マムートのマサオライトをレビュー!登山で役立つ超軽量シェルの実力

夏山の険しい岩場に立つ登山者と、マサオライトHSが夏山縦走やスピードハイクに最適であることを示すタイトル画像登山ウェア
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こんにちは、登山・トレッキング装備完全ガイドを運営しているリュウセイです。皆さんは登山のレインウェア選びで迷ったことはありませんか。

特にマムートのマサオライトのレビューを探している方は、その驚くべき軽さと高い機能性のバランスに注目していることかなと思います。本格的な山行に備えて、実際のサイズ感や重量、さらには他の人気モデルであるマイクロレイヤーやアヤコプロとの比較についても詳しく知りたいですよね。

この記事では、筆者の視点からこのジャケットの魅力や使い勝手をじっくり解説していきます。この記事を読めば、マサオライトが自分の登山スタイルに合っているかどうかがスッキリ解決するはずですよ。

この記事でわかること

①高い防水透湿性と3レイヤー構造のメリット
②サイズ選びとアジアンフィットモデルの重要性
③マイクロレイヤーやアヤコプロとの決定的な違い
④性能維持のための洗濯方法やメンテナンスのコツ

マムートのマサオライトをレビュー!驚愕の軽さを徹底分析

登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門イメージ

マムートの中でも「軽量ハードシェル」として高い人気を誇るマサオライトについて、まずはその基本的なスペックや素材の凄さから見ていきましょう。手に取った瞬間に驚くのがその軽さですが、ただ軽いだけではないのがマムートのこだわりなんですよね。

ここでは、その圧倒的な技術力と日本市場での選び方について、筆者の経験を交えて深掘りしていきます。

✅過酷な登山に対応する防水透湿性と快適な3レイヤー
✅失敗しないサイズ感の選び方とアジアンフィットの魅力
✅人気のマイクロレイヤーやアヤコプロとの違いを比較

過酷な登山に対応する防水透湿性と快適な3レイヤー

マサオライトの最大の武器は、なんといっても20,000mm以上の耐水圧20,000g/m²/24hを超える透湿性を両立している点です。数値だけ見てもピンとこないかもしれませんが、これは嵐のような土砂降りでも浸水を防ぎつつ、激しい運動で出る汗をしっかり外に逃がしてくれるスペックなんですよ。

一般的に、激しい運動を伴う登山では透湿性が20,000g以上あることが望ましいとされていますが、マサオライトはこの基準を余裕でクリアしています。これにより、登攀(とはん)時や日本の梅雨時期のハイクにおいても、ウェア内が結露でベタつくリスクを大幅に抑えてくれます。

耐水圧20,000mmと透湿性20,000g/m2/24hを実現するDRYtechnology/Pertex Shieldの3レイヤー構造図解 。
20,000mmの耐水圧と透湿性を支える3レイヤー構造

特筆すべきは、この軽さ(約233g)で本格的な「3レイヤー(3層構造)」を採用していることです。市場にある多くの軽量レインウェアは、裏地を薄いコーティングやプリントで済ませる「2.5レイヤー」が多いのですが、あれって汗をかいた時に肌にペタペタ張り付くのが不快なんですよね。

筆者も以前は2.5レイヤーを使っていましたが、汗冷えを感じたり「濡れているのでは?」と錯覚したりすることがありました。

その点、マサオライトは極薄の裏地がメンブレンを保護しつつ、肌との間に微細な空間を作ってくれるので、半袖の上に着ても常にサラサラとしたドライな着心地をキープしてくれます。日本の高温多湿な夏山を歩くなら、この「3レイヤーであること」の差はめちゃくちゃ大きいかなと思います。

2.5層構造の肌への張り付きという不快感を、マサオライトの3層構造が解決することを説明する比較イメージ 。
一般的な軽量レインウェアとの快適性の違い

DRYtechnologyとPertex Shieldの使い分け

マサオライトには、モデルによってマムート独自の「DRYtechnology Performance」や、英国の名門素材メーカーの「Pertex Shield」が採用されています。どちらも非常に高性能ですが、Pertex Shield採用モデルは特になめらかで、ハードシェル特有の「バリバリ」という衣擦れ音が少ないのが特徴です。

どちらの素材であっても、軽量化のためにプロテクションを犠牲にしないマムートの設計思想が反映されています(出典:MAMMUT公式オンラインストア)。

マサオライトの素材注目ポイント

  • 耐水圧20,000mm以上で大雨でも安心
  • 透湿性20,000g以上で行動中の蒸れを大幅に軽減
  • 3レイヤー構造なので肌離れが良くベタつかない
  • リップストップ加工ナイロンで薄くても引き裂きに強い

失敗しないサイズ感の選び方とアジアンフィットの魅力

マムートのウェアをオンラインで買う時に一番気をつけたいのが「サイズ表記のズレ」です。スイスのブランドなので、基本はヨーロッパサイズ(EUROサイズ)が基準になっているんですよね。

商品タグを見ると「EURO S / ASIA M」といった具合に併記されています。日本国内の店舗やECサイトでは「ASIAサイズ(日本サイズ)」をメインに表記しているところも多いですが、たまにEUROサイズ表記のみの場合があるので、購入前に必ず「どちらのサイズを指しているのか」を確認することが失敗しないコツです。

そこでおすすめなのが、日本人の体型に合わせて特別にパターンを引いた「AF(アジアンフィット)」モデルです。通常のグローバルモデルだと、欧米人の長い腕に合わせて袖丈が設計されているため、日本人が着ると袖が余ってダブつくことがよくあります。

しかし、AFモデルなら袖丈や着丈が絶妙に調整されているので、見た目がスマートなだけでなく、足元の視認性が良くなるという安全上のメリットもあるんです。170cm前後・標準体型の方なら、ASIA Mサイズ(EURO S)がジャストになりやすい傾向にあります。

ただし、秋口や残雪期に中にフリースや厚手のベースレイヤーを着込む予定があるなら、ワンサイズ上を検討してもいいかもしれませんね。

EUROサイズとASIAサイズが併記されたタグの確認方法と、日本人向けに最適化された袖丈・着丈の解説図 。
日本人体型に最適化されたアジアンフィット(AF)の選び方

筆者の場合、身長172cmでASIA Mサイズを愛用していますが、薄手のインサレーションなら中に着込む余裕があります。逆に「完全に夏山専用のウィンドシェル兼用レイン」として割り切るなら、ダブつきを抑えるためにタイト目を選ぶのもアリですよ。

レディースモデルについても同様に、ASIAサイズを基準に選べば間違いありませんが、女性特有のウエストのシェイプやヒップラインを考慮したカッティングになっているので、ぜひ試着して「腕を上げた時の裾の上がり具合」をチェックしてほしいです。

サイズ選びの目安(あくまで一般的な目安です)

EURO表示ASIA(日本)表示体型の目安
XSS160〜165cm前後
SM165〜175cm前後
ML175〜185cm前後
LXL180〜190cm前後

※フィット感には個人差があるため、最終的な判断は公式サイトのサイズ表を確認するか、店舗での試着を強くおすすめします。

人気のマイクロレイヤーやアヤコプロとの違いを比較

マサオライトを検討していると、同じマムートの「マイクロレイヤー(Microlayer)」や「アヤコプロ(Ayako Pro)」と何が違うの?と疑問に思うかもしれません。これらは名前が似ていたり、同じ軽量カテゴリーにいた利しますが、結論から言うと用途とスペックがハッキリ分かれています。

まず、マイクロレイヤーはマムートの中でも手に取りやすい価格帯のモデルですが、素材が2.5レイヤーなんですね。耐水圧や透湿性もマサオライトの約半分程度なので、激しく汗をかくような本格的な登攀では、どうしてもウェア内部が蒸れやすくなってしまいます。

価格重視で「キャンプやフェスがメイン」という方にはマイクロレイヤーが向いていますが、「夏山を安全に歩きたい」ならマサオライトの性能差は見逃せません。

一方で、アヤコプロはGORE-TEX(ゴアテックス)の2レイヤーを採用した、マムートのベストセラーモデルです。こちらは生地が厚手(50D〜75D相当)で非常にタフなので、岩場での擦れや藪漕ぎを伴うハードなルートでも安心感があります。

ただし、重量が約500g前後と、マサオライトの2倍以上の重さがあるのがネック。夏山で「雨が降るか分からないけどお守りとして持っていく」には、アヤコプロは少し嵩張りすぎます。

マサオライトは「携行性と行動中の快適性」に全振りした設計と言えますね。

このように、マサオライトは「軽量でありながら3レイヤーの快適さを備えた、アルパイン志向の強いジャケット」というポジショニングです。アークテリクスのベータジャケットなども競合になりますが、マムートはよりクライミング由来の動きやすさを重視したシルエットで差別化されています。

「軽さは正義だけど、快適さも諦めたくない」というワガママな願いを叶えてくれるのが、マサオライトという選択肢なんです。

エントリーモデルのマイクロレイヤー、堅牢なアヤコプロ、そして軽さと快適さを両立するマサオライトの用途・弱点・特徴をまとめた比較表 。
マムート3大ジャケット機能比較:マイクロレイヤー・アヤコプロ・マサオライト

モデル別おすすめの選び方

  • マサオライト:夏山縦走、スピードハイク。軽さと透湿性を最優先し、バックパックを軽くしたい人。
  • マイクロレイヤー:キャンプ、フェス、日常使い。ブランド力とコスパを重視し、過酷な状況では使わない人。
  • アヤコプロ:厳冬期以外のオールシーズン。重さより耐久性を重視し、街着としても兼用したい人。

マムートのマサオライトをレビュー!登山で試した使用感

登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門イメージ

ここからは、実際に山で使った時に感じる細かな機能性や、取り回しの良さについてお話しします。

マサオライトは単なる「雨具」ではなく、稜線での強風を防ぐ「ウィンドシェル」としても極めて優秀なんです。マムートが「着るギア」と呼ばれる理由が、細かいディテールに隠されているんですよね。

✅腕上げが楽な立体裁断とヘルメット対応フードの操作性
✅夏山縦走に最適なパッカブル仕様と驚きの収納サイズ
✅撥水性を復活させる正しい洗濯方法と長持ちさせる手入れ
✅まとめ|マムートのマサオライトをレビュー!

腕上げが楽な立体裁断とヘルメット対応フードの操作性

実際に着用して岩場や鎖場を動いてみると驚くのが、腕の動かしやすさです。マサオライトには「Vertical Motion Construction」というマムート独自のパターン技術が使われていて、これが本当に秀逸。

一般的なジャケットだと、腕を真上に上げると裾が一緒に引っ張られてお腹が露出してしまいますが、マサオライトは脇下のガゼット設計により、大きなアクションをしても裾がズリ上がりにくいんです。強風が吹く稜線で身体が冷やされるのを防げるのは、安全面でも非常に心強いですよ。

また、フード設計にもアルパインブランドとしてのこだわりが詰まっています。クライミングヘルメットを装着した上からでも被れるサイズ設定になっていながら、後頭部のドローコード一本で縦横のフィット感を同時に調整できます。

これが優秀で、ヘルメットなしで被った時でもフードが視界を遮ったり、風でバタついたりすることがありません。フードのツバ部分には芯材が入っているので、雨の中でも形が崩れず、雨だれが顔にかかるのを最小限に抑えてくれます。

フロントポケットが高い位置にあるのも、ハーネスやバックパックのウエストベルトとの干渉を避けるため。まさに「止まらずに行動し続けるための機能」が満載なんです。

腕を上げても裾が上がらない立体裁断、ヘルメット対応フード、500mlペットボトル以下の収納サイズを示す機能紹介 。
「着るギア」としての独自機能:立体裁断とヘルメット対応フード

こだわりの止水ジッパーとベンチレーション

フロントやポケットには信頼の「YKK AquaGuard」止水ジッパーが採用されており、雨の侵入を防ぎます。

ポケットの裏地がメッシュになっているタイプでは、ジッパーを開放することでベンチレーション(換気口)としても機能します。急な登りで体温が上がった際、わざわざ脱がなくても熱気を逃がせるのは、体力の消耗を抑える上で非常に重要なポイントですね。

筆者のつぶやき

マムートのウェアを着ると、自然と背筋が伸びるというか、登山のモチベーションが上がるんですよね。見た目のカッコよさだけでなく、その形の一つひとつに「山で生き抜くための理由」がある。それがマサオライトを使いたくなる一番の理由かもしれません。

夏山縦走に最適なパッカブル仕様と驚きの収納サイズ

このジャケットの重量は約233g(Men’s M目安)と、驚くほど軽量です。これは一般的なハードシェルの約半分の重さ。バックパックのサイドポケットや隙間にサッと差し込んでおけるので、パッキングのストレスが全くありません。

付属のスタッフサックに収納すれば、500mlのペットボトルよりも一回り小さいくらいのサイズに収まります。「今日は晴れ予報だけど、念のため持っていこう」という時でも、この軽さとコンパクトさなら迷わず持っていけますよね。

筆者が特に重宝しているのは、この「軽さ」を活かしたウィンドシェルとしての運用です。3000m級の稜線に出ると、夏でも急に風が冷たくなることがありますが、マサオライトは完全防風なので、一枚羽織るだけで体感温度が劇的に変わります。

薄手なので通気性が全くないわけではなく、激しい運動をしてもオーバーヒートしにくいのが嬉しいところ。また、生地がしなやかなので、休憩中に防寒着として中にダウンやフリースを重ね着しても、ゴワゴワせずに動きやすさをキープできます。

まさに「山行中ずっと着ていられる」万能選手ですね。

マサオライトの携帯性比較
比較項目マサオライト HS一般的なハードシェルメリット
重量約233g450〜550g肩への負担が激減
収納サイズペットボトル大1Lナルゲンボトル大ザックの容量を圧迫しない
素材の厚み薄手(20-40D)中厚手(50-70D)動きやすくレイヤリングしやすい

撥水性を復活させる正しい洗濯方法と長持ちさせる手入れ

登山・トレッキング装備完全ガイド:初心者入門イメージ

マサオライトのような高機能ウェアは、適切なメンテナンスをすることで、その性能を何年も維持することができます。初心者が陥りがちなのが「洗うと撥水が落ちそうだから洗わない」という誤解です。

実はこれ、正反対なんです。レインウェアの最大の敵は、皮脂や泥による「汚れ」です。汚れが生地の表面に溜まると、水を弾くための「撥水基」が寝てしまい、さらに汚れがメンブレンの孔(あな)を塞いで、透湿性が失われてしまうんですよ。

筆者が実践しているおすすめの洗濯方法は、まずジッパーやベルクロを全て閉じ、洗濯ネットに入れてから、香料や柔軟剤の入っていない「アウトドア専用洗剤(ニクワックスグランジャーズなど)」で洗うことです。

すすぎは念入りに行い、脱水は短時間にするか、そのまま陰干しします。そして仕上げに、「熱」を加えるのが最大のポイントです。乾燥機に20分ほどかけるか、当て布をして低温でアイロンをかけることで、寝ていた撥水成分が再び立ち上がり、購入時のような水弾きが復活します。

専用洗剤での洗濯、柔軟剤の使用禁止、乾燥機やアイロンによる「熱」で撥水基を復活させる手順の解説
撥水性能を長持ちさせる正しいメンテナンス手順

もしアイロンをかける際は、ロゴプリントやシームテープ(裏側の防水テープ)を傷めないよう、温度設定には十分注意してくださいね。

メンテナンスの注意点

  • 柔軟剤・漂白剤は絶対にNG!防水機能を破壊してしまいます。
  • 脱水機の使いすぎは生地やシームテープの剥離を招く恐れがあります。
  • 汚れがひどい場合は、洗濯機に入れる前にぬるま湯で部分洗いしておくと効果的です。
  • 保管時は、スタッフサックに入れっぱなしにせず、ハンガーにかけて通気性の良い場所に吊るしておきましょう。

※詳しい手順は必ず製品の洗濯タグを確認し、自己責任でのメンテナンスをお願いします。不安な場合は専門のクリーニング店へ相談しましょう。

まとめ|マムートのマサオライトをレビュー!

ここまで、マムートのマサオライトの魅力について深く掘り下げてきました。実際に調べてみた結論として、このジャケットは「軽さ・着心地・機能性」を非常に高いレベルでまとめた名作だと言えます。

登山における「重さ」と「蒸れ」という二大ストレスから解放されたい方にとって、これほど頼もしい相棒はなかなかいないかなと思います。

もちろん、薄手ゆえに岩場での激しい擦れには注意が必要ですが、それを補って余りあるメリットがこの一着には詰まっています。価格は決して安くはありませんが、3レイヤー構造による長期的な耐久性と、山行を快適にしてくれる透湿性能を考えれば、投資する価値は間違いなくあります。

自分に合ったサイズ、特にアジアンフィットモデルを賢く選んで、ぜひ次の山行でその「重さを感じさせないプロテクション」を体感してみてくださいね。安全で快適な登山を楽しむための、最高のアシスタントになってくれるはずですよ。

重量233gと3レイヤーによる快適さを兼ね備え、重さと蒸れから登山者を解放するマサオライトの最終結論スライド 。
結論:軽さと快適さを求める登山者のための最適解

マサオライトはこんな人におすすめ!

  • 夏山の縦走やスピードハイクで荷物を1gでも軽量化したい人
  • 雨の日でも運動量が多く、ウェア内の蒸れを極限まで抑えたい人
  • 日本人の体型に合った、スマートで動きやすいシェルを探している人
  • ウィンドシェルとしても兼用できる万能な一着が欲しい人

※最新の価格や在庫状況、モデルチェンジ(マサオライト 2.0など)の情報については、必ずマムートのオンラインショップや正規取扱店で最新情報を確認するようにしてくださいね。最終的な判断は、ご自身の登山スタイルやフィールドに合わせて慎重に行うことをおすすめします!

(参照元:Grangers(グランジャーズ)
(参照元:NIKWAX | 株式会社エバニュー)

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