ワークマンで揃える夏登山レディースコーデ：初心者向け10選！

「ワークマンで夏の登山ウェアを揃えたいけど、たくさんあって何を選べばいいか分からない…」 「登山初心者だから、機能や選び方で失敗や後悔をしたくない」

ワークマン女子という言葉が生まれるほど、今や多くの女性から支持されるワークマン。その魅力は、アウトドアや登山シーンでも十分に発揮されます。この記事では、夏登山にワークマンのウェアをすすめる理由から、具体的なアイテム選びまでを徹底解説します。

例えば、動きやすいお勧めのクライミングパンツや、汗ばむ季節に快適な冷感クライミングシャツ、そして山の急な天候変化に備えるためのイナレムレインスーツと2WAYパンツは、登山コーデの基本となるアイテムです。

さらに、標高の高い場所での体温調整に役立つメリノウール長袖ラウンドネックや、寒さに備えたい方向けのサーモメリノ　ロングタイツも視野に入れると、より安心して登山に臨めます。

足元は、初心者向けに開発されたトレックシューズ　アジムと、快適性を左右するメリノウールのアウトドアソックスが最適です。また、肌に直接触れるベースレイヤーとして、高機能なシン・インナーシリーズを選ぶことで、登山の快適さは格段に向上します。

この記事を読めば、あなたにぴったりのワークマン夏登山レディースコーデがきっと見つかるはずです。

始めるなら！ワークマン夏登山レディースコーデ入門

なぜ？ワークマンのウェアをすすめる理由

ワークマンの製品が多くの登山者に支持される最大の理由は、その圧倒的なコストパフォーマンスにあります。本来、登山用品は専門性が高いため高価になりがちですが、ワークマンは高品質なアイテムを驚くほど手頃な価格で提供しています。

この価格設定を実現できる背景には、ワークマンが長年、過酷な現場で働くプロ向けの作業服を開発してきた歴史があります。そこで培われた防水性、耐久性、撥水性といった技術が、アウトドアウェアにも応用されているのです。

そのため、低価格でありながら、登山の基本的な要求性能を満たす製品が数多く見つかります。また、近年では「ワークマンプラス」や「#ワークマン女子」といった新業態を展開し、機能性だけでなくデザイン性にも力を入れています。

普段使いもできるおしゃれなデザインや、女性らしいカラーバリエーションが豊富に揃っているため、いかにも登山服といった見た目に抵抗がある方でも、ファッションの一部としてコーディネートを楽しめます。

これらの理由から、特に「これから登山を始めてみたい」という初心者の方が、初期費用を抑えながら必要十分な機能を持つウェア一式を揃えるのに、ワークマンは最適な選択肢の一つと考えられます。

涼しく快適な冷感クライミングシャツ

夏山の登山で最も気になるのが、大量にかく汗の処理です。汗で濡れたウェアが肌に張り付く不快感や、汗が冷えることによる体温低下は、体力を消耗させる大きな原因となります。こうした問題を解決してくれるのが、ワークマンの冷感機能を備えたクライミングシャツです。

これらのシャツには、汗を素早く吸収し、生地の外側へ拡散させて乾燥を促す「吸汗速乾」機能が備わっています。これにより、肌面を常にドライな状態に保ち、汗冷えのリスクを軽減できるのです。

さらに、肌に触れるとひんやりと感じる「接触冷感」素材が使われている製品もあり、炎天下での登山でも涼しく快適な着心地が持続します。

また、登山中は長時間にわたって紫外線を浴び続けるため、UVカット機能も欠かせません。ワークマンのシャツの多くはUVカット機能を備えており、日焼けによる肌へのダメージや体力消耗を防いでくれます。

ただし、製品によっては生地が薄く、特に淡い色は汗をかくと肌が透けて見える可能性があります。気になる方は、インナーの色を工夫したり、濃い色のシャツを選んだりすると良いでしょう。機能性と快適性を両立したシャツは、夏登山の必需品と言えます。

動きやすさ抜群！お勧めのクライミングパンツ

登山の服装において、下半身の動きやすさは非常に大切です。足の上げ下げがスムーズに行えないと、疲労が蓄積しやすくなるだけでなく、段差での転倒リスクも高まります。ワークマンのお勧めのクライミングパンツは、こうした登山の動きを徹底的に考慮して設計されています。

最大の特長は、股部分に採用されている「クライミングカット」です。これは股下の縫製を工夫することで、180度の開脚も可能にする特殊な立体裁断で、足を大きく開いたり高く上げたりする動作を妨げません。生地自体にもストレッチ性が高い素材が使われており、膝の曲げ伸ばしも非常にスムーズです。

また、女性に嬉しいポイントとして、すっきりとした細身のシルエットでありながら、動きやすさを確保している点が挙げられます。これにより、機能性を損なうことなく、スタイリッシュなコーディネートが可能です。

製品によっては、撥水加工が施されているものもあり、小雨や朝露で濡れた草木の中を歩く際にも安心感があります。一方で、本格的な岩稜帯を歩くようなハードな登山においては、専門のアウトドアブランドのパンツに比べて生地の耐摩耗性が若干劣る可能性も考えられます。

とはいえ、一般的なハイキングや中低山の登山で着用するには、十分な性能と動きやすさを提供してくれます。

以下に、ワークマンのクライミングパンツを３つほど解説します。参考にしてください。

夏登山に最適なインナー「シン・インナーシリーズ」

登山におけるウェアの考え方の基本は「レイヤリング（重ね着）」です。そして、その土台となる最も肌に近い部分で着用するのがベースレイヤー、すなわちインナーです。ワークマンの「シン・インナーシリーズ」は、夏登山のベースレイヤーとして優れた機能を発揮します。

このシリーズの最大の役割は、汗をかいた肌を素早く乾かし、汗冷えを防ぐことです。登山中は運動によって体温が上がりますが、休憩中や風に吹かれた際には急激に体温が奪われます。

濡れたインナーを着続けていると、この汗冷えによって低体温症に陥る危険すらあります。シン・インナーシリーズは、吸汗速乾性に優れた素材を使用しているため、汗を素早く肌から引き離し、体をドライに保つのです。

加えて、夏向けのモデルには吸放湿性や接触冷感、UVカットといった機能も備わっています。これにより、ベタつきを抑え、涼しく快適な着心地を維持しながら、紫外線から肌を守ることが可能になります。

インナーを選ぶ際は、体に程よくフィットするサイズを選ぶことが大切です。体にフィットすることで、汗を効率的に吸い上げることができます。デザインやカラーも複数展開されているため、上に着るシャツとのコーディネートを考えながら選ぶのも良いでしょう。

体温調整に役立つメリノウール長袖ラウンドネック

「夏山で長袖？」と疑問に思うかもしれませんが、標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がると言われており、夏でも高山や天候の急変時には肌寒く感じることがあります。ワークマンのメリノウール長袖ラウンドネックは、こうした状況で活躍する優れたベースレイヤーです。

メリノウールは、天然の高機能素材として知られています。その特長は、優れた「調温機能」にあります。暑いときには汗を吸収して気化熱で涼しさを保ち、寒いときには繊維の縮れ（クリンプ）が多くの空気を含むことで、保温性を発揮します。つまり、一枚で幅広い温度帯に対応できるのです。

さらに、吸湿性も非常に高く、汗をかいても肌面をドライに保ち、汗冷えを防ぎます。天然の抗菌防臭効果も備わっているため、長時間着用しても汗の臭いが気になりにくいのも、登山においては嬉しいポイントです。

ワークマンの製品は、メリノウール100%でありながら非常に手頃な価格で手に入ります。薄手の生地なので、夏山での防寒・体温調整用としてザックに入れておいても邪魔になりません。日差しの強い稜線で日焼け対策として着用したり、休憩中に羽織ったりと、一枚持っていると非常に重宝するアイテムです。

寒さ対策にインナーのサーモメリノ ロングタイツ

前述の通り、夏山でも状況によっては寒さを感じることがあります。特に、早朝に出発する場合や、山小屋で宿泊する縦走登山、あるいは体質的に寒がりな方にとっては、下半身の冷え対策も考えておくと安心です。ワークマンのサーモメリノ　ロングタイツは、そうしたニーズに応える保温インナーです。

このタイツは、保温性に優れたメリノウールと、肌触りの良いレーヨンなどを混紡しているのが特長です。メリノウールの持つ調温・吸湿性に加え、滑らかな着心地を追求しており、長時間の着用でも快適さが持続します。

クライミングパンツの下に一枚履くことで、冷たい風による体温の低下を防ぎ、安心感を高めることができます。ただし、注意点として、晴天時の日中や運動量の多い低山ハイキングで着用すると、暑すぎると感じる可能性があります。

このタイツは、あくまでも寒さが想定されるシーンでの補助的な防寒具と位置づけるのが適切です。例えば、「山頂での休憩時間が長くなりそうな時」「天候の悪化が予想される時」「秋口の登山」といった場面で活躍するでしょう。

自身の登山スタイルや体質に合わせて、必要かどうかを判断することが求められます。普段使いの防寒インナーとしても活用できるため、一枚持っておいて損はないアイテムです。

全身揃う！ワークマン夏登山レディースコーデ：必須ギア

イナレム｜ストレッチレインスーツとイナレム2WAYパンツがベストチョイス

山の天気は非常に変わりやすく、さっきまで晴れていたのに急に雨が降り出すことは日常茶飯事です。そのため、登山の際は必ずレインウェアを携帯しなくてはなりません。ワークマンの高機能レインウェア「INAREM（イナレム）」シリーズは、登山に求められる性能を備えながら、驚きの価格を実現しています。

レインウェアに必須の性能とは？

レインウェア選びで見るべき数値は「耐水圧」と「透湿度」です。耐水圧はどれだけの水圧に耐えられるかを示す防水性の指標で、登山の目安は10,000mm以上とされます。一方、透湿度はウェア内部の蒸れをどれだけ外に逃がすかを示す指標で、こちらも10,000g/m²/24h以上あると快適とされます。

ワークマンのイナレムシリーズは、この基準をクリアする高いスペックを誇ります。

上下別での購入がおすすめ

イナレムストレッチレインスーツは上下セットで非常に高コスパですが、登山で使うならジャケットとパンツを別々に揃えることをお勧めします。その理由は、別売りの「イナレム 2WAY パンツ」にあります。

このパンツは、裾がファスナーで大きく開くため、登山靴を履いたままでもスムーズに着脱が可能です。雨が降ってきた際に素早く対応できるこの機能は、登山において非常に有利です。

セットのパンツは裾が開かないため、一度靴を脱ぐ必要があり、手間がかかります。ジャケットはスーツのものを選び、パンツは2WAYパンツを組み合わせることで、1万円以下で高性能な登山のレインウェア一式が完成します。

ワークマン女子限定・トレックシューズ　アジム

登山において、足元を支える登山靴は最も重要な装備の一つです。ワークマンが2024年に発売した「トレックシューズアジム」は、3,900円という破格の値段でありながら、登山の入門用として十分な機能を備えています。

このシューズは、足首を保護してくれるミッドカットタイプであり、不整地での歩行を安定させてくれます。最大の特長は、ワークマン独自の防水透湿素材「INAREM（イナレム）」を内蔵し、接地面から6cmの高さまで防水機能を持っている点です。

これにより、ぬかるんだ道や急な雨でも靴内への浸水を防ぎ、快適な状態を保ちます。また、片足約420g（26cm）とミッドカットの登山靴としては軽量な部類に入り、軽快な足運びをサポートします。

使用上の注意点

多くのメリットがある一方で、価格を考えるといくつかの注意点も存在します。複数のレビューによると、乾いた路面では問題ないものの、雨で濡れた岩や木の根の上では、専門メーカーの靴に比べてグリップ力が劣り、滑りやすく感じることがあるようです。

また、幅広な設計のため、足が細い方は下り坂で靴の中で足がズレる感覚を覚えるかもしれません。これらの点を踏まえると、トレックシューズアジムは、岩場が少なく比較的整備された中低山のハイキングや、これから登山を試してみたいという方の最初の一足として最適と言えます。

キャンプなどのアウトドアシーンで気軽に使える防水シューズとしても活躍するでしょう。

登山に必須のメリノウール　アウトドアソックス

以前ワークマンで購入したメリノウールソックスが良かったのでリピ購入💸履き心地良く蒸れにくい🙂
ワークマンにしてはやや高め価格だがアウトドアショップとかだと、この倍ぐらい値がすると思う📝
年がら年中ブーツ履く仕事なので質の良いソックスは何足あってもよし👣カラーリングも気に入ってます🙂 pic.twitter.com/ZcESnzVlSL

— マサ・Y中 (@masa_ynaka) September 17, 2020

登山靴の性能を最大限に引き出し、足元の快適さを保つためには、ソックス（靴下）選びが極めて大切です。ワークマンのメリノウール　アウトドアソックスは、登山用ソックスに求められる機能を高いレベルで満たしています。

主素材であるメリノウールは、前述の長袖シャツと同様に、天然の調温機能と優れた吸湿速乾性、そして防菌防臭性を備えています。長時間の歩行で汗をかいても、湿気を素早く吸収・発散させることで、靴の中をドライに保ち、不快な蒸れや靴擦れの原因となる皮膚のふやけを防ぎます。

また、登山用のソックスは、日常使いの靴下と比べて厚手に作られており、優れたクッション性を持っています。これにより、地面からの衝撃を和らげ、足裏への負担を軽減してくれます。ワークマンの製品も、必要な部分が厚く編まれており、足をしっかりと保護する設計になっています。

以前はユニセックスの展開が主でしたが、近年では女性向けのサイズやカラーも登場しています。快適で安全な登山は、まず足元から始まります。高機能な登山靴を選んでも、ソックスが不適切では意味がありません。登山靴と合わせて、ぜひ専用のアウトドアソックスを準備してください。

怪我防止にグローブもワークマンで揃える

おはようございます☀
ワークマンで購入した防水グローブ。
全く手が濡れず、蒸れない✨✨

強いて言うなら、もう少しだけ厚めなら良いなぁ😊

買って良かった♪ pic.twitter.com/hEmq3vazAH

— テルル (@Bike_boy92) May 21, 2025

登山中に意外と見落としがちな装備がグローブ（手袋）です。しかし、グローブは様々な場面で手を保護してくれる重要な役割を果たします。

①転倒時の怪我防止です。登山道では、バランスを崩してとっさに手をつく場面が少なくありません。その際、素手だと鋭い石や木の枝で手を切ってしまう危険がありますが、グローブをしていれば、そうした怪我のリスクを大幅に減らすことができます。

②岩場や鎖場での手の保護です。岩や鎖を掴んで体を支えるような場面では、グローブが滑り止めの役割を果たすとともに、摩擦による手のひらの皮むけを防いでくれます。

③防寒と日焼け対策です。標高の高い場所では夏でも手が冷えることがあり、グローブは体温の低下を防ぎます。また、手の甲は日焼けしやすい部分でもあるため、UVカット機能のあるグローブは日焼け対策としても有効です。

ワークマンでは、作業用で培ったノウハウを活かした、丈夫でフィット感の良いグローブが多数販売されています。「ラムレスキュー手袋」のように、しなやかで操作性の良い革製のものから、通気性の良い夏用のものまで、用途に合わせて選ぶことができます。

まとめ：ワークマンで揃える夏登山レディースコーデ

この記事では、ワークマンのアイテムで揃える夏登山レディースコーデについて、具体的なアイテムとその選び方を解説してきました。最後に、安全で快適な登山を楽しむためのポイントをまとめます。