キーチェーンサイズの決定版として多くのユーザーに愛されたレザーマン スクォート PS4ですが、生産終了のニュースが流れてからかなりの月日が経ちました。私もあの絶妙なサイズ感とプライヤーの使い勝手の良さが大好きだったので、廃番と知ったときは本当にガッカリした記憶があります。
現在、ネットショップや実店舗でも在庫を見かけることは稀で、たまに見つけても定価を遥かに超えるプレミア価格になっていることも珍しくありません。
故障した際の修理についても、正規保証を利用すると別モデルへの交換対応になるケースが多く、本来の意味でのレザーマンのスクォート PS4 の後継機を求めて彷徨っている方も多いはずです。
今回は、そんな代替品5選【マイクラ・ARC・Nextool・Gerber・SOG】の最新の評価や、今手に入る選択肢について、私の経験を交えながら詳しく解説していきます。
この記事でわかること
①生産終了したPS4の市場価値と在庫状況
②公式修理に出す際のリスクとメンテナンスのコツ
③PS4の代わりとして注目の最新マルチツール
④自分に合った後継モデルを選ぶポイント
レザーマンのスクォートPS4の後継機:最新事情!

まずは、かつての名機が現在どのような状況にあるのか整理しておきましょう。なぜこれほどまでに惜しまれているのか、そして今から手に入れることがどれほど難しいのか、現状を直視することから後継機選びが始まります。
✅絶版で在庫がない?現在の定価と中古市場の相場
✅故障時の修理対応やスプリング交換の注意点
✅代替品を検討する際に役立つ機能の比較まとめ
絶版で在庫がない?現在の定価と中古市場の相場
レザーマンの公式サイトで「Retired(引退)」のステータスになってから、レザーマン スクォート PS4の市場価格は異常なほど高騰してしまいました。かつては国内の正規代理店でも7,000円から8,000円程度、セール時ならもう少し安く買えた定価の時代が懐かしく感じられますね。
現在、Amazonや楽天といった大手ECサイトを覗いてみても、新品の在庫はほぼ壊滅状態です。稀に出品されていても、15,000円から25,000円という、元値の3倍近いプレミア価格がついているのが現状です。

なぜここまで価格が上がっているのかというと、やはり「このサイズでプライヤーとハサミを両立しているツール」が他に存在しないからです。中古市場でも、使い込まれた個体ですら当時の定価に近い価格で取引されています。
私個人としては、マルチツールはガンガン使ってナンボだと思っているので、これほどの高値を払ってコレクション用のデッドストックを買うのは、あまりおすすめできません。むしろ、その予算があれば最新のハイエンドモデルである「レザーマン ARC」などが視野に入ってきますし、実用性を重視するなら後述する他社製品への乗り換えを検討する時期に来ているのかなと思います。
もしどうしてもPS4の実機を安く探したいのであれば、地方の古いホームセンターや金物店、あるいは登山用品店の片隅にひっそりと残っている「棚卸し忘れ」を狙うくらいしか方法はないかもしれません。
ですが、そんな幸運を待つよりも、現代の技術で作られた新しい選択肢に目を向けたほうが、これからのEDC(日常携帯)ライフは充実するはずです。まずは、「PS4は伝説になった」という事実を受け入れることから始めてみましょう。
故障時の修理対応やスプリング交換の注意点
レザーマンの最大の魅力といえば、25年間の無償修理保証ですよね。ですが、レザーマン スクォート PS4のような廃番製品を修理に出す際は、注意しなければならない「落とし穴」があります。
公式の修理規定では、修理が不可能な場合に「同等の現行品」への交換が行われるのですが、現在PS4の代わりとして送られてくるのは、多くの場合「マイクラ(Micra)」です。
マイクラも素晴らしいツールなのですが、メインがハサミであり、プライヤーが搭載されていません。PS4を「精密なペンチ」として愛用していたユーザーからすれば、これは実質的なダウングレードに感じてしまうでしょう。
また、PS4で最も多い故障が「ハサミのバネ(スプリングアーム)の破損」ですが、本体がリベット留めされているため、メーカー側でも部分修理が難しく、結果的に本体ごと交換されてしまうパターンがほとんどのようです。
もし、「道具としての思い出があり、交換されるくらいなら壊れたままでも手元に置いておきたい」という場合は、保証申請時に必ず「Sentimental Value(愛着)」がある旨を伝え、交換不可の場合はそのまま返却してもらうよう指定してください。
一方で、自分でなんとかしたいという「DIY派」の間では、バインダークリップの金具を加工して自作のバネを作り、スプリング交換を行う手法も知られています。ただし、これはリベットをドリルで破壊してネジ式に改造するような高度な技術が必要になることもあります。失敗すれば完全にゴミになってしまうリスクもあるため、あくまで自己責任の世界です。
壊れてしまった愛機を前に途方に暮れる前に、現在のメーカー保証がどのような扱いになっているのか、一次情報をしっかり確認しておくことが大切です。(参照元:レザーマン25年保証について)
代替品を検討する際に役立つ機能の比較まとめ

後継機を探すとき、私たちが無意識に求めているのは「あの絶妙なバランス」です。収納時5.7cmという極小ボディに、スプリング付きプライヤー、外からアクセスできるハサミ、そして金属も削れるヤスリ。
この3要素が揃っているからこそ、PS4は神格化されました。現在、この穴を埋めるべく市場にはいくつかの有力な代替品が登場しています。
特に注目されているのは、中国ブランドのNextool(ネクストール)や、長年のライバルであるGerber(ガーバー)、そして独自のギミックを持つSOG(ソグ)です。これらの製品を比較する際に注目すべきは、「何を犠牲にしているか」です。
例えば、ガーバーのDimeは栓抜きが露出しているデザインで便利ですが、プライヤーの剛性がPS4に比べると一歩譲ります。SOGのPowerPintは圧倒的なパワーを持っていますが、サイズと重量がPS4の約2倍近くになり、「キーチェーンツール」と呼ぶには少し重すぎると感じるかもしれません。
ツール選びで迷ったら、まずは自分が「どの作業を一番重視するか」を書き出してみてください。
- 細かい針金を切ったり、小さなナットを回したりするプライヤー重視?
- 段ボールの開封や糸を切るハサミ・ナイフ重視?
- それとも、常に持ち歩ける軽さが最優先?
この優先順位が決まれば、数ある候補の中から自分にとっての正解が自ずと見えてくるはずです。以下の表で、主要モデルのスペックを改めて比較してみましょう。

🔶代替品5選
①レザーマン・マイクラ
②レザーマン・ARC
③Nextool(ネクストール)・Mini Sailor S11 Pro
④Gerber(ガーバー)・Dime
⑤SOG(ソグ)・PowerPint
レザーマンのスクォートPS4の後継機:徹底解説!

現状の市場を把握したところで、ここからは「本当に使える」後継モデルを深掘りしていきましょう。ブランドの名声ではなく、実際に手にしたときの実用性や、長く使える仕組みがあるかどうかが、現代のツール選びの鍵になります。
✅ユーザーの評価が高いNextoolを代用する利点
✅実機レビューで判明した使用感と品質の違い
✅まとめ:最適なレザーマンのスクォートPS4の後継機とは
ユーザーの評価が高いNextoolを代用する利点
今、レザーマンのスクォート PS4の後継機として世界中のEDCファンの間で最も高く評価されているのが、Nextool(ネクストール)の「Mini Sailor(ミニセーラー)」です。初めてこのブランド名を聞く方もいるかもしれませんが、実は有名なスマホメーカー「Xiaomi(シャオミ)」のエコシステムブランドとしても知られ、その工作精度は驚くほど高いんです。
このツールの最大の利点は、PS4の弱点を徹底的に研究して改善している点にあります。まず驚くのがそのメンテナンス性の高さ。PS4はリベット留めで一度ガタが出たら終わりでしたが、Mini Sailorはトルクスネジを採用しているため、ユーザー自身で締め直しや分解清掃が可能です。
これは道具を長く愛用したい人にとって大きなメリットですよね。さらに、現代の必須アイテムである「SIMカード取り出しピン」が内蔵されているのも心憎い演出です。海外旅行や格安SIMの入れ替え時など、ふとした瞬間にこれがあるだけで助かります。
もちろん、レザーマンのような「25年保証」というブランドの安心感はありませんが、その分価格は3,000円から4,000円程度と非常にリーズナブル。PS4を1本買うお金で、このMini Sailorなら4〜5本買えてしまいます。
この「壊れても買い直せる」「ガシガシ使い倒せる」という精神的な余裕こそ、実用ツールにとって最も重要な要素かもしれません。デザインも洗練されており、安っぽさは微塵も感じさせません。
もしあなたが「レザーマンというロゴ」にこだわらず、純粋に優れた道具を求めているなら、今のところこれ以上の正解はないでしょう。

実機レビューで判明した使用感と品質の違い
とはいえ、実機を使い比べてみると「あ、ここはレザーマンと違うな」と感じる部分も確かにあります。一番の違いは「重量感」と「サイズ感」です。スクォートPS4は約56gという、まるで空気のような軽さが売りでしたが、Mini Sailorは約80gあります。
数字で見るとわずか24gの差ですが、実際にキーチェーンにぶら下げてみると、その「存在感」ははっきりと違います。ポケットの中で暴れる感じが少し増すのは、ミニマリストの方には気になるポイントかもしれません。
一方で、ポジティブな驚きはハサミの性能です。PS4のハサミは小さくて可愛らしいものでしたが、Mini Sailorのハサミはかなり大型化されており、厚手の段ボールやビニール紐もストレスなくカットできます。
プライヤーについても、Nextoolは鋼材に30Cr13や、上位モデルでは8Cr13MoVを採用しており、剛性感は非常に高いです。ガーバーのDimeと比較した場合、あちらはプライヤーの先端が細く、強い力をかけるとねじれてしまうことがありますが、Mini Sailorにはその不安がありません。
塗装についても、Dimeは一週間も持ち歩けば剥げてきますが、Nextoolの処理は比較的強固です。あえて欠点を挙げるなら、ヤスリの品質がPS4に比べると少し目が粗く、爪を整えるといった繊細な作業にはPS4の方が向いていたかな、という程度です。

Nextool Mini Sailorが「買い」な理由
・スクォートPS4の構成を忠実に再現している
・ハサミが大型で、実用性が本家を超えている部分がある
・ネジ止め構造なので、自分好みの硬さに調整できる
・定価が高騰したPS4を中古で探すより、圧倒的に合理的
まとめ:レザーマンのスクォートPS4の後継機

長年、レザーマンのスクォート PS4を相棒としてきた方にとって、どのモデルに乗り換えるかは非常に悩ましい問題です。
私の結論としては、今の市場において「最も正統な後継機はNextool Mini Sailor S11 Pro」だとはっきり言えます。サイズこそ一回り大きくなりましたが、機能の充実度とメンテナンス性、そして何より適正な価格で手に入るという安心感は、他の追随を許しません。
しかし、中には「せっかく買い替えるなら、もっと性能を上げたい」という方もいるでしょう。そんな方には、前述のSOG PowerPintを強く推薦します。これはもはや「キーチェーンツール」の枠を飛び出し、フルサイズツールに近い作業効率をポケットサイズで実現した怪物です。
ギアを介した独自のプライヤー機構は、一度使うと病みつきになるほどのパワーがあります。一方で、「ハサミさえあればいい」という方は、原点回帰してレザーマン マイクラを選ぶのが、実は一番幸せになれるかもしれません。プライヤーはありませんが、その分ハサミの性能は世界最高峰です。
最近は海外からの通販で偽物や粗悪品が混じることも増えています。特にAmazonなどでNextoolやSOGを購入する際は、出荷元がAmazon.co.jpになっているか、あるいは信頼できる正規代理店であることを確認してからポチるようにしましょう。せっかくの新しい相棒選びで失敗しないよう、最終的な判断はレビュー動画なども併せて確認することをおすすめします。
レザーマン スクォート PS4が廃番になったことは確かに悲しい出来事ですが、それは同時に新しいツールとの出会いのチャンスでもあります。今回紹介したモデルたちは、どれもPS4が築き上げた「小型・多機能」という文化を受け継ぎつつ、独自の進化を遂げたものばかりです。
皆さんのライフスタイルにぴったりのレザーマンのスクォート PS4 の後継機が見つかり、日々のちょっとした不便が解消されることを心から願っています!



