薄手なため、強い日差しの下では肌が透けて見える場合があります。特に明るい色のものは透け感が目立ちやすいので、色の選択やインナーの重ね着などの工夫が必要になります。
また、稜線など風が吹き抜ける場所では、涼しさが快適さを超えて寒さに感じられることもあるため、体温調節しやすい服装との組み合わせがおすすめです。
タイツは上下セットがおすすめ
モンベルのジオラインタイツは、上下セットで使用することで全身の体温管理がしやすくなります。特に寒冷地でのアウトドア活動においては、足元からの冷えを防ぐことが重要であり、ジオラインタイツはそのニーズにしっかりと応えてくれるアイテムです。
体幹だけでなく脚部も温かく保つことで、長時間の活動でも快適さを維持しやすく、体力の消耗を抑えることにもつながります。
このシリーズの中でも、EXPタイプのタイツは特に高い保温性を誇ります。起毛加工された内側の生地が体温を逃がさず、外気の冷たさを遮断してくれるため、冬季の登山やスノーシューハイキング、または寒冷地での長時間のキャンプといった厳しい環境でも、下半身の冷えを効果的に防いでくれます。
タイツとしての機能だけでなく、インナーとしての役割も果たすため、ハードなアクティビティにも耐えうる設計です。ただし、ジオラインタイツは密着性のあるフィット構造であるため、ぴったりとした着心地が苦手な方にとっては、やや窮屈に感じられる可能性があります。
特にEXPタイプは厚みもあるため、締めつけ感が気になる場合があります。そのため、購入前に実際に試着し、サイズ感や着心地を確認することをおすすめします。着圧感が強すぎないMWタイプやLWタイプを検討するのも一つの選択肢です。
総じて、ジオラインタイツは寒い時期のアウトドアにおいて信頼できる防寒インナーであり、他のジオライン製品と組み合わせて着用することで、より一層の快適性と保温効果が期待できます
グローブはインナー使用が最適

ジオライン素材のグローブは、軽量でありながら程よい保温性と速乾性を持ち合わせているのが特徴です。そのため、寒い季節においても手先の冷えを軽減しながら、蒸れにくく快適な状態を保つことができます。
特に汗をかきやすい手のひら部分でも、生地が素早く水分を発散してくれるため、汗冷えによる不快感を軽減する効果があります。ジオライン特有の銀イオンによる防臭効果もあるため、長時間の使用でも臭いがこもりにくいという利点もあります。
このような特性から、インナーグローブとしての活用に非常に適しており、スキーやスノーボード、冬山登山など、極寒環境下でのアクティビティにおいてアウターグローブの下に着けることで、快適性と保温性の両立が可能となります。
重ね着をすることで保温効果が高まりつつも、内側の湿気は素早く逃がされるため、手先のコンディションが一定に保たれやすくなるのです。加えて、薄手で柔らかいためグローブの中でも指先の動きを妨げにくく、繊細な操作を必要とする場面でも使いやすいという声もあります。
ただし、防風性や防水性については素材の性質上、アウターグローブに依存します。ジオライングローブ単体では風や水を防ぐ効果は限定的であるため、単体での長時間の屋外使用は冷えや濡れにつながる恐れがあります。
そのため、状況に応じて防風・防水性に優れたアウターグローブと併用することが重要です。インナーとしての役割を意識して使うことで、ジオライングローブの性能を最大限に引き出すことができるでしょう。
モンベルのジオライン|臭いを抑える理由:総括
以下にポイントをまとめました。
・銀イオンを練り込んだ高機能素材により、長時間着用しても臭いが発生しにくい
・汗を多くかく登山やキャンプでも、衣類の臭いを最小限に抑え快適さを保てる
・繊維自体に防臭機能があるため、洗濯を繰り返しても効果が持続しやすい
・発汗量や体質によっては完全に臭いを防げないこともある
・実際の利用者からは「連日着用でも臭くならない」と高評価を受けている
・極寒地用の厚手EXPタイプは高い防臭力を持つが、乾きにくい点には注意が必要
・夏場にはLWやクールメッシュタイプが通気性に優れ、蒸れを防いで臭いにくい
・冬季には保温性の高いEXPが最適で、防寒と防臭の両方を兼ね備えている
・ジオラインは薄手・中厚・厚手の3種展開で、季節や運動量に応じて選べる
・クールメッシュモデルは高強度の運動や暑い季節に最も効果を発揮する
・スーパーメリノウールと比べて、ジオラインは速乾性と防臭性に優れる
・タイツモデルは脚部の冷えを防ぎ、全身の快適性を高めるサポートになる
・グローブにもジオライン素材が採用されており、手汗による臭いを抑えやすい
・速乾性と防臭性を備えているため、着替えの回数を減らしたい登山者にも適している
・レイヤリングやシーンに合わせた使い分けで、防臭性能と快適性をさらに高められる