こんにちは。登山やトレッキングの装備選びを心から楽しんでいる、当サイト管理人のリュウセイです。皆さんは、山歩きやキャンプの最中に「あ、今ここにペンチがあればな」「ちょっとだけこの枝を切り落としたいな」と感じたことはありませんか。
そんな時に一つあるだけで心強いのがマルチツールですが、いざ選ぼうとすると種類が多すぎて、どれが自分に合っているのか迷ってしまうのはよくあることだと思います。特に、コストパフォーマンスに優れたレザーマンのサイドキックは、これから道具を揃えたい初心者の方から、サブツールを探しているベテランの方まで幅広く注目されているモデルです。
しかし、ネットで「レザーマンのサイドキック レビュー」と検索してみると、似たようなモデルのウィングマンやレブとの違いが分かりにくかったり、日本国内で持ち歩く際の銃刀法のリスクが気になったりと、購入をためらうポイントもいくつかありますよね。
私自身、初めてマルチツールを手にした時は、その重さや機能の多さに圧倒されて「本当に使いこなせるかな」と不安になったのを覚えています。そこで今回は、私の実体験に基づいたリアルな使用感を含め、サイドキックのメリット・デメリットを徹底的に解説していきます。
この記事を最後まで読んでいただければ、サイドキックがあなたのアウトドアライフを支える「本当の相棒」になるかどうかが、きっと明確になるはずです。それでは、じっくりと見ていきましょう。
この記事でわかること
①サイドキックとウィングマン、レブの違いと選び方
②スプリングアクションが生み出す作業効率
③国内で携帯・保管するための法律上の必須知識
④25年保証を無駄にしないメンテナンス方法
レザーマンのサイドキックをビュー:基本性能と他モデルとの違い

まずは、レザーマンのラインナップの中でも非常に人気が高いサイドキックの立ち位置と、その基本性能について深掘りしていきましょう。
マルチツールと一口に言っても、その設計思想によって得意なシーンは大きく異なります。ここでは、なぜサイドキックが「アウトドア向け」と言われるのか、その理由を解き明かします。
✅ウィングマンやレブとの違いを徹底比較
✅スプリングアクションプライヤーの使い勝手
✅アウトドアで重宝するノコギリと直刃ナイフ
✅付属品のカラビナやシースの利便性
ウィングマンやレブとの違いを徹底比較

レザーマンのフルサイズ・エントリークラスには、サイドキック、ウィングマン、レブという「三兄弟」が存在します。
これらは形が似ているため非常に混同されやすいのですが、実は搭載されているツールに明確な差があります。私が実際にこれらを使い比べて感じたのは、サイドキックは明らかに「野外での活動」を意識した構成になっているという点です。
| 比較項目 | サイドキック | ウィングマン | レブ |
|---|---|---|---|
| 主要な外側ツール | ノコギリ | ハサミ | なし |
| メインブレード | 直刃(420HC) | 半波刃(コンボ) | 直刃(420HC) |
| プライヤー機構 | スプリング内蔵 | スプリング内蔵 | 手動式(バネなし) |
| 内部ツール構成 | 小型波刃ナイフ等 | パッケージオープナー等 | パッケージオープナー等 |
↓↓「視覚的にまとめたものがこちらです」

サイドキックの最大の特徴は、本体を閉じた状態からすぐにアクセスできる「ノコギリ」を装備していることです。ウィングマンはこの部分が「ハサミ」になっており、日常の段ボール開封や事務作業には便利ですが、キャンプでの焚き火作りや小枝の加工にはノコギリが欠かせません。
レブはさらにシンプルで、プライヤーにバネが入っていないため、長時間の作業では手が疲れやすいという弱点があります。
また、メインブレードが「直刃」であることも大きなポイントですね。ウィングマンの半波刃はロープの切断には強いものの、木を削るような繊細な作業では刃の波部分が引っかかってしまい、少し使いにくいことがあります。
私のように登山やキャンプを主目的とするなら、迷わずサイドキックを選ぶのが正解かなと思います。まさに、名前の通りメインの道具を補完してくれる「最高の助っ人」としての役割を追求したモデルと言えますね。
- 登山・キャンプ・釣りなどのアウトドア派 → サイドキック
- DIY・オフィス・日常のちょっとした作業派 → ウィングマン
- とにかく安く、必要最低限の機能で十分な方 → レブ
スプリングアクションプライヤーの使い勝手

サイドキックを語る上で絶対に外せないのが、このスプリングアクションプライヤーの快適さです。マルチツールを使ったことがある方なら分かると思いますが、通常のモデル(例えば上位機種のWave+など)は、プライヤーを一度握った後、自分の指でハンドルを押し広げてから次の動作に移る必要があります。
これ、数回の作業なら気になりませんが、連続して針金を曲げたり、何かを固定し続けたりする時には意外と指の筋肉に負担がかかるんですよね。その点、サイドキックはハンドル内部に絶妙な強さのバネが内蔵されているので、グリップを緩めるだけで「パッ」と口が開きます。
これが山の中で手が冷えている時や、グローブをはめている状態だと本当にありがたいんです。片手で対象物を押さえながら、もう片方の手だけでプライヤーの操作が完結するので、リズム良く作業を進めることができます。私自身、岩場でギアの調整をする時にこの機構に何度も助けられました。
ワイヤーカッターの構造に関する豆知識
ただし、一点だけ注意したいのがワイヤーカッターの構造です。サイドキックのカッターは、刃がすれ違うように切る「バイパス型」ではなく、刃同士が正面からぶつかる「アンビル型」に近い感触があります。
そのため、非常に細い針金や、ふにゃふにゃした「より線」などを切ろうとすると、切断できずに押し潰してしまうことがあります。太い針金や硬い線には強いのですが、電気配線などの精密なカットを求める場合は、専用のニッパーには及ばないということを理解しておくと、現場で「あれ?」とならずに済むはずです。
アウトドアで重宝するノコギリと直刃ナイフ

アウトドアの現場で「持ってて良かった」と心から思う機能が、サイドキックのノコギリと直刃ナイフの組み合わせです。メインブレードに使用されている420HCステンレス鋼は、レザーマンが長年採用し続けている信頼の素材。
高級鋼材のような凄まじい硬さはありませんが、その分「粘り」があり、無理な負荷をかけても刃が欠けにくいという特性を持っています。また、研ぎ直しが比較的容易なので、私のようなアマチュアでもメンテナンスしやすいのが嬉しいところです。
直刃ナイフは、キャンプでの調理からロープの端面の処理、さらにはフェザースティック作りまで、あらゆるシーンで活躍します。ワンハンドオープン用の穴(サムホール)が開いているので、プライヤーを展開しなくても親指一つでシュッと刃を出せるのが快感ですね。
ロックもしっかりかかるので、力を入れて木を削る際も安心感があります。もしあなたがナイフの扱いに慣れていないとしても、このサイドキックのナイフは非常に素直な動きをしてくれるので、入門用としても最適かなと思います。
そして、もう一つの主役がノコギリです。刃渡りは約6cmと短いものの、目立ての鋭さは本物。引く力で切る日本式のノコギリと同じ感覚で、ザクザクと木材に食い込んでいきます。
キャンプ場で見つけた少し太めの枯れ枝を、焚き火台のサイズに合わせて切り揃えたい時、このノコギリがあれば斧や大型ナイフを出すまでもなく作業が終わってしまいます。ハサミがついているウィングマンも魅力的ですが、このノコギリの安心感こそが、サイドキックを「山道具」として完成させている要素だと私は確信しています。
付属品のカラビナやシースの利便性

サイドキックを購入して箱を開けた時、本体以外に「マルチツール機能付きカラビナ」が入っているのを見て、少し得した気分になったのを覚えています。このカラビナ、おまけ程度のクオリティかと思いきや、実はかなり実用的。
栓抜き機能はもちろんのこと、先端が六角ビットのようになっているので、緊急時の軽作業に役立ちます。私はこれをバックパックのサイドポケット付近に付けて、すぐにサイドキック本体を吊り下げられるようにしています。
付属のナイロンシース(ケース)も、非常に頑丈に作られています。ベルト通しが付いているので、腰に装着して携行することが可能です。サイドキック本体には取り外し可能なポケットクリップも装備されているのですが、私のお勧めは「移動中はシースに入れ、作業中はクリップでポケットに」という使い分けです。
登山の歩行中にクリップだけでポケットに差していると、藪漕ぎの最中に枝に引っかかって紛失してしまう恐れがあるからです。せっかく手に入れた相棒を山の中で無くしてしまうのは、あまりにも悲しいですからね。
サイドキックの持ち運び方法まとめ:
- シース(ケース): 腰ベルトに装着し、脱落や紛失を徹底的に防ぎたい場合に最適。
- ポケットクリップ: キャンプサイト内など、頻繁に出し入れする際のクイックな運用に便利。
- カラビナ: バックパックの外付け用として。ただし、ブラブラするので精密な動きには不向き。
こうしたアクセサリー類が標準で充実しているのは、ユーザーが購入後すぐにフィールドへ持ち出せるように、というメーカー側の配慮が感じられますね。特に初めてのレザーマンとしてサイドキックを選ぶ場合、別途ケースなどを買い足す必要がないのは、お財布にも優しいポイントかなと思います。
レザーマンのサイドキックをレビュー:携帯時の注意ポイント

さて、ここからはサイドキックを日本国内で運用する上で、最も注意しなければならない「法的な側面」と、物理的な「重量感」についてお話しします。どんなに優れた道具も、正しく持ち運ばなければトラブルの元になってしまいます。登山家として、そして一人の市民として、ルールを守ってスマートに使いこなしましょう。
✅銃刀法違反を避けるための正しい持ち運び方
✅198グラムの重さとポケットクリップの評価
✅25年保証を維持するためのメンテナンス
✅まとめ:レザーマンのサイドキックをレビュー
銃刀法違反を避けるための正しい持ち運び方

ここが最もデリケート、かつ重要なセクションです。結論から言うと、レザーマン サイドキックは、銃刀法の規制対象となる刃物です。
メインブレードの長さが約6.6cmあるため、正当な理由なく隠して持ち歩くことは厳しく制限されています。ここで言う「正当な理由」とは、具体的に今から登山に行く、キャンプ場へ向かっている、といった明確な目的がある場合のみを指します。
よくある勘違いとして、「マルチツールだから便利だし、防災用にいつもカバンに入れておこう」というものがありますが、これは法律上、非常にリスクが高い行為です。
災害が発生した「後」ならまだしも、平時に「いつか来る災害のために」と持ち歩くことは、多くの場合、警察の判断で違反とみなされる可能性があります。特に都心部などの職務質問を受けやすい場所では、そのリスクは格段に上がります。
安全に運搬するためには、「直ちに取り出せない状態」を作ることが鉄則です。ポケットや車のグローブボックスなど、すぐに手が届く場所ではなく、バックパックの奥底に収納し、さらにケースやポーチに入れるなどして、二重三重の対策を講じてください。詳しい法解釈については、以下の公的な案内も参考にしてみてくださいね。
(出典:警視庁「刃物の持ち歩き、受入に注意!」)
198グラムの重さとポケットクリップの評価

サイドキックの公称重量は約198.5gです。数字だけ聞くとピンとこないかもしれませんが、これは最近の大型スマートフォンにケースを付けた状態とほぼ同じくらいの重さです。
手に取ると、金属の塊らしいズッシリとした手応えを感じます。この重さを「頼もしい」と感じるか「負担」と感じるかはスタイルによりますが、1gでも荷物を削りたいUL(ウルトラライト)登山のメインツールとしては、少し重い部類に入るかもしれません。
しかし、この重さは「強度の裏返し」でもあります。サイドキックは、力を入れて握り込んだ時にハンドルが不自然にたわむようなことがほとんどありません。
ステンレスの厚みがしっかり確保されている証拠ですね。付属のポケットクリップは非常に優秀で、厚手のデニム生地などにはガッチリと固定されます。
ただし、薄いナイロン製のトレッキングパンツだと、生地が重さに負けてクリップ部分が垂れ下がってしまうことがあるので、やはりベルトに装着するのが最も安定するかなと思います。
また、長く使っているとクリップを固定しているネジが振動で緩んでくることがあります。サイドキックのネジはトルクス(星形)という特殊な形状をしているため、一般的なプラスドライバーでは締め直せません。
もし緩みを見つけたら、早めに専用のビットで増し締めすることをお勧めします。こうした細かい点まで気を配ることで、愛着もさらに深まっていくはずです。
25年保証を維持するためのメンテナンス

レザーマンの製品が世界中で愛される最大の理由は、その驚異的な「25年保証」にあります。四半世紀もの間、道具の品質を保証するという姿勢は、メーカーの自信の表れですよね。
サイドキックもその対象ですが、日本国内でこの保証をスムーズに受けるためには、必ず「レザーマンツールジャパン」の正規品を購入するようにしてください。並行輸入品だと、本国(アメリカ)に送る必要があったり、修理を断られたりすることもあるようです。
保証があるからといって、使いっぱなしにするのは禁物です。特にサイドキックの420HCステンレスは耐食性が高いですが、海水の付着や濡れたままの放置は錆の原因になります。
山で雨に打たれたり、調理で水分がついた後は、必ず真水で拭いてから乾燥させてください。可動部には、定期的に低粘度のオイル(CRCや専用のメンテナンスオイル)を一滴垂らすだけで、スプリングアクションの「シャキーン」という心地よい感触がいつまでも続きます。
刃のメンテナンスについても、難しく考える必要はありません。420HCは比較的柔らかい鋼材なので、市販の簡易シャープナーや砥石で数回撫でるだけで、面白いように切れ味が復活します。
私の場合、山から帰ってきたら道具を磨く時間を設けていますが、サイドキックの金属の輝きを取り戻していく作業は、次の山行へのモチベーションを高めてくれる大切な儀式のようなものです。
まとめ:レザーマンのサイドキックをレビュー

ここまで、レザーマン サイドキック レビューとして、その機能から運用の注意点まで幅広くお伝えしてきました。
総評として、サイドキックは「アウトドアでの実用性とコストのバランスが最も優れた、初心者に自信を持って勧められる一台」だと断言できます。数万円する上位機種も魅力的ですが、この価格帯でスプリングアクションとノコギリを両立しているモデルは、他にはなかなかありません。
最後におさらいしておきましょう。
- 初めての本格的なマルチツールを探している
- キャンプや登山など、野外での「作業」を重視したい
- もしもの時に頼れる25年保証という安心感が欲しい
- 予算を抑えつつも、安物ではない「本物」を手に入れたい
マルチツールは、ただの道具ではなく、困難を解決するための知恵の一部です。サイドキックをポケットやザックに忍ばせておくことで、あなたのフィールドでの自由度は間違いなく広がるでしょう。
もちろん、正確な製品仕様や最新の保証規定については、必ずレザーマン公式サイトを確認するようにしてくださいね。法律とマナーを守りつつ、この最高の「相棒」と一緒に、新しい景色を見に行きませんか。あなたの次の山行が、素晴らしいものになることを心から願っています!


